見出し画像

絵が上手くなった瞬間【停滞期脱出編】

前回と同様、私のイラストと経験談を交えて、絵が上手くなった瞬間、どういうことが起きたかということをお伝えしていきたいと思います。
前半はこちら!

お絵描き5年目(2020)


この5年目が私の中での転換期となったと思います。
2020年と言えば、コロナウィルスが流行し緊急事態宣言が発令され、世の中外出が許されないような状況になりました。
私は、子供が小学校に入学した途端コロナで休校。今まで仕事をしていましたが、サービス業のためシフトも減り、息子も休校なのもあって夏までずーっとお休み状態となりました。
そこがきっかけで始めたことがあります。

・通話サービスDiscord内のお絵描きする人たちのサーバーに入った
・コミッションをはじめた


大きくこの二つです。

今回は1つめの、「お絵描きサーバーに入ったことによって上達するためのきっかけを得たことをお話します。

まず、お絵描きサーバーとはなんぞやですが、私はDiscordという音声通話アプリを利用しており、その一つの機能として、「サーバー」というものがあります。サーバーとは、ある内容に特化したコミュニティを作ることができます。そのコミュニティサーバーに参加した人達でやり取りをすることができます。
そこで私が入ったのは、イラストレーターさいとうなおき先生が作った、
「パレット団」というサーバーです。こちらは、さいとう先生のPixivFANBOXを支援している人のみが参加できるサーバーです。
このサーバーでどのようなことをしているかと言うと、
・イラストの投稿
・作業通話(お絵描きしながら雑談)
・描いたイラストの進捗を見せ合う
・各種企画(ワンドロ・イラコン等…)

たくさんの人がいますので、いろんなイベントやいろんな人との交流ができますが、現在は且つての賑わいと比べるとかなり落ち着いてきています。
(私は今もこちらのサーバーを利用しています!)

もともと、さいとう先生の大ファンだったのと、お絵描き仲間を作りたいという気持ちがあり、勇気を出して入りました。
最初はどんな人かも、どんな年齢かもわからない(恐らくほとんど年下w)人たちと上手く会話できるのかとドキドキしてましたが、1週間もすれば通話も慣れて、いろんな人と会話していました。
そこで、他の絵描きさんの考えを知ることができたのです。そこで驚いたのが、多くの方がイラストでお仕事がしたいor仕事をしているという方だったのです。そういった方の意識はとても高いです。

・クロッキー、デッサンやってる?
・〇〇先生のこのお絵描き系動画おススメですよ!
・資料はここだと探しやすいですよ!
・こんないい素材がありますよ!
・SNSの戦略はこういう感じかな。。。
・このイラストレーターさんあかねさん好きだと思いますよ!

もう、情報がすごいんです!聞いたら何かしら答えをくれます!
何でこんなに知ってるの?こういう情報が重要なのか!と。私はイラスト教本は2冊くらい持ってて、講座動画もさいとうなおき先生のしか見ていませんでした(さいとう先生だけでも本当に充分な情報はあります!)
私がいかに勉強不足、練習不足であったかを痛感しました。こんなに頑張ってる人たちがこんなにいる。私のこの頑張りでは到底追いつけないし、神絵師なんて今でも前に進み続けているのに、差が開くばかりだということに気づきました。ただずっと描き続けているだけでは、上手い人との差は埋めれないのだと。

そこで、意識が変わりました。

・考えずに描かない
・動画で紹介されている技法はまずマネしてやってみる
・練習をする(クロッキー・デッサン・模写)
・とにかく資料は豊富に用意する
・目標となるイラスト(イラストレーター)を決める

結果、1枚を描き上げるのに時間がかかるようになりました。悩むようになりました。今までの楽しく好きなものを好きなように描くとは真逆のスタイルです。
しかし、前編の最後でお伝えした「誰かのために描く」という考えを手に入れていたのでそこまで辛くありませんでした。自分のために描くのであれば、ここまで頑張れなかったでしょう。
そして、今までなかった目標をしっかりと設定したのです。私の場合は、
「さいとう先生のようなキャラ、色使い、勢いのある、見る人が元気になれるような絵を描きたい!
という目標です。

目標は大事です。目標を設定しないと、ここまででいいかという甘えと、今回はそういう気分じゃないと、方向性がブレてしまいます。
先ほどのは大きな目標ですが、大きすぎるが故、一向に達成できず挫折してしまうので、小さな目標も併せて立てます。例として、

・1日2時間は絵を描く時間を確保する
・1日10分、絵を描く前にクロッキーをする
・今回の絵は目の塗り方に特に気を配って描く
・3分割法を意識して何枚か描いてみる

などなど、いろいろとありますが、今の自分はできていないけど、今の自分に必ず達成可能な目標を設定します。
そうすることで、達成感を得れ、モチベーションに繋がり、設定した小さな目標がいつか自分の当たり前になるのです。それはもうレベルアップと言っていいと思います。

そういったことを意識しながら描いた2020年のイラスト!

前年と比べるとキャラクターの描き方、色の使い方、かなり変わっています。今まで動きのないイラストばかりでしたが、「動きのある絵を描きたい!」という目標から、体に角度を付けることを意識しているので、動きと勢いがあるイラストになっていると思います。

まとめ


今回お伝えしたかった上手くなった瞬間は、
「他の絵描きの意識を知った!」ということです。
イラスト制作は一人で黙々とやるものなので、自分のやり方みたいなものができてしまいます。自分の上限のようなものをどこかで決めてしまっていたりします。そこで、他の絵描きの意識が知ることで、自分に足りなかったことに気づき、必要な情報を知り取り入れ、考えて実践することで自分の上限が上がりました
一人孤独になりがちなお絵描きライフですが、お絵描きについて語り合える、イラストに対する情報を共有できる人たちと交流してみるのをお勧めします!

次回は、最終回!「コミッション(イラスト有償依頼)をはじめた!」という内容で、上手くなった瞬間のお話をしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?