噂の真相究明~ウイルス分離の基本の復習
《噂の真相究明~ウイルス分離の基本の復習》研究所からの「ウイルス流出」バイオテロ説や、「人工ウイルス」による生物兵器説について~「機能獲得研究」とは何か?
いわゆる「人工ウイルス」説や「生物兵器」説を理解するなら、避けては通れない『機能獲得研究』について理解を深める動画に字幕をつけさせてもらいました。Dr.サム・ベイリーのビデオ「Gain of Function Gaslighting」です。
元動画はこちら↓
https://odysee.com/@drsambailey:c/gain-of-function-gaslighting:8?r=GfUbtiFGYyikeXKajNSTXigAwrSMHL8u
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これらの説について、私たちがどうしてこんなにも簡単に信じ込んでしまう意識状態になっていたのか?について、考察できる資料も以下にあります。
https://odysee.com/@Moon%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%81%BB%E3%82%93%E8%AA%9E:8/dm_pdf:5?r=GfUbtiFGYyikeXKajNSTXigAwrSMHL8u
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人工ウイルスやバイオテロ兵器などについての倫理観を問う論文や文献は、日本にも沢山あり、有名大学から公式に出されている文献なども、数多く見受けられます。しかし、そのどれもが当たり前のように「ウイルスありき」「人工ウイルスありき」を前提として話を進めています。そして、それらが指し示す元の研究内容を調べてみると、拍子抜けしてしまうほどの仮想ストーリーであることにも気が付きます。「ウイルス推進説」と同様、「人工ウイルス推進説」も、数々の有名どころから発表されていますが、実際にそれらを一つ一つ読んでいくと、“架空の仮定”に、さらなる“仮定の話”を積み上げている状態で、あたかも「嘘を何層にも重ねたミルフィーユ」のような構造で成り立っていることが分かります。一見、完成度の高そうな「ミルフィーユ」に見えたとしても、ウイルス学の根本を理解すると、一番下の根幹部分を支えている大前提の層がまず架空の設定になっており、その上に次々と積み重ねられていく層も、また“別の架空の話”や“別の仮定の設定”で構成されていることが分かります。そうして出来上がった「ミルフィーユ」の外観だけを見て、私たちは「本物なんだ」とザックリ信じ込まされてしまいがちですが、下から順に一層ずつ解体して見ていくと、単なる“張りぼて”でしかないことが分かります。
架空のものに対する恐怖は、私たちが本当に対処すべき問題に取り組むためのエネルギーを奪ってしまいます。クリアな意識と、明快な知識があれば、感情的なトラップに飲み込まれることなく、自分の足元にある暮らしや生き方そのものをよりよくすることに、力を注いでいけるかと思います。
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◆最強チームによるウイルス学の解体
https://odysee.com/@Moon%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%81%BB%E3%82%93%E8%AA%9E:8/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E8%A9%90%E6%AC%BA:a?r=GfUbtiFGYyikeXKajNSTXigAwrSMHL8u
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◆トム・コーワンによるHIV解体
https://odysee.com/@Moon%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%81%BB%E3%82%93%E8%AA%9E:8/hiv:a?r=GfUbtiFGYyikeXKajNSTXigAwrSMHL8u
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◆この世はすでに生物兵器の海
https://biosinfonia.wixsite.com/real/post/「ウイルス」と『人工ウイルス』-「シェディング」と『伝染』
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Moonのにほん語
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動画一覧はこちら↓
https://odysee.com/@Moon%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%81%BB%E3%82%93%E8%AA%9E:8・
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意識の扉・文字起こし
《噂の真相は?》研究所からの「ウイルス流出」バイオテロ説や、
「人口ウイルス」による生物兵器説について~「機能獲得研究」とは何か
★「機能獲得研究」とは
様々な生命体において、元々の機能を増強させたり、
新しい機能を加えたりして、改造することを試みる研究
特にウイルスにおける「機能獲得研究」では、
感染力を高めたスーパー病原体のようなものや、
様々な変異ウイルス、人工ウイルスのような噂が飛び交う
その真偽について、検証できる動画となっています
最近、よく聞かれる質問のひとつが「機能獲得研究」と、
ウイルス研究所からの流出疑惑についてです。
私の著書『ウイルスマニア』や、ウイルス分離についての私のビデオにお馴染みの方なら、
これ以上の説明は、必要ないこともお気づきかも知れません。
ですが、いつもチェックしてくださっている視聴者や読者の皆さんでさえも、
いくらかの混乱が生じているようです。
そんなメールが、ほぼ毎日のように送られてきます。
というわけで、このビデオでは、「機能獲得」に関する疑問に取り組みます。
そして、私が思うに「何が起こっているのか?」についてまとめてます。
というか、正確には「何が起こっていないのか?」です。
…「ウイルスの分離」または「ウイルスの精製」とは
どういう意味なのか?
