血尿

夢を見て結構重要なことを決めてしまうことがある人なのだけど笑

結婚したのも、夢が決め手の一つだった。友人にも安っぽいマッチポンプ自作自演とナジラレ涙、そんないい加減なことで決めちゃうから離婚するんだよと娘らには叱られているが、仕方ない、そう思っちゃったんだもの。

起きてしまったことは仕方ないので、これ以上自分にコメントするのは止めておこう。(なんて他人事だな。起きたんじゃなくて、起こしたんだよな)

若かりし日、ある恋の終わりのころ、血のオシッコを真っ裸でショワショワと豪快にタチションする夢を見た。

目覚めて何だ?これは?と思ったけど、しばらく考えてはたと思い当たる。

これは、男性で言うところの、血玉、赤玉だと。

つまりセックスにおける終電。打ち止めですよ。終わりですよというサイン。

自分ではまだ納得も腑にもにも落ちていなかったんだけど、夢が腹落ちさせてくれた。彼とのセックスはもうおしまい。ああ、この恋は終わったんだなと後から脳みそがついてきて、割と冷静に終結の対話が彼とできたのを覚えている。

始めるより終わる方が難しい。悪くなってしまった関係ではそもそもコミニケーションが取れないから。けれども終わりは大事で、そのあとどのくらい引き摺るか、前に進もうと思えるか。自分が別れに意味を見出せるか。別れ方に負うところは大きい。(でもいい別れなんてないけどね苦笑それができないから別れるんだから)

血のオシッコのおかげで妙にすがすがしい気持ちになったのを、先週のことのように覚えている。


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