封印を解かれて ジョニ・ミッチェル

好きな人が好きな音楽を好きになるまでは良い
ベクトルの逆流はない
でも好きになった人を嫌いになってしまったときは
その音楽はどうしよう

道は多分大きく2つ。

①坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
→忌まわしい思い出が蘇らないようにその音楽も封印してしまう。

②君の意見には反対だが、あなたがそれを主張する権利は命がけで守る
→議論の大切さ、意見の差異と個人的な感情論と混同しない理性的なタイプ。

私は頭ではわかっていても
音楽のように強く感情に訴えるものについては特に
元来モノゴトを感情的に処理する右脳優先型の人間なので

好きだった人が置いていった本とかCDはダンボールにぶち込んで押入れの天袋に押し込んじゃうタイプだ。かといって、その音楽や本の価値については同意しているので、ゴミに出して捨ててしまうことは人道上できない。

つげ義春の本とか押入れにいっぱい入ってるんだよな。
週末出してみようかな。

ジョニ・ミッチェルも坊主が憎くてみるのも嫌だったけど
今日聞いてみたらユラユラ揺蕩う漂う天女みたいな存在感と
人間というより妖精さんみたいな歌声がやっぱり良かった。
あら、私全然大丈夫じゃないと笑ってしまった。

いつから過去になっていたのかしらん。

嫌なら聞かなければいいだけのこと。
聴きたくなるまでCD君たちはフセをして出番を待ってくれている。
5年もしまい込んでたね。ユルシテオクレ。

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