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美しい日本語

近頃は

ごく当たり前の

美しい日本語を

使わなくなって来ていますね


「ありがとうございます」

「おかげさまで」

「お互い様です」

「お気をつけて」

「お先に失礼致します」

「光栄です」「承ります」

「勿体ない」

などと言う挨拶は

若い人にはあまり

ピンと来ないからなのでしょう


先日、楽器店に行き

探していた物が

置いて無かったので

「取り寄せて頂けますか?」

と店員さんにお願いすると

「はい、一週間で届くと思います」

と言われたので

「では、来週土曜日に参ります」

「あなたは、いらっしゃいます?」

と聞いたところ

「はい、いらっしゃいます」

と言われて、思わず

吹き出してしまいました

(ごめんなさい)


ご自分では

普段の言い方とは違うので

という気持ちで

思いっきり丁寧な言葉で

答えたのですね


ラインなどで会話していると

本当に

どんどん日本語を

忘れてしまいそうです

すぐにスタンプや絵文字に

頼ってしまいますし

その方がかわいいし

楽しいし、ラクだから


そして本当に怖いことに

漢字を忘れてしまいます

簡単な文字でさえ

「あれ?」これで良かったかな?

と言う風になるのですもの


私のような年寄りでさえ

こんな感じですから


ある意味これから先の日本語に

危機感を持ってしまいます


言葉は

姿と同じように

その人そのものを表しますね


その方の使う言葉一つで

その人がどんなに

優しい人なのか

自分本位の人なのかも

推し量れるし

それは多分に外れることのない

証明のように思います


美しい言葉で

美しい想いを伝えられる人は

とても貴重な存在です


日本語には

他のどんな国よりも

誇れる

美しい響きと

想いが溢れているのだと

思います


下町育ちで

粗忽者の私は

自分自身にも

無い物ねだりを

してしまうのです


心から溢れる

美しい日本語を

大切にして

生きて行きたいものですね










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