これらはウイルス学の専門用語であって、あまり…
正確ではありません。
人によっては、意味合いが違います
破壊的な“スパイクタンパク質”を操作した、ウイルス兵器
世界のアクセス不能な場所で活動している
“秘密のウイルス研究所”
肝炎、HIV、SARSの“スーパーウイルス”の創造
確かに、ドラマチックに聞こえます。
でも、広がる噂に付きまとうのは、“現実の事”なのでしょうか?
それとも単なる“まやかし”なのでしょうか?
表面的なことの奥にある本質を明らかにして、基本に返る価値はあります。
ちょっとここで辛抱してくださいね。
というのも「機能獲得」の話を詳しく分析する前に、
背景を捉えることが、とても重要だと思うんです。
導入として、手短に実際の「ウイルスの定義」についてハッキリさせます。
基本的には、タンパク質の「被膜」または「殻」のある小さな粒子を指し、
その内部には、DNAまたはRNAのような「遺伝物質」を持つ。
しかし、それだけではありません。
その粒子には感染性があり、宿主細胞に感染し複製されて、
病気を引き起こし、他の宿主に感染する可能性がなければなりません。
私のビデオ「ウイルス分離の真実」で説明したように
ウイルス学者が使う“定義”は、しょっちゅう矛盾しています。
彼らは“遺伝子配列”を検出した際に、「ウイルスを分離した」と言って、
それが「ウイルスのゲノムを構成している」と主張することがあります。
ここにある問題として、彼らの方法論は検証すると、その“遺伝物質”が、
ウイルス内部から来たことを証明したことがないということです。
単に、粗雑な臨床検体から、配列を検出しているだけなのです。
ウイルス培養物は、正確に言えば“組織の培養物”と呼ぶべきものです。
これらの試料にウイルスが含まれているかどうかは、推測でしかないのです。
・・・分離についての質問の背景がよく分からないですが
もう一つの問題は、いわゆるウイルスの同定において、私たちに提示される画像です。
まず第一に、こうしたタイプの画像は、コンピューターで生成された
画像で、まさしく「イメージ図」です。
次に、本物の電子顕微鏡写真を見てみましょう。
これが、コロナウイルスと思われるものです。
ただし、ちょっと問題があるんです。
さっきの画像は、有名なコロナウイルスではなく、
実はコロナ前の時代の腎臓の生検の画像なのです。
この論文の著者らは、電子顕微鏡写真の解釈について
注意喚起し、次のように極めて合理的に断言しています。
ウイルスのような粒子の出現は、「受容体媒介エンドサイトーシス」
および「液相エンドサイト―シス」を表している可能性がある
★エンドサイトーシスとは?
