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カオス³タマと駆け抜けたエリア予選【ウィクロス WIXOSS】

はじめに

 先日の東京予選お疲れ様でした。お陰様で権利獲得が叶い、最高の一日になりました。 挨拶もそこそこに、初めましての方もいると思うのでかるーく自己紹介を。ウィクロスを始めたのは去年五月のイエサブスタートツアーからです。基本的に秋葉原周辺でウィクロスしていて、関東圏のセレモニーに大体居ます。セレモニー優勝2回、準優勝2回ほどの一般セレクターです。デッキ構築が好きで変なデッキを使うのは僕の悪癖です。

 この記事ではもちろんデッキ紹介はしますが……ほぼテンプレのカオス³タマであるのと自分よりプレイング・構築が上手い人は五万といるので善処はしますが期待しないでください(間違った考え方をしてるかも)。加えて無駄に長い文章なので何卒ご容赦をば……。ですので、デッキ云々は要らないという方は〈何故このデッキを選んだか〉から、僕が何を思い考えてプレイしていたかを感じてもらえれば幸いです。
では本編へ〜


デッキリスト

バージョン分けがキモい? ワイトもそう思います

ルリグデッキ

新月の巫女 タマヨリヒメ
三日月の巫女 タマヨリヒメ
半月の巫女 タマヨリヒメ
奏月の巫女 タマヨリヒメ
奏世の鍵主ウムル
ウムル=ドロー
ウムル=クリアー
メル
メル・リバイズ
メル・インビジブル
カオス!chaos!混沌!
ゼノ・クラスタ

メインデッキ

サーバント♯×4★
レプス×4★
リメンバ//メモリア×4★
エクシア×3★
Cヤンデリア×2★
ダークネス・セブン×3★
ガイセンモ×2
オリガミ×2
マスティマ×1
星川サラ×1
タンゴカード×4
ガクブチ×3
コウメイ×2
オロチマル×1
オーバー・パシュート×4

カード解説

採用カード

言うことないのでルリグデッキは割愛

サーバント♯
 
言うことないです、4確
レプス
 
他の候補に7000になるタイポがいますが、LBが1面止め1ドローなので面が空けられるレプス優先だと思います
リメンバ//メモリア
 
最強です。全ての対面に最優先で出しましょう
エクシア
 
かつての最強シグニ、実はあまり活躍しませんでした。やはりエクシア・リメンバの取り合わせが悪く、出したくない盤面が訪れる頻度が多いです。また一回対象を取られて「じゃあ、他の面を取るよ〜」と言われると閉口するしかありませんし、バンに連行されるので出すなら尚更リメンバです。2枚採用でもいいかなと思いつつ、他に採用したいカードも無くパワーカードなので3枚採用。
Cヤンデリア

コングラで出ないかなぁ

 CardJockeyのストラクにのみ収録されていて、CardJockeyをきっかけにウィクロスを始めた僕にとって思い出深いカード。踏みたいけどエナは与えたくないを実現してくれる偉い娘です。不利とされるDピルルクに抗うのと、LBで鯖を拾うもよし詰めのパーツ拾うもよしついでにダークネスかパシュートも拾えます。13000のパワーでリメンバの5枚目、6枚目の壁役になり、感触悪くなかったです。広く出回っているリストではシィラやPンライトの枠で、唯一のオリジナルポイントです。カオス³タマにCヤンデリア採用しているリストを少なくとも僕は見てないはず……です
ダークネス・セブン
 
取り回しの良い縁下の力持ち的カードです。詰めの盤面はもちろん、5000のシグニに−2000かけてタンゴカードでバウンスやカオス³のマイナス効果と併用して12000シグニを溶かしたりします。ダークネス+タンゴカードは2リソース失うこと、バニッシュした場合は1リソース失い無駄にエナを与えてしまう行為になるかもしれないので注意しましょう
ガイセンモ
 
白緑バニラ。エクスに焼かれないのが偉すぎます。オリガミと分けてる理由? 5アルフォウに同名バニッシュされないためです()
オリガミ
 
白緑バニラ。関係ないけど某アニメを見て左手だけで鶴を折る練習をしたことがあります。ガイセンモと分けてる理由? 天使と悪魔の墳墓ケアです()
マスティマ
 
白黒バニラ。分けてる理由? 宗教上の理由です()
星川サラ
 
白黒バニラ。分けてる理由? 嘘でもデッキ内容の隠蔽に繋がるので分けた方が良いと思っています。まぁデュエマなどと違いバージョン分けが明確にメリットになるゲームでは無いですが、プレイングに自信が無いのでやれることはやるべきと分けています。
タンゴカード
 
