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夏秋イチゴのための栽培槽

 イチゴの高設ベンチの多くは、直管パイプを使用して組まれます。
 専門メーカー製のもの、農業資材の販売業者に作ってもらうもの、自分で手作りするものでもよいですが、どんな栽培槽にするかも悩みどころです。

   関東圏だと、夏秋イチゴの産地として有名な長野県は、発泡槽にピートモスというところが多い印象です。
  夏季高温の環境下での栽培期間の長い夏イチゴ栽培では、少しでも培地温を下げたいので、ユニチカ製のラブシート等、透水シートを使ったハンモック式は有利です。透水シートの表面は培土の水分で常に濡れており、そこに風が当たることで気化熱により温度が下がるからです。ただ春・秋は保温性が高い発泡槽の方が有利と言えます。結論として、どちらが有利とは一概には言えません。

 栽培槽には発泡槽以外にも樹脂製のものもあります。また栽培槽が連結でき、一本の長い栽培槽となるようなものもあり、単なる ”箱” 状のものを並べる形のものもあります。 

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