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続続・17歳のチョメチョメ事情

【前編『続・17歳のチョメチョメ事情』の続き】

Gくん
「実は俺、Hと付き合ってたんだ。でもやっぱり俺、女の子が好きだ。」

Gくんは、女子からモテないことに悩んでいて、好意を持ってくれたHくんと良い雰囲気になり付き合うことになったが、いざ付き合ってみて自分は女子が好きだということに気がついたそうだ。

長男は、Hくんが女子を恋愛対象としないことを何となく知っていた為、ジェンダーについてもその事実にも、ビックリはしなかったがまさか2人がと、衝撃を受けたらしい。

そして、その3人組は何となく気まずくなり、以前のような関係を取り戻せずに解散してしまったという。

それからまた時を経て、1年間ニュージーランドに留学していた中学時代の友達Tくんが帰国。
(留学中も連絡を取っていた、Gくん以外の数少ない心友)
TくんはGくんとも仲が良かった。
家が裕福で、勉強が出来るという共通点もあり。

一年ぶりにTくんとの再会を果たした長男だが、消えない人間関係のモヤモヤを抱えたままだった。そこで、中学校時代を共に過ごしてきて彼の口の堅さを認めていた為、

「お前にしか言わないから墓場まで持ってってくれ」と前置きをし、GくんとHくんのことを話したらしい。

すると沈黙の後、お互いの顔を見つめ合った瞬間、腹を抱えひっくり返って数分間、声が出なくなって過呼吸になるくらい一緒に大爆笑。ずっとあったモヤモヤが晴れて、スッキリしたという。

私も、Gくんの豪邸の一室で繰り広げられていたであろう情事を想像した。

巨大熊五郎のようなGくんを産んだとは到底思えない、ベリーショートのよく似合う細身美人の敏腕キャリアウーマン矛盾母は、一生知る由もないだろう。

知ったらどうなるのか、想像だけして飲み込んた。長い人生、そういうこともあるだろうし、やってみないと分からないことも当然ある。

親と子は別人格なので、頭脳明晰で面白いGくんにもいつか彼女が出来て、心優しき働き者のHくんにも、各々幸せになって欲しい。
ただそれだけ思うよ。

何にせよ、一番将来が心配なのは、我が家の長男であることは間違いない。(切実)


続続・17歳のチョメチョメ事情。【完】

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