近況

ユニゾンの話をしたからか、noteのおすすめがユニゾンのなにかしらの感想ばっかりになってうっとおしくてしかたがない。人の感想などいるものか。

日常はあまりに余裕がなく、それが人に物を頼む態度か、というどでかい態度で依頼してくる人たちの仕事を引き受け(引き受けるのが仕事だから)、ろくに礼も言わない野郎どもに中指を立てる代わりに中指にはめる指輪をここ最近の倍も働かされた残業代で購入し、家ではスーパーで買ったありとあらゆるお菓子を一晩で片付ける始末。

ストレスがかなり大きくなると、新しいアニメを開拓して1日10話くらいのペースで見続けるというのを幾度となく数年に渡り繰り返していたが、
今回はPSYCHO-PASSを。
ちょうど映画公開の時期だったので、アマプラで全てのシーズンと映画が配信されており、5月の半ばから見始め、公開中の映画も含めて全て視聴した。

何話か覚えていないが、シーズン1のどこかで槙島が紙の本を買いなよ。と言うシーンがある。
調子の悪い時は本の内容が頭に入ってこない、本当にそう。平日は読めたものではないし、読めたとしてもすぐにやめてしまう。

紙の本を買いなよ。電子書籍は味気ない。本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。調子の悪い時に本の内容が頭に入ってこないことがある。そういう時は、何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でもスラスラと内容が入ってくる本もある。何故そうなのか考える。精神的な調律、チューニングみたいなものかな。調律する際大事なのは、紙に指で触れている感覚や、本をペラペラめくった時、瞬間的に脳の神経を刺激するものだ。

集めている作家の一人に東野圭吾がいるが、彼の作品は比較的頭に入ってきやすく、登場人物の考え方においてもあまり疑問を持たせない。
「こんな考え方をする人たちを寄せ集めたらそりゃ事件も起きるだろう」という本ばかりの作家も稀にいて、そういった作家の本を読む時はかなり消耗するものだ。結局消耗するので集めるのはやめたのだけれど。

とはいえ、長編を味わいたくなるときは多い。
以前は一人で移動中の読書が捗ることが多かったが、最近は疲れているのかあまり頭に入ってこない。ではいつ活字がスラスラ入ってくるのかというと実家の床に寝転がっているときがそうなので、つまり、わたしにとってそこが今一番調子が良く、邪魔のない場所なのだろう。
帰りたい。ありがたいことだ。

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