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仕事と家庭の両立って(1)

私の両親は、小学校時代に終戦を迎え
行きたい学校も、思うようには選べなかった時代を生きてきました。

結婚し、私を育ててくれた時期は、高度成長期。
学校の成績も競争し、どんな学校に行くのか
どんな大学に進むのか、そんな話題ばかりの中

大学に行くことは勧めてくれたものの
自由に、自分のやりたい事、必要な事を学ぶ学校に行きなさい

こういう大学に行こうと思う。と話すと、
行く「意味」をいつも聞かれていました。

どうして行こうと思った?
何のためにその大学や学科を選んだ?

そして、「人と違う事をしなさい」と、必ず言います。

結論私が選んだのは、「美術大学」
両親はとても喜んでくれました。

こんな両親に育てられたわけですから

大学に行くことも、その先の仕事も
家庭の在り方も、自分で創造していくんだなと
私は、希望に燃えていました。

ところが、嫁ぎ先の両親は
私の両親と同じ年代ではありましたが
地方の違いなのか、そもそもの考え方の違いなのか

学校は腰掛であると
大学卒業の資格はもらったのだから
これからは主婦として、家庭に入りなさいという考えでした。

私は、実は大学3年生の時に出産し
4年生は子連れで通い
卒業をしてから
仕事を諦めて東京から愛知県に来たのですが

卒業後、お勤めをしていないことについては
普通ではないことを自覚するようにと
言われました。

また、子供が中学生になるまでは
仕事をするなどという事は考えてはいけないと言われました。
あなたの役割はなんですか?
母親ですよ。

その時の若い私はただただ猛反発をしました。なぜなら私の考えとは違っていたからです。

つづく



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