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お釈迦様と孫悟空

私には畏れ多い方と仕事をした時期が足かけで5年くらいある

ヴォルデモート、あのお方
ではない

国立理系卒、大大大企業勤務、海外某超有名大学留学経験あり、英語、ドイツ語多分中国語アンド九州地方方言のマルチリンガル、身長187センチ、スーツはヨージヤマモトか優里&ガッバーナ、

外資系コンサルティング会社勤務と二足の草鞋の

吹けば飛ぶような弱小福祉施設勤務苦笑

人生の夏休みに早めに入られた

多分一生分もう働いて稼ぎきった方

何かお間違えでは?こちらは、福祉作業所、契約社員は月に25万しかだせません。出口ならあちらです。

と思わずいいたくなるようなキラッキラの経歴引っ提げて、でも腰を折って謙虚に条件を飲んで雇われてくれた。

なんでまた、福祉?何度も聞いてはみたけれど

いつもはぐらかされていたような気がする

諸葛孔明を得たのかも知れないと思ったけど、いかんせん私が劉邦じゃない。使いこなせない。宝の持ち腐れ。国際的な会議、例えばG7なんかのインフラをご担当なさったとか。なさってないとか。

私がこの前zoomのブレイクアウトルームからメインルームに入って、再度ブレイクアウトルームに入室しようとして、zoomそのものから退出してしまい、再ログインできずに、大切なグループのチューター役だったのに、チューター自らミッシング、捜索願出してもらうなんて話ししたら、面白がって欲しかったんだけど、眉間に皺寄せられてしまった。

どうしてそんな失態をやらかしたのかと。

言語が違うので、喧嘩にならないような

そんな雲の上のような人なのに

果敢?というより無謀に赤毛のチコがケンカを挑んでいくので

少女の像を巡っての従軍慰安婦問題について

仕事が始まる前の朝の時間に

あとから出勤した職員が凍り付いた空気に何事かと身震いするほど

私がギャンギャン噛み付いたこともあった

政治と宗教の話は海外ではタブーなんですよと紳士に嗜められても

ここは日本じゃきにと開き直って

ガンガンにふっかけて勉強させてもらった

完全レフティだった自分が、軸足を右に少しずらせたのは

間違いなく彼の影響だ 全体を見る 俯瞰する

身長並みに並みに高い視座で見渡して

一対一に対応してすぐに答えを求めないこと

いくつもある要因を因数分解してみること整理することを

実際の業務の課題解決の場面で見せてくれた

未だにちっとも出来ないけど

それでも、そう思ってみるだけでも

パイプ椅子持ってリングに殴りこんじゃう直情型の私には

大きな変化だった

管理者なので、叱ってくれる人も、指示出ししてくれるひともいない中

暗夜行路をいく日々に

彼とともに働いた数年間は

灯台の明かりに照らされて進む絶対的な安心感に守られて

お釈迦様の掌の孫悟空のような

日々でした

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