学校に行きたくない話
こんにちはAkaneです。
今日は題名の通り、学校に行きたくない話をしたいと思います。
少し長いし暗めです。
〇〇〇
高校3年の4月、クラス替えのシステムにも慣れ、自分の教室へ行く。もうクラス替えも慣れっこ、仲のいい友達はクラスが違ったけどとりあえず卒業まで頑張ろうと思い、席に着いた。
しかしどこか様子がおかしい。胸がざわめく。落ち着かない。嫌な予感がする。周りの人達が怖い。周りがこっちを見ている気がする。私の噂話をされてる気分。
いたたまれなくなって私は泣きながらトイレに逃げ出した。
個室に入って考える。なんでこんなに人が怖いんだろう。初めての人たちばっかりという訳ではない。1年の頃話していた人もいる。でも怖くて仕方がない。なぜ怖いかもわからない。
混乱の中で私は泣くことしか出来なかった。
一学期の間、授業中もトイレに逃げ出し泣いている日々を過ごした。
私は焦っていた。単位が足りなくなると卒業出来ないということも担任から話をされていた。大学受験もある。勉強しなければならないこともわかっていたが周りが怖くてとても手につかなかった。
二学期が始まり、私は登校拒否をした。ほんの1週間ほどだがまたあの空間に行かなければならないことが怖くて学校に行かない週があった。
あそこに行けば、また泣くことになり何も手につかなくなる。それならもういっそ行きたくない。でも勉強しないといけない、学校に行かないといけない。2つの感情の狭間で私は苦しんでいた。
そうして1週間学校を休み、久しぶりに学校に行った時に担任に病院に行くことを薦められた。どんなものか分からないのでとても怖かったが、行ってみる価値はあると思い、学校を休んで親に連れられ心療内科に行った。
初診だったので、病院に行くとカウンセリングを受けた。カウンセラーの女の人とこれまでの話、家族の話、学校でのことを話した。
カウンセリングの後は診察を受けた。薬を出された。所謂精神安定剤だ。抵抗がない訳じゃなかったが飲んでみることにした。
薬を飲んだ一日目、ものすごく眠い。まぶたが重い。副作用だ。朝は得意な方だった。でも起きられない。遅刻しながら学校に行った。
また泣くことになるかもしれないという恐怖はあったが教室に足を進めた。
自分の席に着く。いつもならここで泣き出してしまう。でも涙は出なかった。授業の準備ができる。授業を受けられる。その日私は遅刻したことを除いて、普通に学校に行くということが出来た。
静かな喜びがあった。これで勉強できる。受験までみんなに追いついてやる。急にやる気が湧いてきた。私は薬によって平常心を取り戻した。
今も薬を飲みながら学校にちゃんと通っている。
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これまで、私はたくさんの人に迷惑や心配をかけてしまいました。大丈夫かとずっと心配し声をかけてくれた顧問、心配をかけた親、面倒を見てもらった担任。ほんとうにごめんなさい。ありがとう。
これから頑張って恩返しをします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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