~パープルリボン~私が伝えなくてはいけないこと。
パープルリボンってご存知ですか?
私は数年前まで知りませんでしたよ。
この記事を書くにあたり、検索してみたのですが
パープルリボンは3種類存在しています。
1つは、膵臓ガンのパープルリボン
それから、アルツハイマーのパープルリボン
最後に、ドメスティックバイオレンスのパープルリボンです。
私は以前、ドメスティックバイオレンスのシェルターにいたことが、あるのですが、
そこでパープルリボンについて学びました。
10月はドメスティックバイオレンスのパープルリボン月間なのです。
さて、シェルターで私は2年あまりもお世話になりました。
DVのクラスは300時間以上受けました。
これらのクラスはちょっとした、再洗脳のような意味合いがあります。
これは私の意見ですが、DV もカルトや薬やアルコールなども依存から立ち直るには、同じような手法を用いるのだと思います。目から鱗というけれど、あれよあれよと、目が覚めるのです。
はじめてクラスを受けた時には、英語なので何を言っているかもわかりませんでした。
なにせ、その10ヵ月前までは日本にいたし留学どころか語学学校にも行ったこともなかったので、ほとんど理解出来ませんでした。当然といいえば当然です。(辞書とか携帯とかなかったんです。当時は所持品ゼロでした。)
クラスは3ヶ月がワンクールになっていて、ラッキーなことに私は繰り返し繰り返し何回も、同じクラスを受けることになったので、そこで英語も培われました。
シェルターというと地下にある秘密部屋のようなイメージがあるかも知れませんが、地上にありましたし、実際は、外国の学生寮みたいなところです。
私のいたシェルターは噂によると世界一の規模の場所で、
常時100何十人のDV サバイバーがいました。
想像を絶しますよね?
四人部屋だったけどカオスでした(笑)
優しいあなたは、私が誰かにボッコボコにされたのかい?
なんてことだ。かわいそうにと一瞬でも思われたかも知れませんが、安心して下さい。(吐いてませんよ。)
実は、その想像とは違います。
正直、私はクラスを受けるまで、わたしが被害者であることに気づいていませんでした。
なんてマヌケなことでしょう。
普通は、シェルターにいる時間は、1ヶ月か3ヶ月くらいでしょう。
それぞれにプログラムが作られ
目標に達していなかっら追い出されてしまうし、
自ら出ていくならいつでも出ていけるのです。
ボッコボコにされたわけでもないのに、
なんでプログラムが2年に及んだのか、
本当の理由はわかりませんが
あのプログラムがなければ、今ごろどうなっていたか
想像がつきません。
通常は10ヵ月くらいで9割以上の人がプログラムを終えています。
私が住んでいるところでは、4人に1人がDVの関係にあると言われていますが
ひょっとしたら、日本も似たり寄ったりなのかも知れません。
多いですよね?
でもですよ。
自覚のなかった私がDVの被害者と呼ばれるんですから
あなたもその可能性があるかもしれませんよ。
それを考えるのがパープルリボンなのです。
さてさて、自覚していないアナタの為に検索してみました。
~ウキペディアより抜粋か~
DVでいう虐待には以下の種類がある。
種類 例
経済的暴力
遊興費を著しく制限したり与えなかったりする。
生活費を著しく制限したり与えなかったりする。
無計画な買い物や借金を繰り返す。
家の金を持ち出す。
仕事を制限する。
社会的隔離
電話や手紙の相手や頻度を制限する。
近親者を実家や友人から隔離する。
外出を制限する。
身体的虐待
衛生を省みない(掃除や洗濯を怠る)。
粗末な食事や不健康な食事を頻繁に出す。
食事を制限したり与えない。
必要な冷暖房や衣服を差し控える。
必要な医療を差し控える。
物理的な暴力行為をする。
心理的虐待
終始行動を監視する。
電話や電子メールなどの通信履歴をチェックする。
精神的に負担となる行為を意図的に繰り返し行う。
無能、役立たずと蔑む。
他人の前で欠点をあげつらう。
無視する(ネグレクト)。
出て行けと脅す。
インターネット上に名誉を汚す書き込みや画像の掲載をする。
子供や身内やペットを殺すなどと脅したり自殺をほのめかしたりする。
恫喝したり日常的に罵る。
他の種類の虐待を臭わせてコントロールする。
性的虐待
過度に嫉妬する。
性的必要を顧みない(性交を差し控える)あるいは逆に性交を強要する。
恥辱的あるいは不道徳な行為を強要する。
性器や性的能力について侮辱する。
人工妊娠中絶をさせない(中絶賛成派の場合)。
あなたは大丈夫ですか?
これを読んだ方の4人に1人はこころあたりがあるはずですよ。
コ口ナ禍において、
私が一番危惧したのがDV家庭の増加でした。
私が心配しても何も変わらないんですけどね。
いわゆる、怪我や青アザができるような暴力の場合、
すぐに医者に行き診断書を貰うように言われます。
私の住む国では、それが当たり前です。
医者は警察に連絡する義務がありますし、
シェルターでいると、何人かは病院から送り込まれてくる人もいました。
目に見える怪我は、跡に残ることもありますが、やがて癒えることかほとんどです。
そしてそして問題は心の傷です。
再洗脳をしても、DVの精神的なダメージから抜け出すまでに7年かかるとも言われています。
薬物依存やアルコールと同じで依存してしまうことが多いようです。実際に、シェルターにいるにもかかわらず、加害者の元に帰る人もいます。
あなたが万が一こころあたりがあるなら、
その関係から、逃げるのが正解です。
たとえあなたが安全に生活をしていても、まわりの誰かがDV の関係にあるかもしれませんよ。
お友達が4人いるなら1人は紛れている計算です。
私は敏感過ぎて、スーパーや街中でも、DV関係にある人を察知してしまうことがありますが、
悲しいことに、私は彼らの関係を止めることは出来ません。
今回1つ、出来たことは、
この記事を書いたこと。
何名かに読んでもらえること。
もう1つは、パープルリボンに寄付すること。
出来ることは少ないけれど
寄付される人から寄付する人になれたことは
喜ぶべきだなと思います。
あなたとあなたのまわりの人たちが、
安全な毎日を送れますように
今日はこのへんで
赤 和歌子
とんでもないことでございます。