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『落書き』が自分の絵柄を確立させた話

四年間ずっと決まらなかった絵柄は、「こういうものが描きたい!」と思うものではなく、「気が付いたら描いていた」くらい身近な落書きが自分の絵柄を確立させる鍵だった。

『落書き』が絵柄を確立というのは、具体的にどういうことなのか

順を追ってお話します。

目次

①絵柄が決まらない時は、焦らず日々実験

②絵柄の確立のきっかけは、よく描いている『落書き』だった

③まとめ

①絵柄が決まらない時は、焦らず日々実験


私は、デジタルイラストを描き始めて2年ほど、自分の絵柄が決まらずモヤモヤしていました。

ミク2

らいくん5

ちゃいなな完成

らいくん4new

上のように、絵を描くたびに目の形や色の塗り方がバラバラで、

いつかイラストレーターとして活動するためには一つに絞らないと、

この人=この絵 だと認識されず有名になれないのでは、と悩んでいました。

しかし、大学の授業で現役のイラストレーターの方がいろいろ描いていたらこれだってかっちりはまる時が来るよ」

という言葉で私は焦りが消えました。ずっと絵を描いていたら何年後かわからないけれど、いつか絵柄が決まる時が来るのだと思うと、焦って一つに絞らなくても良いのだと思いました。

また、絵柄がいくつかあることは、一人のイラストレーターとして認知されにくいというデメリットもありますが、

色々な絵柄が描ける=どんなオーダーにも答えられる

というメリットもあります。

絵柄が決まらない時は、無理に焦って絵柄を絞らず、

絵の練習をしたり、構図や線画、塗りも色々試すことで

成長に繋がり、のちのち自分に帰ってくると私は思います。

②絵柄の確立のきっかけは、よく描いている『落書き』だった


私が「好き」と思うイラストは、日常を切り取ったような絵だったり、カッコいい少年の絵だったり、厚塗りだったり、水彩だったりと、憧れるイラストレーターさんが沢山いました。

特に、カッコいい創作男子を描くことに憧れがあり、色々描いたのですが、

描けない!!!」

創作

となりました…。

画力の問題もありますが、自分の理想の創作男子を描くには

描き込みもコンセプトもまだまだ勉強不足だなと思いました。

時々こういう絵を載せても、さらっと何秒かで描いた

落書きの女の子の方がいいねが多い始末です。


「ん?」


ここで疑問が浮かびました。

なぜ、時間をかけて描いたデジタルの少年よりも

さらっと描いた落書きの方が人気があったのか。

自分がよく描く落書きの女の子を改めて振り返ると、

画像6


・顔のバランスがかわいい
・手が小さく、体も女の子特有の柔らかい感じが出ていて良い
・線が滑らかなで良い
・個性がある絵柄

このように、良いところがいくつかありました。

私は今まで、落書きの絵本番の絵は別のジャンルで分けて考えていたけれど、

この落書きにいいねがいくつか来たように、

この絵柄が誰かの需要になっているということ気が付きました。

また、無心でさらっと描ける落書きは、

自分自身、気軽に描けてとても楽しいです。

そこで、今まで落書きで終わりにしていた絵柄を

ラフ→下書き→線画→色塗り

としっかり順序立てて1枚絵を描きました。

すると、

216014_大島朱理_100ワード11.5

このようなイラストが完成しました。

描いた時は、可愛く描けたけど落書きの絵柄で本当に大丈夫かなという不安もあったのですが

友達や先生の反応も良く、

「あ、これでいいんだ」

と安心しました。


もし、この絵柄で正解なのかな、と悩むことがありましたら、

自分が一番描いていて楽しい落書きへ一度目を向けてみると

自分が無意識のうちに描いている落書きの良い部分を

発見できるかもしれません。

まとめ


私は、自分がこれだ!と思う絵柄に出会うまで時間がかかりましたが

今まで描いてきた絵は、今の絵の力になっていると思います。

また、今後も絶えず絵の実験をして、もっと成長していきたいと思っています。

長くなってしまいましたが、閲覧ありがとうございました!🐰

あかめろ

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