点要求でありながら8000ラインの壁。3枚採用のリストをたまに見ますが、序盤のクロックを取れるなら取るべきなので4枚が板だと思います
ガクブチ
 
コウメイとズッ友シグニ。アップLBの憂き目に遭いがちですが、ルリグアタック時にアップ状態に出来るのならしましょう。12000は開園の合図を躱せるパワーなので対ディソナには必ず縦置きしたいです。
コウメイ
 
ガクブチとツーカーシグニ。コウメイ+ガクブチ+ゲーム1で最大6点要求が出来るすごい娘。個人的にコウメイガクブチは無理矢理アシストを吐かせたい時、不利を捲くらなければならない時、ダメージ無効アシストを貫通する時にやりますが、リメンバ立てた方が強いことが多いです。忘れがちな除去耐性で勝ちを拾った試合もあります(1勝)
オロチマル

イラスト大好き、けどSRPが地味

 僕がウィクロスを始めた時の最新弾に収録されていた思い出深いカードその2。使用頻度こそ低いですが1枚入れておくべきカードだと思います。カオスの回収効果で暇なら拾い得、鯖回収効果は"基本"使いません(4ターン目まで公開領域に鯖1枚しかなくオロチマルでどうにかした試合はありました)
オーバー・パシュート×4
 
白単の要求札といえばこのカード。タンゴカード同様、減らす理由もメリットもないので4確です

採用候補カード

シィラ
 
1コストでデッキから3ルック1枚回収はもちろん優秀ですが、盤面に立てたいカードではないので採用を見送りました。盾が同数で強制ドローで死んだ私怨あり
Pンライト
 
Cヤンデリア採用前はシィラと1枚ずつ採用していました。メイン中に処理を強制するカードですがパワー10000は弱いッ……。シグニシャドウが付いてもアズサにみこみこにナナシにと除去される(除去を撃たせたと考えると悪くないかもしれないが)ので盤面強度を考えて採用せず。ちなみにセレモニーで対面のPンライトを見落とし、あまりにも無様な死を遂げたことがあります。更に次の試合で、僕の死を見ていた知り合いが同じ非業の死を遂げていました。もしかしたらシャドウ(セレクター)なのかもしれません
レプス以外のLB持ちレベル1
 
タイポ、Dスペンサー、コギツネマルここらへんです。これらはバクチクラインである5000よりもパワーが上がりますが、タイポ、Dスペンサーは面空けLBではないので見劣りし、コギツネマルはLBに1コスト掛かる+ぼっちになるとやる気を無くして3000になるのでこれもまた見劣りします。タイポ、コギツネマルは能力消しが効くのも良くないですし、非LBにバニラ5000を6枚採用しているので無理に7000や8000を立てなくて良いと思います
アメーバ
 
ハンデス対策に革命をもたらしたカードですが、色が濁るのが気になります。盤面に立てるとパシュートの条件が達成できず、エナに行くとエクスの的になったりとメリットよりデメリットが目立ち不採用に。ブルアカが発売されランダムハンデスしてくるカードが増えたことも考え、効果的ではないと判断しました

回し方と各対面の覚え書き

やることやっちゃいけないこと

  • リメンバ//メモリアを立てる

 レベル3以降の最強盤面はリメンバ2面+αです。迷ったらリメンバ2面で9割間違いないです。何回もリメンバに助けられました

  • 無理に点要求してリソースを減らさない

 これはダークネス+タンゴカードによる要求やダークネスで2000シグニをバニッシュすることを指しています。特にダークネスでバニッシュするのは多くの場合でNG行為で、与えた1エナは思った以上に重いです。対面がD花代などのアグロの場合、不利な状況で盾を詰めなければならない場合以外は使わない方が無難です。ゲームターンが長くなって辛いのは相手なので

  • カオス³は温存すれば温存するほど強い

 相手の山が10枚以下だからといってカオス³撃ってませんか? リフレッシュは鯖を山に戻し相手にまた引かせるチャンスを与えているとも取れます。なんならロングゲームした結果、カオス³使わなくても相手が勝手にリフレッシュしたりします。なので、カオス³は強い盤面が立てられない時に使うくらいの気持ちでいましょう

  • 自身がレベル2の時にハンデスされたからといってゼノ・クラスタを撃たない

 レベル3になれば2ドローとcipで4ルック2枚回収出来るので、全ハンデス喰らったからと言ってゼノ・クラスタは撃ってはいけません

  • 基本的に相手のシグニを踏まない

 その1エナに泣くことになります。例外はあります。例えばリメンバ2面+相手の空いてる面に1体立ててアタック、リメンバ1体を処理され下1上1の要求になった時、リメンバを寝かせるために相手のシグニを踏むなどです

対面考察

対Dみこみこ
 
赤緑の従来構築なら五分、白みこは無理寄りだと思います。「GO TO the TOP!」が重すぎで、メルが機能しなくなる前に乗るのが思いつく対策ですが、エナが無限に欲しいデッキなのとミコオシ、EXTRA、ミルルン等の踏んではいけないカードが多いです
対Dナナシ
 