細胞の「飲食作用」のこと。細胞が“細胞外”にある様々な物質
(栄養分、老廃物、神経伝達物質、微生物…etc)を取り込む際に、
細胞膜の一部が変形することで物質を包み込み、「小胞」が形成される
この小胞の中に物質が取り込まれ、小胞が移動することで物質が輸送される。
又は、細胞表面に放出される前の、エクソソームを含む小胞体の可能性もある
基本的にこの意味は「ウイルス」や「感染」とは関係のない、
細胞内で起こっているプロセスだということです。
ここまではいいですね。
しかし、彼らはその後、CDCに同調することを決定し、組織内のRNAやウイルスタンパク質の
確証が得られれば、有名なコロナの証拠をもたらし得ることを提言しました。
彼らは「SARSコロナウイルスの超微細構造特性」というタイトルの2004年の論文を
持ち出していますが、これは2003年の「SARS-1」の流行に関するものです。
しかし、引き合いに出された論文の方法論を読んでも、彼らが検出したRNAが、
本質的にウイルス性であることを証明するものは、どこにもないのです。
彼らは、サルの腎臓細胞から採取した「Wero-E6細胞」で組織培養を行っています。
この混合培養で、彼らは「SARS-1」に特異的とされる、2つのRNA配列を
検出したと報告しています。
配列の一つは、325ヌクレオチドのサイズ
もう一つは、625ヌクレオチドのサイズです
★「ヌクレオチド」とは?
DNA二重らせん構造を構成している“単位”のこと
「ヌクレオチド」が2烈に連なって、DNAとなる
二重らせん構造を構成しているのは、
「リン、デオキシリボース、塩基」という分子で、
これらの3つ合わせて「ヌクレオチド」と呼ぶ。
(うちに塩基には「A・G・T・C」の4種類がある)
しかし、これらの配列が1つのウイルスにだけ“特異的なもの”
であると、どうやって知ったのでしょうか?
だって、彼らは「ジーンバンク/遺伝子銀行」の配列を参照しているんです。
いいですよ。
でもまず第一に、どうやってこの配列をデータベースに登録したのでしょうか?
…君の教科書みたいにはなりたくないんだよ。
私は他にやることあるんだよ。
「SARS-1」の例としては、これが挙げられるでしょう。
2003年のカナダの論文で、タイトルは「SARS関連コロナウイルスのゲノム配列」です。
彼らは、トロント市の患者から分離株を入手したと述べています。
ですから、これが最初の問題です。
彼らは、すでに分離株を持っていることを主張しています。
私のビデオ「ウイルス分離の真実」を、ご覧になることをお勧めします。
そこでは、ウイルス学において「分離」という言葉が
どう使われているのか?を解説しています。
というのも、多くの人が考えていることとは違うからです。
いずれの場合でも、検体の中には、ウイルスが絶対に含まれている
ことが示唆されています。
この時点で「試料にウイルスがある」と断言することが、
科学的に有効な主張なのか?判断する必要があります。
彼らは、サルの腎臓からのベロ細胞で“組織培養”を行い、
そして「ウイルスを精製した」と宣言していたのです。
ワオ!おもしろくなってきましたよ。
しかし、メインの論文には、この精製過程が、どのようなものであったかは
書かれていません。
補足資料を見ると、より詳しいことが分かるようになっています。
彼らは、実物の変異体を精製したことを確認するための電子顕微鏡写真を
入手していません。
その代わり、ベロ細胞の組織培養物を遠心分離機にかけました。
それから飛躍して、盲信的にこう結論付けたのです。
55ngの精製されたRNAウイルスがあって、そこから“ウイルスゲノム”の
作成を開始できたと・・・
この点は、多くの人が引っかかる肝心なポイントなので、
その重要性を強調したいと思います。
このような方法論で検出された遺伝子配列が、ウイルス内部から
来たことを、どう立証したのでしょう?
その組織培養液の中には、何十億という遺伝子の断片がありました。
サルの細胞、子牛の胎児血清、そして患者からの「気管支肺胞洗浄液」を含みます。
★「気管支肺胞洗浄液」とは?
生理食塩水を気管支内に注入し、肺胞や抹消気道まで行き届かせて
洗浄し、回収した液
そこには宿主が持っている、あらゆる種類の物質や細菌のような
他の生物が含まれている可能性があります
「精製のプロセスが難しいのだ」という話を聞くこともありますが、
でも、なぜできないのでしょう?
