電話で出来る事は意外と少ない

ここのところ雨や曇りの日が多い。
気圧に体調が左右される方々にとっては過しにくい時期だろう。
どうかご自愛頂きたい。

さて、お笑い以外の仕事が、6月から電話応対がメインになった。
本当に申し訳ないのだが僕はなるべくなら怒られたくない人間である。
ましてや自分とはほぼ関係ないことで怒りをぶつけられる電話応対など、
絶対にやりたくはないと思っていたし、今でも向いているとは思っていない。
ただ30超えた今、一番嫌なのは「自分がそこに居たい訳ではないのに、自分が居なくても成立する場に居る」ということだ。
電話応対の業務はそこに居たい訳ではなかったが、自分が居なくては成立しなかった。
必要とされるのが嬉しい。僕は都合のいい男だ。必要とされれば誰にだって抱かれに行く。
はぁ?

そんなこんなで電話応対を最近本格的にやっているのだけど、
苦手だと思っていたことにも飛び込んでみるのも意外と悪くない印象である。
今まで自分が知ろうともしなかった訳だから、学びも多い。
日本には未だに、電話至上主義みたいなものが多少なりともあって、
「電話さえすればなんとかなる」「電話の方が早く解決できる」と思ってる人間が若い人を含めて結構いることに驚いた。
そりゃ、昔は電話しかなかったので電話が一番早かっただろうが、
今は様々な連絡手段があるし、そのサービスによって向いている連絡手段があるはずである。
実際、電話で対応が難しいものもあるので、電話とは別の窓口を案内することがあるのだが、
そうすると電話が至高と考えていらっしゃっる方々にとっては、
「なんで電話をしたのに何もしてくれないのか?」と温度感が高くなる。
そうなってくるとあとはもうほぼ不毛なやりとり。

そこまで「電話こそ至高」に固執する原因はなんだろ?
電話だけじゃない。
僕だって上手くアップデートできていない部分、
「そこに固執しているから上手くいかないんだ」という部分が絶対にある。
そんなことに気付けたので、苦手だと思っていたことにも飛び込んでみる価値はあるんだなぁ。

「お笑いはテレビや動画で十分」
そう思い込んでしまってる方。固執している方。
一度、ライブに足を運んでほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?