見出し画像

暑さ寒さも彼岸まで

編集者でミニマリストってタグでなら沢山おられそうだけど
そこに巨大なアフロってキャッチーな見た目で
一時期TVにたくさん出ておられた
元朝日新聞編集者の稲垣えみ子さんが仰っていたのだけど

地球を温めるな
寒けりゃ自分だけ暖めろ

ガッテンガッテン膝を打って
その通りやと
地球は太陽からの熱エネルギーを浴びる時間の長短で
熱かったり寒かったりしてるだけで
地球が暑いからと熱中症になることもないし
寒いからと低体温症にも凍傷にもならない
そういう循環なだけだ

空気ごと暖めたり冷やすなやと
自分の身ひとつ暖めれば冷やせば済むことや

御衣にと鵜呑みに苦笑
それだけではないけれど
赤毛家は暖房がかなり控えめで基本デロンギ一択
他のお友達の家に行った娘らは
ウチって寒いんだねと
アラばれちゃった苦笑
寒ければもう一枚上着を羽織ればよいし
ひざ掛け引き摺って部屋移動しているし
ルームシューズも常用して足元ダッフィーみたいに茶色にモケモケしてる

それから室内の明かりも控えめで
実家の父などは昔の貧しい記憶を喚起するから嫌なのか
この家は暗い暗いと言って光量のツマミを最大に捻るけど
LEDの明るすぎる光は苦手で
白熱球のレクリントのランプシェードを天井から吊るして光量を補っている

それは多分
学生時代にバックパッカーしたヨーロッパの影響で
どこもかしこも薄暗いったらありゃしないというくらい
室内も街も暗かった
そして室内の照明は間接照明が多用されていて
天井からの蛍光灯で無機質にガッツリ明かりをとってる空間は地下鉄の構内くらいか
それから室内もセントラルヒーティングの暖かさというのはジンワリとあくまで控えめだった

フランス人は毎日フランス料理をコースで食べとるんかと思っていたけれど
驚くほど普段の食事は質素簡素で
歩きながらバゲッドをかじって、ぽいとごみを投げ捨てたり
確かにフルコースってときの
お魚とお肉両方食うんかいってラインナップにはゲップ降参したけど

質素にするということ
控えめであるからこそ生む余白や余韻や余裕を
反転して全フリするからこそ
華やかな世界が輝くのだと
ぽかんと開いた口が塞がらないまま
あんまり天井が高いしデカい絵は壁面を覆い尽くすわで
上ばっかり見て首が痛くなったルーブル美術館からの帰り道に
ニビ色の空の下思ったような気がする

寒いときは寒さを
暑い時は暑さを感じなかったら
何のための五感やと思ってしまうし
まあ過度の暑さで熱中症で死んでしまうよってときに
やせ我慢して盥に水貼って行水して心頭を滅却すれば火もまた涼しとか
叫んだりしないけど笑

今夜は冷えるようです
みなさま心にホットな思い出を灯して
良い夜を

海岸通りを歩いたとまで言っておきながら
前回ソラニンを貼り付けたので
真打登場で春を心待ちに
海岸通りを貼ります

後藤さんのこのクリクリ頭が好きで
美容師さんにオンナジにしてくださいって
お願いしたけど
帰ってきたら娘等に

ママ、頭パパじゃん?!と笑われて
そう言えばそうだと天パーのフワフワ頭だった人をちょっと懐かしく思い出したことを

後藤さんのこのヘアスタイルを見るたびに思い出す

長えな曲紹介にしては笑






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?