そして、なぜ研究者たちは、明らかに精製していないウイルスを
「精製した」と主張するのでしょうか?
1972年当時、研究者たちは「ウイルスだと主張する粒子」を精製し、
それを電子顕微鏡で確認していました。
「ショ糖勾配遠心分離法」で粒子を濃縮して、電子顕微鏡写真で
考察しており、妥当な取り組みだったようです。
それで、ウイルスを精製したことになるのでしょうか?
そうは思いません。
と言うのも、ウイルスの定義を思い出してください。
粒子には“感染力”がなければいけません。
宿主に感染し、複製され、病気を引き起こし、
他の宿主に感染する可能性がなければならないのです。
この論文によると、まず選ばれたRNA腫瘍ウイルスを
慢性的に感染させた細胞培養から始めたそうですが、
しかし、どうやってその粒子がウイルスだと立証したのでしょうか?
組織の増殖実験を行っても、それらが「ウイルスであること」は証明できません。
“精製された粒子”が、新しい宿主に感染して、病気を引き起こすことを
示す臨床実験が必要なのです。
彼らが証明したのは、“ウイルスのような粒子”を精製できることです。
もう一つの問題としては、カナダのSARS-1論文には、対象実験が
ありませんでした。SARS-1ではない体調不良の患者の「気管支肺胞洗浄液」を含む
組織培養で、同じテストを行うできでした。
同じ配列が生成されるかどうかを確認するために…
しかし、まだまだ油断なりませんよ。
というのも“ゲノム”と称するものは、端から端まで配列されているわけではなく
コンピューターのソフトウェアで仮想の配列へと再構成されたものだからです。
この人為的な再構成の問題についてはアンディ・カウフマンへの
インタビューで議論しました。詳しくは、そちらをご覧くださいね。
ちょっとした探究の方法なのですが、「対象実験をした」とか
「モック感染培養」をしたと述べる論文を見たという視聴者から
連絡が来ることがあります。
これはベロ細胞の培養を「ネガティブコントロール」として
示したとする典型的なものです。
★「ネガティブコントロール」とは?
対照実験のうち、何も効果をもたらさず、陰性の結果となる実験を
「ネガティブコントロール」と呼ぶ。反対に、研究者が期待する望ましい
効果をもたらす実験群は「ポジティブコントロール」と呼ぶ
これが“対象実験”として成立していないのは、それで何をしたのか
さえ書かれていないことです。
そのサンプルをCOVIDを発症していないとされる、体調不良の人の
試料にさらしたものでしょうか?
毒性のある抗生物質は、同じように混ぜたのでしょうか?
「継代」をして、細胞にストレスは与えたのでしょうか?
さらに最近、Dr.ステファン・ランカは、この件に風穴を開けました。
彼は、患者のサンプルを培養せずに「細胞変性効果」を引き起こさせる
ことを実証しています。
★「細胞変性効果」とは?
「ウイルスによって引き起こされる」と言われている、宿主細胞の形態的変化のこと
具体的には、細胞が丸くなる、膨らむ、集まる、剥がれる…
などの変化で、これらの現象が見られると、
「ウイルス感染の結果である」とされたり、
「ウイルスが細胞中で増殖しているサインだ」とされる
いずれにせよ、このような場合には論文の著者に連絡を取って
実際には何をしたのか?を確認する必要があります。
ご存知のように、私たち『ウイルスマニア』チームは、
このような主張の真相を究明するのが好きなのです。
トーステン・エンゲルブレヒト氏が、暴露した時のように
世界で最も有名なウイルスを精製したと主張する研究者が
「誰もいない」ということを…
とにかく、このような論文を私宛に送ってくるのであれば、
その研究者や著者らが、実際に何をしたのか?を
まずは明確にしてみてくださいね。
では「機能獲得」とは何なのでしょうか?
