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想像の翼

相変わらず読書週間が続いております。
毎日、ちょっとずつ10ページくらい小説を読んでいます。
10冊くらいは読んだのではないでしょうか。

そこでわかったことがあります。
よく小説の原作から実写化になった時、大体、原作の方がいいとなります。
これはなぜか?ということです。

結論から言いますと、原作の方がいいという理由は、自分が作り出すからです。

小説は文字を読んで、想像します。
自分の頭の中で作り出すのです。
主人公も自分が作り出すのです

そうすると、自分が作ったものというのは、愛着があります。
料理でも自分で作ったものは旨いというような効果でしょうか。

そんな中、実写化というのは、想像しません。
自分が作り出すということはしません。
見えているものが全てです。
そうなると、例えば料理だったら旨くて当たり前と思うような感覚でしょうか。
自分の作った愛着のあるものを越えないといけません。
ハードルが高くなります。
だから、原作の方が面白いとなるのだと思います。

要するに、原作は自分も関わっているからです。

なので、何でも言えることですが、僕が思う一番最強なものというのは、想像させることです。
全部見せちゃうのではなく、見ている人の頭に思い描かせるということです。

ものを見せちゃうと、好き嫌いが出ます。
しかし、想像は勝手に自分の好きを作ってくれます。
だから全員好きになります。

何が言いたいかといいますと、想像させたら勝ちということです。

そして、逆のことを言いますと、予告編は想像させ過ぎです。
あんなにカットシーンをバンバン繋げると、凄い想像力が働いてしまいます。
それによって本編のハードルが上がって、予告編が一番面白かったとなってしまいます。

なので正しい予告編は?
単調なワンシーン。
不協和音なBGM。

こうすることで本編が面白くなるでしょう。
しかし、予告編を見て本編を見たいとは思わなくなる可能性があります。
CMは面白いけどCMの物が売れるかは別みたいな感じで、いい塩梅にしなければいけません。

想像とは厄介です。

さてタイトルの「想像の翼」は何を想像しましたか?
その想像を超えた文章になっていますか?


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