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灯りのソムリエ® 七つ道具 その2~キャンドル消し(ピンセット型)

キャンドルを消す道具のご紹介、2回目です。

私は、10代前半、まだ子どもの頃に、はじめは図工の時間のような、粘土細工作りのような気分でキャンドル製作を学び始めましたが、様々な形や技法のキャンドルを作っていくうちに、市販されている色々なキャンドルや
蝋燭、様々な素材、キャンドルホルダー、キャンドル関連の本・・・と
どんどん興味が広がり、今では結構な数のキャンドル関連の品物が手元に集まりました。
灯を消す道具たちも、そのひとつです。

さて、私の場合、このピンセット型の使用頻度が 一番高いかもしれません。
割と、どんなタイプのキャンドルにも使いやすいので便利です。

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写真をご覧いただいて分かる通り、実際はピンセットより幅が広いものが多いです。
先の平たい部分で、芯を軽く挟んで、スッと引き上げるようにすると火が消えます。うまく消せれば、煤や煙は出ません。

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簡単にみえますが、ちょっとしたコツはあります。
消した芯を、ぎゅっと挟んだままで動きを止めてしまうと、ロウが固まって
くっついてしまうので、挟んだらすぐに上に引き上げることです。
ぎゅっと挟んだまま引き上げようとすると、キャンドルごと持ちあがってしまったり、芯が切れてしまうので、そんなに力は入れません。

挟む部分の幅が広いものが 使いづらいという方もいらっしゃるかもしれません。
その場合、普通のピンセットでも同じように使えますので、お試しになってみてください。ロウや煤が付いて汚れますので、本格的な物より、100円ショップの品物など、気軽に使えるピンセットをご用意くださいね。
芯を軽く挟んで引き上げることができれば良いので、使わなくなった割りばし等でも同じです。

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私が愛用しているのは上の幅広のタイプ。下の、鳥のデザインのものは、
確か日本製だったはずと思いますが、何だかもったいなくて、まだ使えずに
います。

次は、被せて消す「帽子型」のキャンドル消しです。

( 2021年1月17日 )

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