スパイクタンパク質の血栓がある兆候とその対処法
ユホン・ドン博士
ジョーダン・ヴォーン博士
2022 年 11 月 6 日
https://www.theepochtimes.com/health/signs-you-have-a-spike-protein-blood-clot-and-what-to-do-about-it_4842975.html
この論文では2回に分けて、COVID-19に関連する異常血栓の概要、形成の仕組み、早期発見方法、治療方法について説明することを目的としています
以前、SARS-CoV-2とコビドワクチンのスパイクタンパク質が、ともに血栓を引き起こす可能性があることを取り上げました。
血栓についてパニックになる必要はありませんが、そのリスクを理解することは重要です。
COVID検査の結果が正常/陰性であっても、血栓の可能性を完全に排除することはできません。診断が確定するかどうかにかかわらず、症状がある場合は、予防することが最も重要です。
できる限り体を動かしましょう。ベッドで休んでいる場合は、足を伸ばして血液を循環させるようにしましょう。まず医師に相談せずに血液をサラサラにする薬を始めないようにしましょう。
COVID-19ワクチンの摂取はできるだけ避けてください。ワクチンを接種すると、スパイクタンパク質は高い血栓形成性を持ち、直接的に凝固カスケードを活性化します。ですから、血栓の形成を防ぐ第一の戦略は、スパイク・プロテインを解毒することです。
例えば、体内からスパイクタンパク質を分解するために、オートファジーを増加させる多くの自然な方法が役立つと思われます。
オートファジーを高める方法としては、断食、日光、質の高い適時睡眠、瞑想、ウォーキング、またイベルメクチン、メラトニン、レスベラトロール、スペルミジン、テルペン栄養剤などの天然由来の分子が挙げられます。
検査項目
血栓カスケードの活性化は、大きな血栓（脳卒中や肺塞栓の原因）と微小血栓（多くの臓器、特に脳に微小梗塞を引き起こす）の両方を引き起こします。
脳霧、記憶喪失、睡眠障害、不安や抑うつ、胸痛、息切れ、頻脈、疲労、労作後の倦怠感など（これらに限定されない）、すべてのロングCOVD症状は、体内の微小血栓の存在の可能性を示している可能性があります。
脚では、むくみが血栓の最も一般的な兆候です。片足に大きな腫れがある場合は、すぐに医師に連絡してください。
足の血管に小さな血栓があるために、足の指が赤く腫れる「COVID足」と呼ばれる症状がある患者さんもいます。
臨床研究によると、COVID-19の患者さんではフィブリノゲン、フィブリン分解物、Dダイマー、フォンウィルブランド因子が増加しており、これらの上昇は病気の重症度や凝血のリスクと相関しているようです。
ここでは、長いCOVID様症状を持つ人がいた場合に考えられる基本的なスクリーニング検査の数々を紹介します。
いくつかの基本的なスクリーニング検査です。
鑑別および血小板数を含む全血球計算
D-ダイマー - 凝固活性化のマーカーとして。著しく上昇した D ダイマーは、異常な凝固を示し、線維症が活性化されています。
CRP: 進行中の炎症のシンプルで安価で高感度なマーカー
フィブリノーゲン
第VIII因子
フォン・ヴィレブランド因子 (vWF)
抗血栓療法の重要な考慮点
一般に、抗血栓薬には、抗凝固薬と抗血小板薬の2つのクラスがあります。抗凝固薬は凝固カスケードに作用して凝固が完了しないようにし、抗血小板薬は血小板が活性化されて互いに内皮に付着するのを阻害する。
内科専門医であるJordan Vaughn博士は、罹患した患者にできるだけ早く抗血栓療法を開始することが重要であると述べています。
「COVID-19の急性期患者において、入院を防ぐために抗凝固療法を行ったのは最も重症な患者でした。DOACと抗血小板療法を開始することが、入院が必要な低酸素性COVID-19患者を維持するための基礎でした」とVaughn医師は述べています。
「COVID-19に関連する凝固障害を読んで理解した後、この病態生理を理解し、全員が高凝固性であるため、この独特の病態を管理することが極めて重要であった。急性期の重症COVIDでは、抗血栓療法を行い、数日おきに来院してもらい、症状が改善するかどうかを確認することにしています。」
「抗凝固療法を開始した患者さんでは、良くなっただけでなく、長期的な合併症で再来院する人がほとんどいないことに気づき始めました。つまり、理論的には、通常より病的な患者に対して異なる治療を行っても、実際に急性期の症状を改善し、急性期には重症化しなかった患者にもしばしば見られる急性期後の後遺症をほとんど防いでいるように思えたのです。」
