【笑いあり涙ありグルメあり歴史あり冒険ありのツアー報告:その3】

津和野のメインストリート「殿町通り」は、城下町のたたずまいが残る通り。 どのお店も、どのお宅も、通り沿いに面した部分は、日中は戸を開け放ち、中を見られるようになっていました。  

<登録有形文化財の嵐> 

鯉にばかり気を取られていましたが、街並みを見渡すと、なんとも風情あるたたずまい。ここは古い城下町の雰囲気を残す、津和野のメインストリートでした。 軒並み、入り口の板塀にきらめくのは「登録有形文化財」のプレート。ざわざわするほどの登録有形文化財ストリート、こりゃすごい。 いいから鯉見たい!お店や道端の地元の方に「鯉はどこですか?!」と聞きまくる私たち。そんな鯉好きか!しかしみなさんの答えはだいたい「左に行くとありますよ」なので、何度も道を間違えたわよ。球磨弁の有名なフレーズ「ぎゃん行ってぎゃん行ってぎゃん」を思い出しました。それじゃ観光客には分からんて!  

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<ついに発見!「ザ・津和野」な風景>

 酒蔵に寄り(同行のふみか先生厳しい目で試飲)、和菓子屋に寄り(お赤飯のおはぎ「直会餅」食べた)、雑貨屋に寄り(買うの我慢した私たちエライ)つつ歩いていると、おっ、もしかしてもしかして!例のなまこ壁っぽいなにかが遠くに見えるぞ! シュタッと小走りで行くと、そこにありましたよ。これぞ津和野。あこがれの景色を見た最初の感想は、「鯉、太ってん(´・ω・)(・ω・`)ネー」。ひととおり撮影会を済ませて最後の感想も、「鯉、太ってん(´・ω・)(・ω・`)ネー」。 つまり津和野の感想は「鯉、太ってん(´・ω・)(・ω・`)ネー」。

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<畳敷きのカトリック教会>

 殿町通りは、史跡通り。藩校養老館跡、郡庁跡、津和野藩家老多胡家表門、カトリック教会ほか、見ごたえある建築物が数多く、ゆったり見学するのがとても楽しいです。 どちらも目を見張るほど美しく保全されていましたけれども、特に心に残ったのは、カトリック教会。こちらは、長崎・浦上の隠れキリシタン弾圧の後、一部の教徒が津和野へ送られ、うち37名がめちゃくちゃな拷問の末に殉教したという歴史に由来するそうです。 カトリックの国、ベルギーで素晴らしい教会を多く見てきたわたくしも、独特の小ぢんまりとした畳敷き礼拝堂とステンドグラスを眺めつつ、心打たれるものがありました。

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