ひとり言のこと

わたし、こっちにきてから、何これ構わず日本語でひとり言を言っている。しかも、大声で。「えぇ、やっす!!コレ!」「えー、どうしようかなぁ」「なに、なになに?!」「ちょっとちょっと!」「そこにおくんかいっ」「ちがうんかいっ」「は??」「どういうこと?!」

もう、言いたい放題である。

その理由①日本語しゃべってたら、日本人や日本語話せる人が反応してくれるかも?!という期待。今日も、日本語話せるベトナム人が日本語で話してくれて、うれしかった。けどよく考えたら、「はぁ??」とか言ってる口の悪さにも気づかれてしまうな・・・これは直さんといけんかも。

その理由②日本語ならほとんどの人はわからんだろう、という安易な心のゆるみ。知らない環境、知らない言語の中にいるから、せめて言語だけでも好きな言葉を発散してリラックスしたいのかな?自分のことながら、よくわからない(笑)もともと、買い物するときはひとり言を言いがちなのは確か。

こんなことをしながら感じるのは、ひとり言が、しゃべってる自分には意味がわかるのに、ここにいるほとんどの人にはまったく意味も通じないただの音の発声でしかないということ。なんだか、すごく新鮮でふしぎで、おもしろいな。もちろん逆もしかり、ベトナム語聞いても今はほとんど意味がわからない、ただの音の連なり。ただの発声でしかない。言語ってすげぇな、そしてそれらの言語を生み出した人たちもすげぇな。

そして、言語が全く通じない相手のことは宇宙人みたいに感じちゃって、動物を眺めてるようにしか感じられない瞬間もあるのに、少しでも言語が通じれば一気に同じ人間だって思えちゃう。不思議だなぁ。

言語関連で。今日友達の家でアメリカのドラマみたから、なんか一気に英語聞きたくなってきいてる。韓国語の音も好きだし、ベトナム語はしゃべれるようになりたいし(ただでさえ「ベトナム人かとおもった」って現地の人から何回も言われるから、これで言葉も喋れたらもう完璧よね。胸張ってベトナム住めるよね。ははは。)、英語はなかなか勉強する気になれたことないけど、将来は英語教師にやっぱりなりたいと思ってるし。

とにかく、言語は好きなのかも。

いまはまだひとり言が日本語だけど、韓国語で言えるようになるのがちょっとした夢です。今の時点では、「おつかれさまです」っていう日本語きいたら即座に頭に浮かぶのが「おつかれさまです」よりも「수고했어요」の方ということだけ。それだけは誰にも負けない。(謎の闘争心)

つづく

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