10/1 わたしのベトナム生活(32日目)

Hello, October.

とうとう10月がやってきた。日本はもう、肌寒い季節かな。長袖を羽織始めるころかな。こっちは、少し気温は下がったものの、まだまだ半袖の日々だ。

今日は日本語の授業があった。少し慣れてきたのか、授業準備の時間はそこまでかからなかった。

生徒は基本的に自分と同い年くらいだ。年下が一人、あとは年上が多い。しかし日本語を頑張って話す感じが、なんともかわいい。

今日は将来の夢について、生徒が相手に尋ねられるように、そして伝えられるように、というのが一番の目標だった。(尋ねたところ、いろんな答えが返ってきたので、本当になりたいものは何かわからない人もいたが・・・。)エンジニア、ホテル、ファッション系、パン屋さん。かわいいなぁ。可能性は無限大だから、わたしはなんだって応援する。

授業の最後、漢字を教えているときに「花見」という言葉が出てきた。

『みなさん、「花見」とは何か知っていますか?』

『(みんな、うなずく。)』

いい笑顔でうなずいていた。けれど、

『桜を見たことがありますか?』

『ムービー(動画)で見ました。』『ありません。』

そうか、桜って日本にしかないのか。

その瞬間、一気に「日本ってすばらしい」って気持ちがまた湧き上がってきた。すごく、日本が誇らしかった。輝いて見えた。私はほんっとうに、輝かしい素敵な国に生まれたんだな。日本に帰ったら、誰よりも日本のこと大好きだと思う。誰よりも日本のすばらしさをアピールできる自信が、ある。

『いつか、ぜひ日本に来て、桜を見てください!』

気づけば、満面の笑顔でそう言っている自分がいた。不思議だなぁ。

そして、気づけば目を輝かせて笑顔で頷く生徒たちがいた。楽しいなぁ。うれしいなぁ。本当に、是非日本に来てほしい。夢を見ることって本当に素晴らしい。そんな人たちを全力で応援したい。後押ししたい。そう思える自分が、ちょっと好きになれた。

わたし、いい経験させてもらってんな。

つづく

<つぶやき>

実は先日、ホーチミンに会いに行った友達。日本語パートナーズというプログラムの方なのだが、ハノイの日本語パートナーズの人たちが私の勤める語学学校でベトナム語を学習しようとしてくれているのだ。昨年、応募したプログラム。まさか、こんな形でかかわれるなんて。

それから、岩手からうちの語学学校にきてベトナム語を学んでいる方、トビタテの方らしい。これもまた、昨年応募して落ちたプログラム。なんだか、面白いなぁ。ダメ元で受けたけれど、後悔は全くしていないし、こういう形でいろんな人に出会えていることはとっても嬉しいことだ。

動けば動くほど、見えてくる。出会いがある。

自分のペースで、頑張らずにやろう。

「俺は今日、死ぬかのように毎日生きてる。」

とある人の言葉だ。宮島で奇跡的に出会ったコイツのことも、また書きたいと思っている。

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