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嫉妬する

私は、いわゆる今で言うダメンズ

(もう古い?)でしたが、 

それが今では良く分かるのに

当時は

「死にたい、死にたい」 

と死ねずに

ボーっと生きていた頃なので

気がついてなかった。


3 0歳と言う、もう若くもなく

中途半端な年頃でしたので 

(昔は25才過ぎると年増と言われる時代)

結婚したいとか 

誰かと居たいとかも思えず

心はいつも不安定。


「なんか面白くない」 

という日々を送っていました。


原因は好きな人と結ばれず、

その後ジェットコースターのような

荒れた流れの人生だったから

色々諦めていたのですね。


もう、誰も好きになれないし

あの人以外はいないし。

そういう気持ちが

顔に現れていたのでしょう 

だから良く

ナンパされまくっていました。


隙だらけ?

街で ナンパ?だったのかな?

兎に角声をかけられて 

「少し話がしたい

10分だけ時間を下さい」 

と頼まれて

ちょうど喉も乾いていたので

お茶だけなら、と

そんな感じのぐうたらでした。

恥ずかしい話ですよね。


お茶を飲んでバイバイする

だけですが、

その当時の私は

相手がご馳走すると

言っているのだから、

と全く悪気もなく

考えてみるといやな奴でしたね。 


でも昔は 

男性がご馳走してくれるのが

当たり前の時代でしたからね。

 その背景には男女で 

お給料格差がありすぎた

事もあります。  


今は、下手したら男性より

稼いでいる 女子も多いですよね?   


とにかく1度お茶したら

毎日待ち伏せされて

(今ならストーカー)

職場の女の子が一緒にいても

お構い無しなので閉口しましたが、

友達も言うように

背は高く、オシャレでいつも

素敵なスーツでパリっとしていて

顔も美形ですから

 確かにかっこよかった。


何度かお茶して、

そのうち

私の帰りを通りに車をつけて

じっと待っているんですから

これはもう掴まってしまった。


彼の口説き文句は

「顔だけじゃないんだ、

綺麗な人は沢山いるけど

一緒にいたいんだ

一緒にいると落ち着くんだ

一目惚れだ」です。


彼は小さな会社の社長でした。

ま、そんな感じでいつの間にか

私の部屋に入り浸り

私を「母さん、母さん」と呼んで

懐いていました。


私の友達のほうが

「カッコイイ」と

騒いでいたくらいですから二人で出かけると

女の人達が、

「何でこんな女と居るの」 

という目線で二人をみるので

当時何となく居づらかったのを

覚えています。


ある休みの朝早く友達から電話で

「昨日彼と飲みに行っちゃったごめん、

私が寂しいから飲みにつれてってと

お願いしたのよ」  

やけに明るい声でそういうのです  

「そうなんだ、知らなかった」


 その晩彼に

「二人で飲みに行ったんだって?

なんで私に言ってくれなかったの?」

「別に飲みに行くのは構わないのよ、

それをなんで

私に黙っておこうと思ったの?」

「私がヤキモチやくと思って

言わなかった、、、事が嫌だわ、

そんなこと思いやしない」 

隠そうと思った

その気持ちは 

やましいからではないのか?  

 

私はその時、

嫉妬は全くしていませんでした。

それは、オトコとして彼を受け入れては

いなかったからです。

どうしたって昔の彼しか私の胸には

住むことができなかったから。


嫉妬できるほど惚れていたら

二人ともそれなりに幸せになれたかな?

 

けれど惚れていなかったのは

お互い様で

その後、その彼は 

会社がうまく行かなくなって、と

私からお金を度々巻き上げ

嘘の上に嘘をついて 

私にわざと嫌われようと

したのだかなんだか

口ばかり美味しいことを言う彼に

嫌気が差し、別れてあげたのてす。


愛込めて…♪
一日一回、自分の魂を褒めてあげましょう^^

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