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NATOへの加盟について考え直しているフィンランド

WORLD HAL TURNER 12 JUNE 2022
https://halturnerradioshow.com/index.php/en/news-page/world/finland-having-second-thoughts-about-joining-nato

フィンランド大統領Sauli Niinistoは今日、「フィンランドはスウェーデン抜きでNATOに加盟しない 」と述べた。 フィンランドは考え直したようだ。

スウェーデンは、NATOへの加盟に関して、深刻な問題を抱えている。 スウェーデンは数年前に中東の難民を大量に受け入れたが、その中にはトルコがテロの脅威を感じている人たちが含まれているようだ。 PKK、別名 「クルド人 」です。

トルコは過去2年間シリアの一部に侵攻し、トルコ国境沿いのシリア北部からすべてのクルド人を排除しようとしています。トルコはクルド人とトルコ国内の「PKK」という政治運動をテロリストの脅威と見なしているからです。

だからトルコは、その「テロリスト」とされる人々が何らかの形でスウェーデン(そしておそらくフィンランド)から粛清されるまでは、スウェーデン(あるいはフィンランド)の承認に投票しないであろう。

NATOに加盟するためには、既存のNATO加盟国による全会一致の投票が必要である。 もしトルコが、スウェーデン(またはフィンランド)の加盟に賛成しないという立場を貫くなら、この2カ国はどちらもNATOに加盟することはできないだろう。

トルコが反対票を投じれば、スウェーデンが一番危ないと思われるので、フィンランド大統領はこの機会に「フィンランドはスウェーデン抜きでNATOに加盟しない」と発言した。

しかし、彼の発言はスウェーデンとは全く関係がないようだ。 というのも、フィンランドは東の隣国ロシアに対して、これまで何度も誤った判断を下してきたことに気づいているようなのだ。

おそらくフィンランド大統領は、これをNATO加盟への国の努力を後退させる非常に好都合なチャンスと見ているのだろう。結局、ロシアとフィンランドの間の状況は決して悪くない。しかし、ロシアのガスと石油のないフィンランドの生活は、全くよくありません。もしかすると、フィンランドの大統領は、壁に書かれている当たり前のことを見て、NATOから離れて、そこにいない方がフィンランドにとってずっと良いことに気づくかもしれません。
遠く離れて。

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