「機能獲得」とは、生命体を改造するプロセスのことです。
ある意味、病気を増やしたり、伝染しやすくしたり、
影響を受ける種を増やすものです。
さて、このビデオの前半部分が上出来だったなら、大きな問題がある
ことに、あなたも気づいたと思います。
その生命体に、なにか「機能獲得」をほどこす前に、実際に“それがある”
ことを証明する必要があるのでは?
いわゆる、ウイルス学的な機能獲得の研究は、以前からありました。
どうやら何百ドルもかかるようですが、成功例は、あまりないようです。
2011年、エラスムス大学医療センターのロン・フーシェ教授が、
公開の学術会議で報告したのは、「鳥インフルエンザウイルス」の
遺伝子組み換えをフェレットで行った結果です。
「H5N1」つまり「鳥インフル」は、著書ウイルスマニアでも1章をまるごと
割いたほどの大騒動でした。
私たちは様々な器官や研究者に、何らかの証拠を求めました。
それが存在し、病気を引き起こし得るという証拠です。
しかし、最もいい線だった機関でも「パブメッド」のような
科学的なデータベースで検索してみては?という提案でした。
残念ながら、それはすでにやっていた事であり、そして何も見つけられませんでした。
とにかく、実際の論文を見ると、出だしから怪しく
「A型インフルエンザウイルスは、ヒトを含む多くの種の宿主から分離されてきた」
と述べられています。
しかし、これは「存在が証明された」という意味での分離ではないことが分かっています。
そして参考文献からは、この論文へとたどり着きます。
説明を必要としない総説です。
それで実際の実験では、フェレットを10センチ間隔で配置した透過型の
ケージに入れ、一方のケースから、他方のケージへと風を送り込みました。
そしてフェレットに、彼らのいう「H5N1型ウイルス」というものを
接種しました。しかし、これは混合培養の醸造物としか言えません。
このオリジナル醸造物からの空気感染はなかったことが報告されました。
そこで、彼らが続けてやったことは、その混ぜ物をフェレットの鼻に入れ、
4日後に殺し…殺したフェレットの鼻の組織をつぶしたものを、別のフェレットの鼻に入れたのです。
このプロセスを、何度も繰り返したのです。この絵に描かれているように…
6回繰り返した後、フェレットへの虐殺はスローダウンし、
あとは鼻腔用の綿棒で、移していくだけとなりました。
何であれ、自分たちが、一連のフェレットに伝染させていると思ったものをです。
そうやって彼らは、それらのフェレットの鼻汁サンプルから検出できる遺伝子配列を調べました。
そして違いがある事を、発見したのです。
ん~~…
たくさんの粗雑な生物試料を混ぜ合わせ、そして、異なる遺伝子配列を見つける…
結論は分かっていますよ、でも…
機能獲得研究の科学者たちの発表では、
「インフルエンザウイルスの突然変異」となるのです。
その後、そのスーパーインフル醸造液で、ケージを使った
感染実験を繰り返したところ、4匹中、3匹のフェレットの空気感染を発見しました。
ですが、ここにはちょっと問題はあるんです。
フェレットの虐殺キャンペーンの挿絵に戻りましょう。
ここにウイルスの“直接的な証拠”がないのなら、
確実に、ここにもウイルスの証拠はありません。
彼らは「ウイルス滴定」で証明されたのだと言いますが、
しかし、これは単なる“組織の培養”です。
この場合、MDCK細胞、つまり「犬の腎臓細胞」を使っています。
そうやって、インフルエンザウイルスに由来するとされる
コンピューター生成の遺伝子配列を構築するのです。
しかし、すでに説明したように、「それがウイルス内部から来たものだ」と、
どうやって判断しているのでしょうか?
また、この論文では「ヘマグルチニン」と「ノイラミーダーゼ」についても論じています。
★「ヘマグルチニン」と「ノイラミニダーゼ」とは?