ヴォーン博士は、いくつかの凝固検査項目を選んで、患者にそれらの因子が全く上昇していないかどうかを確認しているそうです。
「COVIDの急性期治療で抗血小板療法と抗凝固療法が成功した後、急性期後の後遺症COVID（PASC）に活用できないかと考え始め、熱心な研究によってJaco Laubscher、Risia Pretorious、Doug Kellの研究に導かれました 」と述べています。
「彼らの研究を読んだとき、まるで電球が光ったかのようでした。急性期コビド、そして最も重要な長期コビド/PASCの両方に対する私の見方を大きく変え、彼らの研究は苦しむ患者さんを真に救うために役立ったのです。」
血栓の原因がウイルスであれ、ワクチンであれ、基礎となる原因がスパイク蛋白であるため、症状はあまり変わりません。
ですから、微小血栓と局所的な組織低酸素を伴う症候群を治療する場合、スパイクタンパクの出所がどこであろうと、片付けるべきものは同じです。
また、適切かつ厳密にモニターされた「トリプル」抗凝固療法が、微小血栓の除去につながり、症状も取り除くことが報告されています。
二重抗血小板療法（DAPT）（シオピドグレル75mgとアスピリン75mg）1日1回と直接経口抗凝固薬（DOAC）（アピキシバン5mg1日2回）である。さらに、h2ブロッカーやプロトンポンプ阻害剤などの薬で胃を保護することも重要です。
現時点では、治療期間は不明であり、通常は、患者とスパイク蛋白との相互作用、最後の曝露からの時間、基礎的な自己免疫機能障害の履歴、および全体的な機能的症状についての慎重な履歴に依存する。
Vaughn博士の治療はこれらの要因によって進められ、通常1〜3ヵ月間継続される。Vaughn博士の望みは、近々大規模な臨床試験を行い、さらに長さの情報を提供し、臨床医が治療の恩恵を受ける患者を特定するために使用する、さらなる代替臨床マーカーを特定することである。
フィブリンの生成を抑える
抗凝固剤は血液凝固を遅らせることで、フィブリンの形成を抑え、血栓の形成や成長を防ぎます。抗血小板剤は、血小板が凝集するのを防ぎ、血栓の形成と成長を防ぎます。
アピキサバンは、抗凝固剤の一種です。これは、第Xa因子阻害剤です。血栓の形成を助けるある種の天然物質の働きを阻害することで効果を発揮します。
外因性ヘパリンは、スパイク蛋白による凝固を著しく減少させ、特に重症のCOVID-19患者に抗凝固療法を根本的にサポートすることができます。
血小板を沈静化させる
血小板はSARS-COV2のスパイクタンパクのS1サブユニットによって過活性化される。血小板は循環する炎症性分子、新しく傷ついた内皮、免疫細胞と相互作用する。
血小板の複合体は、受容体結合を介した膜-膜間相互作用によって媒介されます。
クロピドグレルは抗血小板薬です。血小板（血球の一種）がくっつき、危険な血栓を形成するのを防ぎます。血栓のリスクが高い場合、クロピドグレルの服用は、血栓の予防に役立ちます。
クロピドグレル（プラビックス）は、心臓発作や脳卒中のリスクが高い人の予防に使用される血液凝固剤です。
アスピリンもまた、抗血小板薬です。血小板が凝集して血栓を形成するのを防ぎ、血小板内のトロンボキサンA受容体に作用します。
注意：すべての治療は、医師の指示と厳格な監視の下で処方されるべきです。
血栓症のための栄養補助食品
血栓症の症状に対して有益な効果をもたらす可能性のある栄養補助食品は、さまざまなものがあります。
一方、これらの化合物の多くは、抗炎症、抗酸化、オートファジーを促進する効果もあり、COVID関連の症状にも有益です。
フラボノイド
レスベラトロールには、抗血小板作用があります。これは、主にブドウ、赤ワイン、ピーナッツに含まれる天然由来のフラボノイドです。
血小板凝集に対するレスベラトロールの用量依存的な抑制効果は、細胞モデルおよび動物モデルで観察されています。
さらに、レスベラトロールの酸化ストレスや炎症の低下、代謝能力の向上、内皮細胞による一酸化窒素合成の増加、オートファジーの促進といった複数の効果は、COVID関連の凝血問題を抱える患者さんにも有益です。
緑茶の主要成分であるエピガロカテキン-3ガレート（EGCG）は、ヒトにおいて血小板を積極的に抑制すると考えられています。EGCGは、この役割を達成するために複数の経路をターゲットにしています。
チロシンキナーゼ阻害剤であるゲニステインは、血小板の凝集を阻害し、血管の血栓閉塞を防ぐ効果がある。主に大豆製品に含まれる。
