はじめに−YOGA:ヨガとは?
ヨガとは、単に体の鍛錬ではありません。
確かにそのように認識はしていたけれども、インドに暮らしながらもヨガ哲学についてしっかり学ぶ機会は今までなく、むしろ避けていたかもしれないと思います。
「避けているということは、意識をしていることでもある」といいますが、この2020年のロックダウンという状況の中で、とうとう縁が巡りヨガ哲学の勉強を始めました。
YOGA SUTRA(ヨガ哲学)の授業は大変丁寧に進みます。YOGAの意味も知らなかったという全くの初心者、知識が浅ければ、的確な質問もできない、、。それでも噛み砕いて説明をしてくれる先生(グルジ)に感謝です。
ちなみに私が学んでいるのはインド政府、教育省(Ministry of Education)*のプログラムです。
*旧Minister of Human Resource Development(人材育成省)
YTTP(Yoga Teacher Training Program)
http://comp-ueda.sakura.ne.jp/yttp/lp0730.html
YOGAの語源
教科書には、YOGAという言葉について下記のように記されています。
YOGA=Union(結合), Integration(統合)
また、パタンジェリはこのようにも言っています。
Samadhi is Yoga ヨガとはサマディそのものである。
それはさておき、、。
言葉を掘り起こすと、このYOGA(ヨガ)という綴りと発音は西洋に渡ってからのもので、今に至っているのだそうです。
語源はサンスクリット語の、YUJ(ユジュ)。
このユジュは昔々、戦いの際に馬を横にしっかりと繋げた重くて頑丈な道具の名前。そうして馬を落ち着かせることにより、戦いに集中することができたのだそうです。絵では牛ですが、こんな感じです。
そしてこの教えはYOG(ヨグ)と呼ばれ、さらに西洋に渡ってYOGA(ヨガ)となったということなのです。
YOGA SUTRA(ヨガ哲学)
このYOGA SUTRA(ヨガ哲学)という書物は、パタンジェリという聖者により、195章のシュローカ (śloka:サンスクリット語の詩)によって綴られたものです。ヨガは書く文化がない頃から存在したもので、パタンジェリは、ヨガの生みの親ではなく、ヨガの教えをYOGA SUTRAとして書物に残した聖者でした。
話はそれますが、このパタンジェリは、アーユルヴェーダの知識にも長けていたとされています。読んでいくと、アーユルヴェーダとの繋がりを深く感じます。
ヨガは深かった
ヨガとは?という質問には、初心者の私がまだまだ答えられるものではないようですが、グルジはヨガによって、人生が改善すると言っています。
ヨガはより良い生き方を身に付けるための教えである。
継続して心身ともに鍛錬することが、道である。
ヨガのお話、自分の鍛錬の一つとして続けていきます。
今日はここまで。
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