不穏型、記憶型、赤入り、赤無し、派生形が多いです。個人的にはどの形でも有利か微有利だと思います。ヘドニムのコイン、ゲーム1、カゴメカと起動能力のオンパレードなので、リメンバでマジレスしてください。デッキ破壊があるのでエナにカオス³で回収したいカードをキープしておきましょう
対D花代
 
無理無理無理無理、全ての盾に祈りを捧げながらプレイするしかないです。花代側が手札を3枚程でキープし、クリアーが効果的に働きません。バクチクにダークネスを撃ってでも要求して、殺られる前に殺ってください
対Dピルルク
 
微不利かな〜、気持ちは五分と言いたいです。Dピルルクはリソースが無限なのでコスト課税が効きにくい相手です。デッキ操作が容易なので下手にリフレッシュさせると痛い目見ます。Cヤンデリアが偉いかも?
対アズサ
 
有識者によるとティーパーティー型だと有利、セミナー型だと微有利〜五分らしいです。ティーパーティー型なら負ける気がしませんが、セミナー型に一回も勝ったことがなく、エリア予選でも当たらなかったのでラッキーだったかもしれません。リメンバを死ぬ気で出すこと、カオス³で山落としせずとも勝手にリフに入ることだけ覚えておいてください

何故このデッキを選んだか

 タマ(使用期間一ヶ月程)以外の候補としてユキ、D花代、ブルアカアズサがありました。ユキは名古屋GPと東京GPで使用し、それぞれ4-2と3-2でした。コントロール中毒者としてはとても好きなデッキですが、如何せん全て中途半端で不利を捲れないのが致命的です。
 D花代はinstigate+蒼黒GAIAが流行っていた時に何回か使い、最強のデッキだと信じていました。しかしカオス³が重たく、CONNECTスピニング型は出力の振れ幅が大き過ぎるので七回戦を勝ち抜くのには適さないと思いました。
 そしてブルアカアズサですが、本当はカオス³タマでブルアカアズサに勝てなかったのでアズサを使う予定でした。エリア予選前のホビステ川崎のセレモニーで使用し、ブルー・ナイトショー+burning curiosityという舐めたピース構成でちゃんと負けました。しかしもしセミナー+クロノスであったとしても、盾2以下時の脆弱性や絆選択、使用難易度、中でも最大母数であったが誰も入賞出来なかったことが使用を見送った最大の理由です。
 最後にカオス³タマですが、僕はこのデッキがくっそ苦手です。使うのも使われるのもめっちゃ苦手です。しかし環境の通りが良いと踏んで使用を決断しました。僕が目を付けたのは前述したアズサの存在で、ディソナデッキは伊落マリーや羽川ハスミを越えるために構築が歪まされ弱体化し、タマはアズサと五分にやれる(らしい)点。そして、D花代を筆頭としたアグロが数を減らしていたことも追い風だったと思います。

エリア予選の振り返り

Dピルルク先✕
ブルアカミルルン先◯
プリパラアズサ先◯
白Dみこ先◯
チームDみこ先◯
ブルアカヒナ先◯
不穏ナナシ先◯

予選七位通過


決勝トナメ
フロートアン(花代・ピルルク)後◯
記憶ナナシ(エクス・ピルルク)後◯
電音アキノ(エクス・ウリス)後◯

権利獲得


 初戦コケました。盾3残りで相手の下三面+上の4点要求、盤面にはレベル3・レベル1・レベル1。鯖は持ってなかったものの、見えてないLBがダークネスとレプスだったので上2枚にダークネス、1枚目にレプス条件の分の良い賭け、相手はメルを温存している+こちらがメルに乗るとほぼ負けなので余裕の通し。パシュートパシュートレプス。確かレベル3から殴られたので2枚目にレプスでも良かったです。試合が終わった後は「今日は僕の日じゃないらしい」と3敗したらドロップして知り合い誘ってオールスターでもやろうかなとか考えてました。
 その後ミルルンに物語の起動めっちゃ捲られたり、らぁらにリメンバトラッシュ送りにされたりしながら命を繋いでいました。4戦目、GP2nd、GP5th優勝者、強豪コーヒー選手。天を仰ぎました。更にオープンして見えたルリグはアシストに白を採用したいわゆる白みこ。実際は『ディソナンス』採用でしたが、『GO TO the TOP!』の影に怯えながらミコオシのLBを躱す戦いが始まりました。バトルはつつがなく進み相手の2ターン目にウムル=クリアーで4枚ドローした時、異変が起きました。手札に来たのは鯖3枚とダークネス、一気に様子がおかしくなり、そこで自分は不利を捲るため踏み込む覚悟を決めました。相手の3ターン目の要求にメルを早々に乗り2回無効し、山から引くカードにすべてを賭けました。4ターン目はリメンバ、レベル1、サーバントと苦しい盤面、下面の要求もなく上2点入れ、親衛隊を1ストックしたままエンド。その後相手のアタック時にゼノ・クラスタの1ドローでリメンバを引き、トップ2ドローでリメンバ+レベル1を引き当て、リメンバの圧で相手のエナが枯れ勝利。この試合をきっかけに運が味方してきたのを肌で感じました。5戦目はCヤンデリアが盾から捲れリソースが2枚増えた助けもあり勝ち、6戦目はこれまたリメンバの圧で勝利。7戦目のナナシはルリグパンチで貫きました。初戦負けからの奇跡の6連勝、浮かび上がりました。


