愛知トリエンナーレのニュースに思う

昔タイに行ったとき、大通りに国王の写真がたくさんあって国民に愛されているんだなと思った覚えがあります。ビザ更新のためにカナダとアメリカの国境に行ったときは、アメリカ側にはオバマ大統領の写真、カナダ側にはエリザベス女王の写真がそれぞれの入国地点のオフィスに掛かっていて、それを見てアメリカに来たんだな、とかカナダに帰ってきたな、と思ったものです。

いま騒がれている愛知トリエンナーレのニュース、昭和天皇陛下の写真を燃やす映像を芸術と呼ぶのは、いくらなんでもダメなんじゃないでしょうか。

同じ展示の中で星条旗も床に置いてあるようです。しかも書くのも憚れれるような作品タイトルをつけて。私が内閣府の国際交流の仕事をしたときは国旗が床につかないように、上下左右間違いがないようにすごく気をつかいました。

その国の象徴、リーダー、歴史上のヒーロー、国旗などは丁重に扱われるべきものだし、それをするのが人間としてのマナーだと思うのです。

それらを侮辱しても表現の自由と言っていたら、タイの国王の写真、アメリカ大統領の写真、エリザベス女王の写真、それぞれの国の国旗、聖書、コーラン、人々が尊敬しているその国の歴史上のヒーロー等の写真を燃やすことも表現の自由になってしまうわけで、そんなことをしていたら世界が火の海になってしまう。

芸術とか、言論の自由といって誰かを侮辱していいわけではない。ましてやそれに税金が使われてて、知事も関係しているなんて信じられない。そのエネルギーをもっと良い方向に使えばいいのにと思います。

(2019年8月6日)

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