20220702 somnia
夢を見た。
映画かドラマのワンシーンのような、いかにも「修行の場」とも言えそうな、黄色い土埃にまみれたところにいた。
高い丘のようなところで、その周囲は険しい崖地になっている。落ちたらひとたまりもなさそうだ。その崖地と丘の間をうねる様に伸びる長い階段は、果ての見えない天上へ向かって伸びていた。修行服(タイの僧侶のような服)に身を包んだ6名ほどの団体が、ちょうど上へ上へと向かっていた。
私は、彼らを倒して上へ行かなければならない。
目的は分からないけれど、上へ行かねばならないのだ。
気付くと、私は随分と年老いていた。けれど足元ははっきりと、黄色い砂の舞う階段を上へと向かう。
修行服を身に纏っていた。少し飾りが多いようだ。私はいつの間にか随分と、上の方まで来ていたらしい。
ふと思い出す。
これは、恐らく自分の師だと思うのだが、師から重大な事実を賜った。
ここの舞台は中国だったのかもしれない。秦の始皇帝の時代より守られてきた秘密だと打ち明かされた。
強さを極めし者はその強さを保ったまま、次の世へと生まれ変わることができるらしい。
その話を思い出して、「ああ、強くてニューゲームってやつだな」とぼんやり思った。
目が覚めた。
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