中華のQuest2パクリHMD「NOLO Sonic」レビュー

おはこんばんにちは。akai_nanaです。
今回は明らかにQuest２をパクった中国専売のHMD「NOLO Sonic」を購入したので感想を書いていきたいと思います。
Twitterを見た限りでは日本で所持しているのは私だけ見たいです🤔

公式サイト
https://www.nolovr.com/nolo_sonic

購入経緯～購入まで

Meta Quest2（Oculus Queat2）が2020年に販売開始されましたが、2021年に連続して中国でもスタンドアロンHMD（英語にするとAll in one HMD）が発表・販売されました。
その中の一つが「NOLO Sonic」です。
（他に「Pico neo 3」「Pico neo 3 Pro」「Pico neo 3 Pro Eye」「iQIYI Qiyu 3」と出ました。）

「NOLO Sonic」を購入するには中国からの個人輸入かAliExpressを使うことになます。

中国サイト
https://mall.jd.com/index-1000110901.html

AliExpress(他にも幾つかショップがあります)
https://ja.aliexpress.com/item/1005003329399598.html?gatewayAdapt=glo2jpn&_randl_currency=JPY&_randl_shipto=JP&src=google&aff_fcid=c910dbe96ddf437e8dcb80cf98a48270-1644612552719-03258-UneMJZVf&aff_fsk=UneMJZVf&aff_platform=aaf&sk=UneMJZVf&aff_trace_key=c910dbe96ddf437e8dcb80cf98a48270-1644612552719-03258-UneMJZVf&terminal_id=5274cdef7edd46bb88f1243969b01018

AliExpressの使い方については他の方が解説などをしているのでそちらをご覧ください。

価格として、AliExpressだと大体4万5千～5万くらい。
公式から買うと3万7千+送料+関税が掛かるので4万2千くらいになります。

購入した理由は暇だったのと中華HMDを触りたかったからです。
（MeganeXまで我慢出来なかった）

さてここから触ってみての感想です。

性能・触っての所感

Twitterにも投稿しましたが、まずは写真から

デザインとしてはめちゃくちゃQuest2を意識（もといパクり）して作られていますね。
重量としても500ｇを切っています。10ｇ程Questより軽いです。
コントローラーは電池込の重さです。

ちなみに梱包もQuestと比べてみました。

ほぼパクリやん…
（まぁ、Questは中国で生産されていますからね）

スペックに関しては下記のサイトをご覧ください。
Quest2との比較
https://vr-compare.com/compare?h1=pDTZ02PkT&h2=I_Fsf8iyp

特に比較で見ていただきたいのがCPUの型番でQuestはQualcomm Snapdragon XR2（以下 XR2）を採用してますが、NOLO SonicはQualcomm Snapdragon 845（以下 845）を採用しています。（初代Oculus QuestのCPUとほぼ同性能）
この845は主にスマホにミドルレンジのスマホなどに採用されているCPUで、XR2と比べるとかなり低い性能になります。
（4年前はハイエンドスマホ用CPUだった）

適当なグラフが見つかりませんでしたが、一個下の835と比べてこのくらい違うそうです。
スペック上画質はいいのですが、CPUの性能が低すぎてちょっと残念な印象を受けます。
（白く感じるのは液晶問題なのはいいとして、安っぽく感じる。ソフト面の作りが甘く感じた。）
また、リフレッシュレートも低いので、Questに慣れていると飛び飛びに感じます。
（ゲーミングモニター使ってる人なら言いたいことは分かってくれるはず‼）

また被ってみては物凄く不満でした。
・写真を見てみると分かるのですがフェイスクッションが堅い・薄いので長時間被ってると痛い。
・顔の大きい人が使うようなのか光が上や下じゃなく横から入ってくる。
・搭載されているファンの音がうるさい。前面に冷却用のファンがあるのですが、動作音が結構します。イヤホンを使わないと気になります。
・Questみたいなハンドトラッキングはありません。
・コントローラーの復帰が遅い。
・コントローラー形状はQuestと変わらないのに違和感を感じる手の形状・矢印の位置。

NOLOのApp storeですが、NOLOのアカウント作成が必要なのと人民元での支払いになるのでスタンドアロンとしては使っていません。
（スタンドアロンの意味とは🤔🤔🤔）

NOLO SonicはスタンドアロンHMDとしてではなくPCVRとしても使用出来ます。
下記の「NOLO Home」と「Steam VR」をPCにインストールすれば使用できます。

NOLO Home
https://www.nolovr.com/nolo_home

このNOLO Homeがくせ者で、ソフトをインストールすると他のHMDを接続していても勝手にNOLOが優先されてNOLO Sonicに接続しようとします。
今のところ回避策がないので、他のHMDを接続して使用するならNOLO Homeをアンインストールするしかありません。
（そもそも日本だと私しか持ってないと思う）

PCVRで使ってみると中華HMD全般に言えることですが、ソフト面がしょぼいです。

と言うのも最高解像度で接続すると遅延が酷すぎるのです。
（カクつくのレベルじゃなくて固まる。Steam Homeで）
かと言って最低解像度にすると無印ViveやOculus Rift以下の解像度でストレスがマッハです。
それに音声も遅延が酷くて、自分自身が喋った後にリップシンクが動きます。
まじでソフト面頑張ってくれ…

と言うわけでPCVRでのテストプレイなどもしていません。
YouTubeなんかには動画が上がっているのですが、とても満足に使えるようなレベルでは無かったです（中華…）

後、珍しい点としてコントローラーのトラッキングは超音波方式と言う方式でトラッキングしてる見たいです。
HMDとしてはVive Focus Plusなどが同じ方式だったと思います。
（噂ではMeganeXも超音波方式になるらしい？噂ですけど）

結論：ごみ
です。Quest２を持っているならわざわざ冒険しなくていいでしょう。
性能もQuest２以下ですし、値段もQuest２以下です。
パクリ製品なだけあります。

以上使ってみた感想になります。

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良かったら使ってください。

ではさようなら～