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四月雑記

家にこもる生活が始まった。

楽しむことにした。

楽しみの箇条書き。

なんだか数千年先の未来の暮らしを体験しているみたいだ。SF。

宇宙船での暮らしはこんな感じかもしれない。

何かしら描き足して暇をつぶしてあげよう】に、色んな人たちが描き足してくれた。会えなくても集まれる。楽しいことをしようとしたら集まってくれる。

「無人島に何かひとつだけ持っていけるとしたら?」に「今の家をそのまま」と答えて、そうなった暮らし。


時間がありすぎて宿題に手をつける気にならなかったので、オダウエダ・ブティックあゆみ・バニラボックス柏木・ブリキカラス小林メロディとの同期大喜利LINEグループ(オダが「大喜利の訓練をしたい」と集め月1で大喜利していた)で、適当にセリフか単語が欲しいと呼びかけた。

ブティックあゆみがちょうど材料にいい感じの単語、ウエダが材料というよりもう完成品の単語、柏木が少しとっかかりを作った単語ベースの造語をくれた。それらをきっかけに宿題を進めることが出来た。

「単語ちょうだい」は芸人がよく言う言葉だが、他の職業でも言ったりするのだろうか。作詞家、ギャグ漫画家、俳人、歌人辺りは言いそうだ。短い物語をつくる人は言いそうだな。


毎日誰かしらが配信をやっている。ギガが足りない。先月はギガ買い足しで1万遣ってしまった。5月からはギガの上限が無いプランにする。うわ、超雑記だなこれ。間違えてシャッターボタンを押して床を写してしまった、すぐに消す写真みたいな。


必要必急の用事があり、新宿へ行った。電車の窓が少し開いていて車両を風が吹き抜けていて、冷暖房が要らない時期はいつもこれが良いなと思った。

新宿は不気味さを感じる人の少なさだった。誰も歩いていない繁華街にいつも通り「客引きキャッチにゃ絶対に〜ついて行っちゃダメよ〜♪」と嘉門達夫の曲が流れていた。これは忘れられない光景になるだろうなと思った。邦画のワンシーンみたいだった。

そうだ、『フィッシュストーリー』の冒頭みたいなんだ。人っ子ひとり歩いていない街、空には迫りくる彗星、のあのシーン。そこからオズワルドさんの初単独の幕間映像を思い出した。漫才でやっていたものを映像コントにしたやつ。あれとても好きだ。映像の質感とか、ショートショートのような世界観とか、やり取りが面白いところとか。観てほしい


バイトが完全に休みになり一言も発しない日が増え、夜中に「大声で歌いたい」と本気で思い息を吸うところまでいって、いよいよ怖くなった。頭のなかでは喋っていたので言葉を発したいと強い衝動になるまで気がつかなかった。

読んでいる途中の本を小声で音読した。これがなかなか良かった。まず舌の衰えを感じて焦ったが、読み進めるうちに発音に慣れ、すらすらと読もうという緊張感が程よく、小学校の国語の授業の一片の懐かしさがあり、文章の情景を思い描きながら読むに心地いいはやさを探し、朗読会をしているような気分になれた。

本は、せきしろさんと又吉さんの共著『蕎麦湯が来ない』で、又吉さんのエッセイのパートに入ったときに無意識に読み方を寄せてしまって「寄せてもうてるやん」と心の声まで寄せてしまって、少し恥ずかしかった。



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