それぞれ「スパイクタンパク質」の名称
A型インフルエンザウイルスには、この二種類のスパイクタンパク質があると
言われており、それがウイルスが感染を起こす役割を果たしていると言われている。
ここでは触れませんが、それらが“H5N1”などのウイルスの証拠にならない理由は、
著書『ウイルスマニア』の中で説明しています。
きっと皆さんが興味を持つところは、いわゆる“空気感染”の実験では、
実際どのフェレットも病気になったり死んだりすることはなかった点でしょう。
くしゃみをするフェレットもいましたが、これは可哀想なことに、
「リン酸緩衝整理食塩水」を直接小さな花の中に注入されたからです。
研究者たちは、自分たちの“スーパー細菌醸造物”が、あまり効果がなかった
ことにがっかりしたようで、空気感染する“H5N1ウイルス”が肺炎を引き起こすかどうかを
テストすることにしました。
で、どうやったか…「高容量での気管内投与」
6匹のフェレットの気管には、3mlの培養混合液が注入されました。
これは小さな動物の肺に注入するには、度を超した量の液体です。
当然ながら、それにより2匹のフェレットが殺され、他のフェレットは
安楽死させられたのです。
人間で言えば、100ml以上の培養液、すなわち4液量オンスを
直接気管に注入することに相当します。
しかも、肺に注入されたのは精製したウイルス粒子ではなく
ごちゃ混ぜの組織培養液だったのです。
なぜ、対象実験を行わなかったのか?
同じようなフェレットに3mlの代替擬物質を注入すれば良かったのでは?
この実験は、実質的には無意味なもので、それが倫理員会を通過した事は驚きです。
「機能獲得研究」と呼ばれるものを、どう考えるか?は
あなたにお任せします。
私は、何かが実証されているとは全く思えません。
科学的な基盤が揺らいでいると、めちゃくちゃな理論に発展するということ以外は。
けれども、このフェレット研究は、いくつかの憶測を呼び、各方面で
パニックを引き起こしました。
これらの「機能獲得型ウイルス」が人々に対して、意図的に放出されるのでは?と…
あるいは実験室から、偶発的な漏洩があるのでは?と…
それで現在に至るわけです。
今や、主要メディアでさえ、「機能獲得」や「実験室の漏洩」の話題で持ち切りです。
個人的には、こういう話題を政治家やFacebook等のプラットフォームは
導入し始めると、かなり疑わしく思いますね。
(政治家:米上院議員)
Facebookは最近、「ウイルスが武漢研究所から来たという情報は削除する」
という方針を覆しました
覚えてますか?ウイルスが「生鮮市場を経由してコウモリから来た」
という話が宣伝されたことを…
研究所からの漏洩は、あまり心配ありません。
フェレットの実験で作ったものを大量に肺に流し込まないと、何の問題も起きないので
このタイプの「機能獲得研究」であれば、世界中の21歳の若者が行っており、
時に、その実験によって肺を損傷し、緊急治療室にやってきます。
なので、もし誰かが、ウイルスの機能獲得の研究所に対して、
何百万ドルもつぎ込んだのなら、返金してもらった方がいいでしょうね。
私は、最近などの他の生物における「機能獲得」について
実際の可能性がないと言っているのではありません。
実際に、最小限の労力で、抗生物質に耐性のある細菌株を作ることは比較的簡単です。
こうした株は、抗生物質が必要のない人間や動物に対して、
過剰に使用された結果として、すでに出現しています。
これらは地球上の大多数の人間にとっては、まだ問題ではありません。
しかし、これらの菌株は、体に機能障害を抱えた人にとっては、懸念すべきものです。
しかし一端、現代のウイルス学の根本的な技術には、大きな問題があることを理解すれば、
「機能獲得」が何を意味しうるのか?という概念を、すぐさま疑問に思えるでしょう。
まだご覧になっていない方は、私のビデオ「インフルエンザの秘密」を見て頂くと
人体実験でインフルエンザを観戦させようとするとどうなるか?が分かると思います。
「世界最大の致命的な大流行」だと見なされていた最中に行われたものです。
一切、なにも感染しませんでした。
そして、どんなに複雑な実験に見えても、全ては単純な定義に帰結することを
忘れないでください。
その定義が満たされているかどうかを判断するのは、あなた自身です。
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