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赤坂美療プロローグ 1

 まだまだ私がピチピチの若い頃、家族で住んでいた同じマンションに池袋でラウンジを経営しているかなり豪快な「ニコちゃん大魔王」そっくりなママさんが住んでいました。  何かのイベントだったのか「あんた1週間だけ手伝ってよー!」と会う度に凄い勢いで迫られ続け渋々OKを。

 当時はまだ世間知らずの私。「社長〜」と呼ばれているお客様の席に座り 早く帰りたい…  なんて思っていると、隣に付いているお姉さんがコソっと「SMやってる人らしいよ」と耳打ちを。

 20歳そこそこの普通に生きていた私の知るSMと言えば   
     鞭  ロウソク  仮面

…位な浅さ、「SM倶楽部の社長」では無く「SMやってる人」と聞かされ、ひょろっと背の高い無精髭の健康とは縁遠そうな社長と呼ばれて座る人に、鞭やロウソク、仮面を勝手に装着させた姿を想像し、ひきつりながら対応していました。

 やっぱり夜の世界は違うなぁ…なんて無理矢理納得したフリをして、仮面や鞭を装着したおじさんの姿を想像してしまう気持ちをかき消しながら、「早く今日が終わりますように」と接客していました。

 約束の1週間の最終日、そのSMさんが「会長」と呼ぶ人を連れて現れ、SMさんとは違う穏やかで品のある会長さんに「今日が最終日です」と話しました。

 次何やるの?  まだ決めてません。  

なんてやり取りの後、「新しい仕事を始めるから、やらない?明日お茶飲もう」と言われ、翌日池袋のホテルメトロポリタンの喫茶店で待ち合わせの約束をし、無事にニコちゃんママのラウンジ最終日を終えました。

翌日待ち合わせをしてからの会話。


会長 「今度画廊を出すんだよ」
   「受付をやらない?」

私  「画廊ですか?私、絵画とか全く価値わかり  ませんよ?」

会長 「受付で名前を聞くだけだから大丈夫だよ」
   「○日○時に湯島に着いたら電話くれる?」


 …お気付きですね、画廊じゃなく美療 でした…


 正しかったのは 
       受付で名前を聞く 
                だけですね w

         この続きは、またいつか🙇‍♀️

#上野M性感  #赤坂美療

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