人は鏡

小学校の時の親友に、4.5年ぶりに会った。

イメージしていたのと違って、雰囲気がふわふわしていて、すごく安らいだ。

心が落ち着いた。

昔話に花が咲いた。

永遠と語っていられそうだった。

お互い話が止まらなかった。

話の方向性とか、タイミングとか、
なんか変なことを考えなくていい時間だった。

ただただ、思ったことを共有できた。

すごくしあわせな時間だった。

その子は芯を持っている。

でも、柔軟に動ける子だ。

周りにはたくさんのいい人に囲まれていて、
それはその子が惹きつけているんだと、よーく分かった。

私は。

すごく自分の顔が怖く見えた。

頑固で、融通が効かなくて、
変なものに囚われている感じ。

それも、自ら。

人と住むのもきっと向いてない。
自分ルールがあって、他人に合わせられない。

友達も、少ない。

その子とは、真逆なことに気づいた。

その子みたいになりたいなぁと、ふと思った。

でも、今日会わなければ、
そんな自分にも気づけず、ただただ、
仕事を億劫に感じ、部屋にこもっていたかもしれない。

改めて、色んな人に会おう、と思った。

自分を知るために。

色んなところに行こうと、決めた。

東京に、あんな居心地いい場所があるなんて、
知らなかった。

きっと、まだまだ知らないところや、
まだまだ知らないことが、
たっくさんある。

この東京という場所には、
いろんなマジックがありそうだ。

ネットで溢れる情報。

でも、それでもまだ知らされていない何かは
きっと、いや絶対、
たっくさんある。

だから、頭をかたくしないで。
眉間のシワをほといて。
のんびり空を見上げて。
前を向いて。

たまには自分を甘やかして。
美味しいスイーツを買って。
丁寧にお化粧をして。
新しい服を着て。
好きなブランドを買って。

なんでも、ほどほどに。

自分を苦しめないで。
大丈夫だから。

一人の時間もゆっくりとりながら、
人に、会おう。
先入観を捨てて。
思うがままに。

心を潤して。

人は鏡というけれど、
今日は鏡が輝きすぎて、
眩しくて。

次会う時は、
自分も鏡になれてたらいいな。


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