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TruleX&Chico の初動ファイト

Nova Xeno Junior の Akame です。
皆さんは世界大会をご覧になられましたでしょうか?
今回は世界大会決勝の初動で圧倒的な勝率を叩き出した TruleX&Chico の初動ファイトを解説をしてみようと思います。


勝率

下のグラフは勝率、敗率、引き分け率を可視化させたものです。

TruleX&Chicoは
勝率:83.33% ( 5/6 試合 )
敗率:0.00% ( 0/6 試合 )
引き分け率:16.67% ( 1/6 試合 )
一度も負けていません。

3試合目の解説

この段階の時点でTruleX&Chicoが勝利しやすいことが分かります。
その理由は簡単です。
もし、TruleX&Chico が Kwanti に攻めた場合、Kwanti とかなり離れているためTkay のカバーは間違いなく間に合いません
しかし、建物がなく平地だと仮定するとKwanti と Tkay で挟めるので強いですがスラッピーは複雑で広いので今回は使えません。
なのでChico と TruleX は位置的に勝利しやすい状況になっています。

・始めの動き

上から見たもの

今回はChico が早い段階でKwanti と遭遇したため2人で攻めず1人で大ダメージを与えました。
やはり、Tkay のカバーは間に合っていません。TruleXとChicoはお互い近いのでカバーが来る前にChicoとTruleX で倒しきれると考えられます。

・Kwanti をキル

2人で Kwanti をキルすることに成功しています。
カバーはやはり間に合っていません。

上から見たもの

Tkay のカバーは間に合っていません。2人のうち1人をキルしたのでこの後も人数差でChicoとTruleX がかなり有利です。Tkay は逃げるか1v 2 で勝利するしか選択肢がありません。

・Tkay の判断

上から見たもの

1v2は厳しいと判断しTkay は逃げる選択をしました。
しかし、その後追いかけられTkay は撃破されます。

3試合目と4試合目の変化

世界大会では3試合目と4試合目の間に何分か修正の時間があります。
Kwanti&Tkay の修正による変化がかなり分かりやすく見えたので簡単に見ていこうと思います。

・降下地点

上から見たもの

Kwanti&Tkay は3試合目の最大のミスだった距離感が修正されたことが分かります。
今回はカバーも出来る距離なので3試合目よりかなり戦闘しやすくなります。

上から見たもの

Chico&TruleX も本館を少し漁った後スラープトラックを破壊し、トラックの左の建物を漁る動きに変化しました。
これは漁る範囲を広くしたので Chico&TruleX もプラスになっています。

・戦闘前の有利不利

上から見たもの

Chico&TruleX はしゃがんで敵に気づかれないよう距離を近づけました。
これは本来、Chico&TruleX がかなり不利になります。
敵が漁っていた位置に行くので敵からハイドされるなど様々なリスクがあります。しかし、今回は敵に気づかれないようしゃがんでいるので弱点を少し補えています。
逆にKwanti&Tkay は本来、有利な場面でしたがかなり離れているので1v2にされる危険性が生まれます。

・戦闘終了

しゃがんでいた影響によりKwanti&Tkayは気付いていませんでした。
Kwinti&Tkay はボットとの戦闘中に上手くTruleX&Chico にハイドされ結果的に負けました。

最後に

彼らの初動ファイトを見て感じたのは戦略の重要さです。初動は運だと思われがちですが想像以上に戦略も絡んできています。この驚異的な勝率は初動の戦略の影響だと改めて実感しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。


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