エルマーのぼうけん展に行ってきた
『エルマーのぼうけん』といえば保育園に通っていたときに大好きだった絵本であり、先生が読み聞かせてくれた思い出も、自分で読めるようになったときの思い出も学芸会で劇をやった思い出もある、私にとって大切な作品だ。
その原画展が明石市立文化博物館にやってくるというので行ってみることにした。
期間は3月23日から5月19日までだ。
明石駅からほど近い小さな博物館だった。
世界観が表現された展示にワクワクする。
嵐を再現するように電気がチカチカしていたり、ワニの背中を橋にして渡る名シーンを実際に体験できる。
原画は話の順番通りに並んでいて、
物語を思いだしながら進んでいける。
実際にみるとより温かみを感じて良い。絵本の見返しに掲載されていた地図のラフスケッチもとてもかわいい。
他にりゅうの動きをわかりやすくするために作られたぬいぐるみや採用されなかったイラストなどの展示もある。
この原画展に来て初めて知ったのだが挿絵を描いたのは作者さんの義理の母親なんだそうだ。
「エルマーのぼうけん」は他にも父親や後に結婚する恋人も協力していて家族ぐるみで作られたらしい。
りゅうと記念撮影ができるスポットもある。写真はOK、動画はNGらしい。
作者さんは物語を作ることを教育の一環とする環境で育ったらしく、子どものころに書いた物語や絵も展示されている。
自分も絵や物語をかくタイプの子どもだったので親しみが湧く一方で、自分だったらこんな風に晒されるのはキツイなと思った。
企画展以外に常設展示も見ることができる。
建物の名前の通り明石の歴史を学べる資料館、という感じで
似たようなものが自分の地元にもある。
自分が生まれ育ってない場所の歴史に触れるのもなんだか新鮮で面白い。
最後にグッズ売り場でお土産を見た。
もう一度読み返したくなったのでミニサイズの全巻セットを買った。
他に買ったのは
サイの角を磨くシーンにちなんだ歯ブラシ。
普通に使いやすそうだし作品に登場するアイテムというのは惹かれる。
ワニの橋を作るときに使った棒つきキャンディ。
漫画に出てくるようなペロペロキャンディの形で楽しい。
このキャンディは嵐の中空腹を満たしたり、エルマーが最後にりゅうにプレゼントしたりもしていた。
みかん島にちなんだオレンジピール。
エルマーはみかんの実の部分をりゅうは皮を食べていたシーンを思いだす。
本以外全部消え物だけれど、
該当のシーンが描かれたパッケージが良いので捨てずに取っておこうと思う。
絵本は帰ってから早速読んだのだが、
大人になってから読んでもワクワクするし、エルマーはやっぱり勇敢で賢いなあと思う。
トラブルへの対処が冷静すぎるし、なんというか人としての器がデカい感じがある。
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