20~30歳編 #人生のプレイリスト 4
音楽とともに人生を振り返っているシリーズ5回目です。
流行っているときに流行っている曲を聴かなくなり、好きな曲ばかりで構成するようになった頃です。
iTunesを使い出してからは、いつどんな曲を追加してきたのかが履歴として確認できるので、振り返りやすくなっています。
そんな便利アイテムがある一方で、音楽と人生への影響は見えにくい時期でもありました。
今も、はっきりとは言い表せないです。
・COLORS 宇多田ヒカル
モノクロームの風景に、赤や青や、色が差し込んでくるイメージ。
PVとも似ています。
社会に出てからの季節はあっという間に過ぎていて、色のない毎日にも言い換えられます。
なにかのイベントごとだけが、散発的に彩りを与えていくような感覚。
2度の転職や、恋愛。人や組織に合わせて色を変えていた時期とも言えるかもしれません。
例えば実家を出ただけで、わたし色になれたかといえば、そうではなかったように。
車で走る、窓の外の景色のように世界は流れていって、目指すところの見えない道路を一人、進んでいく映像が頭に浮かびます。
この頃、経験してきたことや努力してきたことを、否定はしないけれども。
よくやったとは思えども。
いったいなにを積み重ねてきたのだろうかと、しばらく考えていました。
考えていたら、前回からずいぶん日が経ってしまいました。
ひとつ言えることは、この時期に愚直にがんばったから食べていくことができているということ。
そして今、多少は学びや次の経験にあてることができているということ。
体力があるうちに、いろいろ経験できていてよかったのかもしれません。
Linkin Park
・Numb
・Breaking The Habit
とても苦しそうなのに美しく、なにかを渇望しているようにも慟哭にもきこえます。
外国語だと、言葉がストレートに意味を持って届かないので、音であり曲であり声も音楽であることがよくわかるといいますか。
歌詞や曲調とは裏腹に、なぜか、自由や解放といった感覚とともに思い出すのは、聴いていた頃がひとつの「転機」だったからかもしれません。
わたしはこういう曲が好き、というのがはっきりしてきて、わたしはわたし、という芽生えみたいなものがあったのかもしれません。
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実は、人生のプレイリストを書くにあたってYou Tubeを検索するまで、そのお顔を知りませんでした。
どれだけたくさん聴いていても、動画を探したりはしていなかったのが不思議です。
姿がどうであるかは、本当に関係なかったんだなぁと思います。
2017年、来日公演のチケットを取れていました。
そんな中の、Vo.チェスターさんの訃報。
とても、残念でした。
生きて、生の声を、存在を、同じ空間で感じられるということは、奇跡なんですよね。
でも、もう会うことはできなくても、作品たちは残る。
2018年にはマイク・シノダさんの歌うLinkin Parkの曲も聴くことができました。
ご冥福をお祈りいたします。。