インディペンデントが求められてる

最近ちょっとキャリアの話が多い。とある転職相談。とある大学生の悩み。とある僕と大先輩との呑み。

ぼくは仕事でもキャリアサポート、主に転職支援をしている。元々キャリア教育という離れた位置をぼんやり狙うようなことをやっていた僕としては、今関わっている事柄はダイレクトに職と直結する、実にわかりやすい直接支援だ。

支援って楽な言葉なんです、普通に使えば。ただ、そこのコミットメント、どう関わるかを正しく深く考えていくと非常に悩ましい。その対象者との距離感、立ち位置、かける言葉の選び方、推すか推さないか、優しく包むかハッキリ告げるか、ほぼほぼ全人格的なやりとりとなる。営業も近いと思うけど。

とはいえ、何をやるかというと別に知識や情報の提供や指示ではないのですよね。どちらかというと、無駄を削ぎ落とす行為。世間体やまわりの目、これまでのキャリア、プライド、様々な要因から色んなことを思っているその人の話をひたすら聞いて、分解し、幹となる点をつなぎあわせていく。幹以外をいったん全部切り落とす。お金が欲しいでも、自己実現でも、何でもいい。本当に大事にしたい幹を一緒に探す。あくまで僕はここにこだわる。

ひとは本来孤独な生き物だから、根幹は独立・自立していないと生きていく事がつらい。過度に依存せずに共存するには、インディペンデント(独立した精神)が必要だと思う。金銭的なものでも生活的なものでもなく、心の独立。

年齢や経験、性別や職業ではない、このインディペンデントがあるかないか。成功とか失敗とかどうでもよくて、この気構えのような姿勢が実はすごいデカいんだって、大事なんだって。そう思うよ、僕は。

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