ゲニステインの主な作用機序としては、少なくともコラーゲンによる血小板凝集の抑制、トロンボキサン受容体への拮抗作用が挙げられる。
ニンニク
ニンニクの血小板凝集抑制作用は、アデノシン、アリシン、パラフィン系ポリスルフィドの化合物が関与しているようである。
アリインは、アリインリアーゼによるアリインの開裂に由来し、シクロオキシゲナーゼ、リポキシゲナーゼ、トロンボキサン、血管プロスタサイクリン合成酵素、サイクリックAMPレベルに影響を与えずにin vitroで血小板活性を阻害する。
抗酸化物質
ビタミンEは、その抗酸化作用でよく知られており、血液凝固状態に対して複数の有益な特性を有している。
例えば、内皮由来の一酸化窒素の活性を高め、プロテインキナーゼC（PKC）の阻害もあって内皮機能を改善し、血小板の凝集を抑制する作用があります。
ビタミンEは、コラーゲン、フィブリノーゲン、フィブロネクチンへの血小板の接着を減少させ、プロスタグランジンE1に対する血小板の感受性を増加させることが示されている。
セレンは、微量元素であり、グルタチオンペルオキシダーゼ酵素の必須成分で、細胞を酸化ストレスから保護します。セレンの欠乏は、動脈血栓塞栓のリスク上昇と関連しています。
セレンは、主に血栓を形成するそれらの物質を抑制することにより、血小板凝集を抑制する効果を有する。
薬物相互作用
サプリメントが正常な止血および抗血栓療法に与える影響について考慮する必要があります。
正常な凝固や血小板の活性に影響を与えると報告されているサプリメントや、クマリン系抗凝固剤と相互作用する可能性があると報告されているサプリメントは、丹参、ニンニク、イチョウ、アメリカ人参、アジア人参などです。
ただし、これらのレポートのほとんどは理論的なものであるか、個々のケースで構成されています。
食事と運動
野菜や果物を食べ、運動することは血栓症に効果があると広く信じられており、特に血栓性疾患のリスクを持つ人には有効である。
米国を含む多くの国では、抗血栓性の食事と適切な運動の推奨が保健当局によって提案されている。
野菜などの加工食品が「健康に良い」と分類されたのは以下の通りです。
レーズン、ブドウ、プルーン、バナナ、カンタロープ、スイカ、生のリンゴまたはナシ、オレンジ、グレープフルーツ、イチゴ、ブルーベリー、桃またはアプリコットまたはプラム、トマト、トマトジュース、トマトソース、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、芽キャベツ、人参、混合野菜、黄色または冬のスカッシュ、ナスまたはズッキーニ、ヤムまたはさつまいも。調理済みほうれん草、生ほうれん草、ケールまたはマスタードオーチャードグリーン、アイスバーグまたはヘッドレタス、ロメインまたはリーフレタス、セロリ、マッシュルーム、ビート、アルファルファスプラウト、ガーリック、コーン、ナッツ、ピーナッツバター、インゲン豆、豆腐または大豆、豆またはレンズ豆、エンドウまたはライマ豆、調理に使う植物油、お茶、コーヒー、デカフェインコーヒー。
「健康的でない」: リンゴサイダーまたはジュース、オレンジ、グレープフルーツ、その他のフルーツジュース、白米、ベイクドポテトまたはマッシュポテト、ポテトチップスまたはコーンチップス。
心身の介入
筋痛性脳脊髄炎（ME）や慢性疲労症候群（CFS）などの慢性症候群とCOVID様症状には、多くの病理学的類似性がある。
カナダの研究者は、ME/CFS を治療するための心身介入（MBI） の系統的レビューを行った。
MBI を受けた患者では、疲労の重症度、不安・抑うつ、身体的・精神的機能が改善されることが示された。
介入には、マインドフルネスに基づくストレス軽減、マインドフルネスに基づく認知療法、リラクゼーション、気功、認知行動的ストレス管理、受容とコミットメント療法、アイソメトリック・ヨガが含まれた。
検索された382件の文献のうち12件が含まれた。7件の研究がランダム化比較試験（RCT）であった。
さらなる研究が必要ではあるが、COVID様症状を改善するために、これらの安価な方法を試してみることに害はない。
将来への展望
ポストCOVIDに近い時代、我々は前例のない課題に直面している。ウイルスは人間界から消えておらず、長期にわたる後遺症やワクチン関連症候群が私たちを重く襲っているのです。
まだ十分に解明されていない新興のウイルスに対するワクチンの製造を急ぎ、それを大多数の人間に押し付けるという戦略は、根本的に間違っています。
スパイク・プロテインは、そんな大きな教訓を私たち人間界に与えてくれたのです。
