10/3 わたしのベトナム生活(34日目)

いつも、たいていこの時間になるとアパートの大家夫婦(かなり若い、20代か30代だ)がキッチンで見えてるテレビの音、何言ってるかわからないベトナム語が聞こえる。わたしはふつうの人よりも日本語を多く聞いているな、と気づく。社内では英語と日本語を主に使っているし、そもそもそんなにしゃべる時間は多くない。

今日思ったのは、「緩急のある仕事をするほうが楽しい」ということ。それこそ宮島での仲居生活は、お客さんが来るまでは基本、部屋回りや食器の準備、調味料付け、座って談笑。(笑)

お客さんが来ると、一気に忙しくなる。よく、担当するお客が連続で来たりすると、一人目を案内して、お茶を出して旅館の説明、夕食の時間を尋ねて、ホワイトボードに記入。それを終えたら二人目のところへいって、以下同文。

色んなお客さんがいたけれど、なんだかんだ人と接するのはとっても楽しかった。

中には、仲良くなってベトナムに来る前に東京で再開を果たした方もいる。とっても優しい方で、娘のように接してくれた。旅館で出会っただけで、しかも従業員とお客さんという関係で、それだけでこんなによくして下さる人は、なかなかいない。しかも群馬から脚を運んでくれて。私もあんなかっこいい人になりたいと思った。

また、海外のお客さんとも仲良くなり、2月にその方を訪れる予定だ。場所はオーストラリア。遠く離れているようで、日がたつにつれてどんどん近く感じるようになった。

それでだ。

今の仕事は基本的に事務仕事。間接的に、機械を介して人と接するものの、現実はパソコンとにらめっこの日々。それプラス、ベトナム語の勉強が1.5時間だ。難しい上に、ベトナムにいても使う機会をなかなか持てないのが悩みだ。今日も疲れた。

ただ、これも一つの経験。まだまだ多いとは言い切れないかもしれないが、それでも、この経験は将来出会うであろう生徒の役に立つかもしれない。そう思うと、なんだかいい経験してるなぁと思う。何度も言うようだけれど。

ふと思い立って、オーストラリア行きのチケットを確認したり、今年の教員採用試験の日取りを確認して来年のだいたいの日取りを予想したりした。未来って、先のようで実はすごく近かったりする。うまくいかないことだってあって当たり前だ。いまでさえ、希望していたはずのことだけれど、充実しているかと聞かれれば。まだ、何と答えていいかわからない。

ということは、

「実習でやりがいを感じた」

この経験は、今の自分にとっては大きな収穫であり、ヒントだ。

つづく


<つぶやき>

今日のお昼は、ブンチャー。初めてこっちに来て食べた料理。初日は全て平らげたが、最近はいつも、食べきる少し前でお腹がいっぱいになる。

少し歩くけど、好きなおかずをいれてくれるお店、コムビンザン。ここは、昨日食べててふと「ベトナムの母の味になりそうだなぁ」と思った。


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