10/9 わたしのベトナム生活(40日目)
この仕事の良いところをみつけた。それは、「持ち帰るものがゼロ」ということ。
実習の時を思い出してみよう。実習生ですら、あんなに持ち帰って徹夜という名の残業をして。心身ともに死にそうになりながら粘ったなぁ。
それと打って変わって、こっちは18時になれば上がれる。明日に延ばせる内容ばかりだ。
正直なところ、教師よりも稼げる仕事なんて山ほどあるだろう。教師よりも楽して稼げる仕事なんてたっくさんあるだろう。ただ、教師でしか得られない、お金以上の何かがあるのは確かだ。怪物も言っていたが、たとえ無給のインターンだとしても、それ以上のものを得ていると確信していた彼。彼は確実に、もっと力をつけていくだろう。普通の人には得られないものをどんどん吸収していくことだろう。捉え方というのは本当に大きい。その人が、「何に、いつ、どれだけ気づくか」だ。
そんなことを思いながら、今日はいつも以上に気分屋な自分に多少驚いた。ベトナム語、わからなくて勝手にふてくされてしまった。いつも笑顔で教えてくれる先生の顔は、私の顔が映った鏡のように曇っていた。
「あぁ、もうしわけないな」という気持ちと、「なんなんだこの言語。わけわからん。というわからない悔しさと。
この瞬間、「英語が出来ない」「英語嫌い」と声をあげる生徒の気持ちが、また一つ分かった気がした。こんな気持ちなんだな。「勉強しないからわからないだけ」そういわれれば終わるかもしれないけど、分からないからやる気も起きないし。勉強直後は、もう体力が失われていて教科書を開く気力もないし。帰ったらぐったりだし。あー。。。こういうことなんだな。これまで感じたことのない感覚。教師になる前に気づけて良かった。。将来、同じような生徒みつけたら、今の感覚を思い出そう。そして自分なりの解決策・克服法を探しておこう。
まじでいい経験してんな。
今しかできないこと、やってんな。
わたし、えらいな。
そうやってまた自分をほめながら。なんたって、褒められて伸びるタイプだから。
つづく
<つぶやき>
マンゴーを初めて買った。正直、マンゴーってあまり好きじゃなくて、「マンゴー味のソフトクリーム」とか、そういうの絶対好んで食べなかった。ただ、こっちではすごく安いらしくて手を出してみた。一個、50円。。。安い。そして、ふつうにおいしいではないか・・・!
固定観念をブチこわすこと。
それをこっちでしたくて。だって、それに最適な場所じゃない?そのために来たんだから。その摩擦で、イライラが止まんないんだなぁ、きっと。イライラするのも疲れちゃうよ。だからお笑いが癒し。。。
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