飽き性があつ森になぜハマるのかという話


案の定、4月末から任天堂switchのあつまれどうぶつの森にハマっている。

初めてのどうぶつの森。エンディングまで到達し、河川工事などで島を自由に作っていく事がとにかく楽しく、どういう島にしようかとイメージを膨らませる。

先に島整備を進めてしまうから、なかなかマイホームのローンが返せないのがネックではあるが・・・。まあ、たぬきちくんは急かす事もなく待ってくれるのでその優しさに甘えている。(というのも、他でもろもろお金を請求するたぬきちくんのせいなのだが・・・)

何がこんなに面白いのかなと思うし、ときどき途方に暮れそうな地道な作業(と高額な請求)に心が折れそうになるけれど、理想の島を目指し、ひたすら労働、労働。気づけば数時間以上経っていて「やっちまった」と少々後悔する日が毎日続くのだ。ゲームは1日1時間なんて条例があったら、あまり楽しめないゲームだなと思う。

そもそも、何事もコツコツ続ける事が大の苦手である私が、コツコツ続けるゲームの代表格ともいえるどうぶつの森を始めたのは、「ゲーム実況動画」の影響を受けたからである。

私はゲームをプレイするよりも、ゲーム実況動画を視聴する事が好きで、今回もこれの影響を大いに受けて購入に至った。実際、私のような人間は多いのではないだろうか。実況動画に限らずSNSやテレビでこれだけ話題になると、どうぶつの森に元々興味なくても「面白そう」「やってみたい」と興味がわく。(あとは「皆やってるから」とか)そういうのにまんまと乗せられて(?)、私も貯金していたお金をおろして購入してしまったのである!!

ただ、私は極度の飽き性。言ってもすぐに飽きるだろうなと思っていた。現に高校時代、同様の影響を受けて購入したスマホ版のマインクラフトも数日経たないうちにやめてしまった事がある。(これはゲームのせいではない。私の性格の問題なのだ)

でも、今回ばかりはまだ続けている。何なら毎日数時間している。(働け!)一向に飽きる気配はないのである。不思議なもので苦手なゲームの代表格であるどうぶつの森にドハマりしているのである。

「承認欲求を満たせるゲーム」

SNSで「あつまれどうぶつの森」を検索すると、数多の画像と動画が出てくる。普段動画投稿しているような人じゃなくても、switchの機能である数十秒間の画面録画を用いてこれを多くの人とシェアしている。

私も友人と通信した時はゲーム内のアプリカメラを使って写真を撮りまくったし(そしてそれをSNSに投稿)、その為になにか写真映えするようなスポットを作らないとなとも思った。

別にSNSで投稿するに至らなくても、友人間で通信する時にちょっと魅せれる島にしたいという欲求で島作りは自然と捗る。

今までのどうぶつの森のイメージは自分だけの世界で自分の為に進めていくゲームという印象だったけれど、今回は他人を通して自分の為にするゲームという印象を受ける。(語彙力)

島作りの自由度、撮影や画面録画の機能、SNSと連動させられる機能が備わっているswitchあつまれどうぶつの森は、現代人の承認欲求の高さに上手く応えているゲームである。

だから、飽き性でめんどくさがりの私もハマってしまうのである。

もちろん私と相反する性格の人は、何も考えずただコツコツ楽しんでいるのだと思うが・・・。(そういうゲームの楽しみ方が羨ましく思ったりもする)

任天堂の戦略(???)と世間の流れにまんまと乗せられ、お金と時間をあつ森に注ぎ込む私は現代人の極みである。