小心者にマッチングアプリは難しい⑦(完)


水族館というベタにベタなチョイスに若干照れつつも、数年ぶりの水族館だったから楽しみではあった。

水族館、家族連れとカップルしかいないのね!!びっくりした。バレンタインシーズンだったからか、ハートで装飾されたスペースがあって気まずさを感じつつ、素知らぬ顔でやり過ごした。

水族館を一通り見終わり、お茶して帰ればいいかな〜と思ったけれど、近くに観光できそうなスポットもあったので、そちらを見てからお茶することにした。

話していて、意外とお互いアウトドア?というか、行きたい場所が沢山あった。というか、彼と話していて私って結構行きたい場所あるなと気付かされた。(行きたいと思っているのに全然行こうとしていないだけ)
あと、彼と話していると否定されることはないだろうなという謎の安心感があるから、どうでもいい話ができる。そこが今までとちょっと違う体験だった。

私は、男性へのイメージが小さい頃から父親しかいないから、話すことは否定されると思ってなかなかどうでも良い話を男性にできない。

彼は私の話の聞き役に回ってくれるのだけど、そういう男性も今まで出会わなかった気がする。どちらかと言うと自分が、うんうんと話を聞く方が多かった気がする。
まあそれは否定されるのが怖くて私の口数が少なかったせいかと思うけれど。

まあ何はともあれ、今まで話してきた男性の中で一番一緒にいて心地良いのだ。これが恋愛的に好きかなんて分からないけれど、これからも色んな場所に行ったり美味しいものを食べたりしてみたいと思った。(こんなこと素直に言えないのだけれど)

私は心の中で、好きと言う確証がなければ自分から告白はしたくなかったし、相手から何もアクションがなければもうこれきりにしようと思っていた。(ただ沼るだけな気がしたから)

最後の帰り際になって何もなさそうだったので、ちょっと寂しいけど、これでフェードアウトしようかなと思った。

でも、最後の最後で相手から告白してくださったのである…

私の返事の仕方が本当に意味わからないことになってしまい申し訳ないことをしたんだけれど、まあ兎にも角にもお付き合いすることになりましたのである。(日本語ぉ!!)

帰りの電車で、2年ほど片思いしていてなかなか忘れられなかった人が頭をよぎったけれど、やっとサヨナラができるなと思った。
その日は若干複雑な感情を抱きつつも、Bくんとこれから楽しい思い出を作っていきたいな〜なんて思って次の日から今日もルンルンで過ごしている。

濃厚接触者になったり、私が風邪を引いたりでまだ会えていないので、早く会いたい。

これがいつまで続くのか不安ではあるが、一先ず私のマッチングアプリ活動は終了となった。

小心者にマッチングは難しいけれど、小心者なりに頑張って続けていれば恋人はできます。(絶対とは言えませんが)
皆様も良いアプリLIFEを!(?)