 決勝トナメ初戦、対面に座ったのはアンの専門家らにふさんでした。アシストの花代が何かわからず、コウメイガクブチガクブチゲーム1下2点上3点で突っ込み痛い目に遭いました。

すっかり忘れていた

 どうせ一面バニッシュだろうと高を括って、ガクブチ2面持っていかれ上1だけの要求に。しかし、対面もコウメイのバニッシュされた時エナから舞い戻る効果を忘れており、1ターンの猶予ができて鯖が枯れて辛勝。次の記憶ナナシはピルルクなことが影響して、上の要求が止まらず鯖もリフレッシュで山に帰したので連パンで貫通しました。対面の方が僕の名前を知っていてくれて、とても嬉しかったのですが平静を装いました装えてなかったです。
 実はベスト4が決まった時点で予選順位が上から2番目だったので権利確実でした。最終戦はフェゾーネ杯『ハンドシェイカーズ』のチームメンバーだったモルモスさん。しかも、モルモスさんは僕がウィクロス初心者の時によくデッキ相談やオールスターのデッキを作ってもらったりと、超お世話になっている方です。

熱いバトルには握手が欠かせない

 モルモスさんの使用デッキは、『ウルトラスーパーヒーローズ』を搭載した両1面防御の電音アキノ。このデッキとは何回か対戦経験があったのと、『ちゅーにんぐあっぷ!』が白タマに全く刺さっていないので有利対面でした。最後はリメンバの課税込で美々兎にタブクラを付けたもののアタック時の8000バニッシュの1エナが足りず、締めはリメンバ2面ガクブチゲーム1で貫きました。
 負けからの9連勝でエリア予選を駆け抜けました。決勝トナメ進出してからは「世界が僕を呼んでいる!」だとか「まだ権利確定しなくていい、まだ戦いたい遊びたい!」とかわめいてました。セレクターズハイと言いますか、一緒に戦っているタマに精神が重なっていたのかもしれません。

さいごに

 ここまで読んで下さりありがとうございます。ながーい駄文で恥ずかしい限りですが、最高の瞬間を美化脚色マシマシで自己顕示欲を満たすため誰かと共有出来たらと思い書き上げました。下手なりにカオス³タマの取扱説明書にもなるよう書いたつもりなので、良いなと思ったらリツイート?リポスト?をお願いします。あといいねも!

 今回権利獲得出来ると思っていなかったので、埼玉予選のチケットを取っていました。他の人が出れたほうが良いかなと棄権を考えていたのですが、まだまだプレイングが甘いので経験値を積むために行こうと思います(許して)。

 直前までタマのプレイングで質問攻めにしてしまったゆきちゃんに感謝を。いつもぶつかり稽古してくれるぽっきーさんに感謝を。この二人はプレイングの師匠です。
 オールスターの沼にハマるきっかけを作ってくれたソリストさん、むーみんさんに感謝を。
 他にも色んな人のお陰でウィクロスライフが送れてきました。対面では恥ずかしかったりでしっかり言葉を言えないクソガキですが、この場を借りて感謝を込めて

     みんなと戦えてよかった

 ではでは本当の最後になりますが、実は白タマを握ったもう一つの理由に1年前作ったデッキがあります。当時ではアシストドーナ・LIONが主流でしたが、ネクラカラーのタマを作っていました。供養も兼ねてそのデッキリストを添えてお別れです

蛇足

タマヨリヒメ
ウリス・スケアー・アフリクト
メル・リバイズ・インビジブル
マイアズマ・ラビリンス
スーパー・ヘルエスタセイバー
サーバント♯×4★
レプス×4★
七光×1★
プルソン×1★
リメンバ//メモリア×4★
コンテンポラ×2★
タマ//メモリア×2★
シィラ×2★
キョウシュウ×4
アルテミス×3
タンゴカード×4
ガクブチ×3
コウメイ×1
ファラリス×1
タナバタ×3
1枚足りなくね?……ワスレチャッタ

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