しかし、災いの崖っぷちに立たされているにもかかわらず、自然や伝統の中には私たちのための解決策があり、人間のためだけに用意されたように見えるこれらの治療法の多くが、私たちを助け、治すためにここにあるのです。
学ぶのに遅すぎることはないし、変わるのに遅すぎることもない。
参考文献
COVID感染、ワクチン接種後にオートファジーとデトックススパイクタンパク質を増加させる自然な方法
重度のSARS-CoV-2感染患者における血栓症のリスクが高い：多施設前向きコホート研究
長い COVID/PASC におけるアミロイド フィブリン マイクロクロットの中心的な役割: 起源と治療への影響 | 生化学ジャーナル | ポートランドプレス
https://link.springer.com/protocol/10.1007/978-1-60761-803-4_9
in vivo および in vitro での血小板凝集に対するレスベラ トロールの効果
レスベラトロールとその血管系への影響 – PMC
緑茶のエピガロカテキン-3-ガレートは、タンパク質分解アゴニストと非タンパク質分解アゴニストの両方によって引き起こされる血小板シグナル伝達経路を阻害します
エピガロカテキンガレートの抗血小板活性は、PLCgamma2 リン酸化の阻害、PGD2 産生の上昇、およびカルシウム ATPase 活性の維持によって媒介されます
大豆に含まれるイソフラボンであるゲニステインは、マウス大腿動脈の血栓性血管閉塞と in vitro 血小板凝集を阻害します – ScienceDirect
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0278691518300796?via%3Dihub
https://www.plefa.com/article/0952-3278(93)90118-G/pdf
ニンニクとタマネギの抗血小板成分
https://link.springer.com/article/10.1007/BF01969110
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https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/07315724.1991.10718173
https://www.atherosclerosis-journal.com/article/S0021-9150(99)00169-0/fulltext
https://link.springer.com/article/10.1007/s005990050068
抗血栓性食事と運動による血栓性障害の予防: グローバル血栓症検査を使用した証拠 – PMC
2015-2020年アメリカ人のための食事ガイドライン
2008 年アメリカ人のための身体活動ガイドライン
関節リウマチ、ロング COVID、ME/CFS などの慢性の再発性疾患における虚血再灌流障害の潜在的な役割: 証拠、メカニズム、および治療への影響。生化学ジャーナル | ポートランドプレス
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群を治療するための心身介入の系統的レビュー
心臓の健康のための 14 種類の自然な血液希釈剤
ユホン・ドン博士MD、中国出身、博士号
中国で感染症の博士号を取得している医師である Yuhong Dong 博士は、スイスのバイオテクノロジー企業の最高科学責任者兼共同設立者であり、スイスのノバルティス ファーマで抗ウイルス薬開発の元上級医学科学専門家でした。
ジョーダン・ヴォーン博士MD
Dr. Jordan Vaughn, MD は、アラバマ州バーミンガムで内科専門医として働いています。彼は内科の認定を受けており、2009 年にアラバマ大学バーミンガム校を卒業しました。Vaughn 博士は、Ascension St. Vincent's Birmingham および Grandview Medical Center と提携しています。Dr. Vaughn は、バーミンガムの Medhelp Family Practice & Urgent Care で診療を行っています。
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In Deepさんの記事にリンクが載ってたのでみてみました。
少し引っかかる部分はあるけど、参考までにメモしておきます。
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