TGSでテレパシーでチラシ配った話

あからんです。
TGSこと東京ゲームショウで出展ブースのスタッフしました。
おもちゃショーにつづきイベントスタッフ実績解除です。

イベントスタッフたのしいな〜。人の作ったものを売り込むの好きだ。
今回はPCホラーゲームの出展のお手伝いです。

ケンチャンヌさん(@PLEKEN2)と一緒に土日の一般公開日に出ました。
二人ともブースのプロデューサーのドレスコードにしたがって真っ黒。

他のスタッフとの連携プレーができると気持ちいいですよねえ。
おもちゃショーのときはねこさん(@flax_mai)とキッズを笑顔にする競争をしましたが、今回はじっっっっっとり湿度を感じるジャパニーズホラー。
どんなテンションでチラシ(※)を配ればいいか戸惑いました。
(※クリアファイルです)

お祭りなんだから元気いっぱいか?ホラーなんだから怖い雰囲気か?
ケンチャンヌさんは…?元気いっぱいではないけれど堂々と、怖い雰囲気ではなくハキハキと、実にまっとうに満遍なくクリアファイルを配りまくっている…!プロデューサーは愛嬌たっぷり愛想よく配りまくっている…!

ここで私は「この2人からですら受け取らない人に配れる人になろう」と、ベン図の外に飛び出しました。

心の中では受け取りたいと思っているけれど、目も合わせられない。
私にはわかります。今、あなたの心に直接よびかけています。
さあ、こちらに近づいてきてください。
私の目を見なくても大丈夫。
さあ手を出してください。

「ありがとうございます。来月発売します」

文章で説明しにくいですけど、マジでテレパシーで呼び寄せて配りました。
テレパシーで呼び寄せられて受け取った人、誰か本当だって書いてくれ。
ケンチャンヌさんやプロデューサーは目撃してるから。

というわけで、謎のテレパシーチラシ配りについて種明かしをしましょう。
まず受け取りたくても受け取れない人は、なんらかの圧力により近寄ることが難しくなっています。元気な声、明るい表情、向けられる目線、受け取ることを強要されるチラシの動き、その全てがその人たちにとって圧を感じるのです。
なので、まず声は一切かけません。表情は消します。目線も向けず、チラシがその人の視界に入るよう緩急のある動きで一瞬だけ目立たせて止めます。あとは釣りの要領です。気配を消して待ちます。近づいてきてもまだです。待ちます。最後に手がゆっくり上がってくる。そうしたら渡します。

「なんでそれで逆に配れるw」と言われましたが、理由はあります。
ご自由にお取りくださいというチラシ置きは「本当に受け取っていいのか」がわかりません。積極的なチラシ配りからは「本当に受け取りたいのか」がわかりません。でも、自分が見つけて気になって、自分の足で近づいて手を伸ばしたなら、それは本当に受け取りたいものです。そして私はチラシ置きではなく人間です。チラシを受け取ってほしいことは明白です。
だからその人たちが「意志をもって選択して」受け取ってもらえます。

チラシ配り一つにしてもめちゃくちゃ楽しかったですね。
TGSブーススタッフ体験で語りたいことはまだまだあります。
次は「アンチジャンプスケアってこんなにいるんだ」の話を書きましょう。

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