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いい加減垢抜けたいのでメイクレッスンを受けてみた

メイクが得意じゃない。
そもそも興味がなくて、職場でノーメイクだと何か言われるからしぶしぶしているだけである。
なので、BBクリーム塗って眉毛描いとけばいいんでしょと思っていた。
・・のだが。

あるとき、ふと電車の窓を見たときにそこに映る自分の顔を見てギョッとした。なんというか思っていた以上にもっさりしていたのである。
我ながら、さ、冴えねー・・と思ってしまった。
隣のお姉さんと画風が違いすぎる。
多分今までも芋っぽかったのだとは思うが、年を重ねてよりそれが顕著になったというかなんというか。

そこで一念発起して美容系の動画など見てみるものの、良く分からない。
動画の人と私は全然顔が違うというのもあるが、まず基本がわかっていなさすぎて理解できていない気もする。

・・というわけでマンツーマンでメイクを教えてもらえるレッスンを受けてみることにした。

メイクはノーメイクか薄めで、とのことだったので迷わずノーメイクで行く私。
レッスンは化粧水をつけるところからはじまった。
メイク道具やコスメは先生が用意したものを使っていく形だ。

どういう風になりたいかを聞かれたので、とりあえず基本が何も分かっていないことを説明したところ、少ない手順でメイクしてる感を出せる方法を教えてもらうことになった。

先生「あまり複雑なことを言ってもやらなくなると思うので・・」
おっしゃる通りである。

メイクに対する自我がないあまり、基本的に言われたことを「へえ!そうなんだ!」と受け取りつつメイクしてもらう。(眉パウダーを使ったほうが映える眉などのアドバイスをくれる)

ただ、アイシャドウでブラウン系を勧められたときだけ、赤系ってダメなんですか?と質問してみた。
たまにアイシャドウを使う時は赤系を好んで使っていたのだ。
だが、先生曰くメイクに不慣れな人が赤を使うと事故りやすい、のだそうだ。

皆、早く理想の自分になりたくて個性的なメイクに挑戦したがるけど、何事も基礎を疎かにしてはいけない、何事もすぐには上達しない、とのことだ。
・・ごもっともすぎる。人生訓かと思った。

個性をだしたいならグリッターや色付きマスカラみたいなところからやってみるといいよ、と教えてもらった。
そんなものがあるのか。

そうこうしているうちにメイクは終了し、本当に美容系ユーチューバーがやるような複雑なことは何もしなかったので「こんなもん・・?」と正直感じたのだが鏡を改めて見てみると見たことない顔があってびっくりした。

自分の顔を見てテンションが上がったのは初めてである。
こんなに変わるならもっと早くにやっておけばよかったかもしれない。
美容にこだわる人は自己肯定感高めのイメージがあったがそれもなんだか分かる気がする。

という訳で早速使用したコスメの写真を撮らせてもらって買いにいくことにした。
メイクが決まっていると売り場にも気後れせずに入れる、気がする。
とはいえ使用コスメがほぼデパコスだったため、似たようなプチプラコスメでお茶を濁しつつだけれども。


家に帰って復習してみたところやはり先生の完全再現にはほど遠かったものの、目指す方向性は知れたので勇気を出して行ってみて良かったと思う。
なによりすぐには上達しないとのことなのでこれから少しずつ練習していこうと決意した。

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