【寝言】インフルエンザでデトックス、私の中に残ったもの。
起きて体力の尽きるまで仕事し、餌のように食事を摂っていたこの2ヶ月。
11月頭に一度体調を壊したが、個人的最強アイテムである漢方「麻黄湯」と「ユンケル」を摂取することによって乗り切っていた。
ある出来事があり、ストレスは極限に。
仕事の量では、おそらく相当な量を抱えている。地道なテレアポ営業から、全国にある店舗の販促支援、全国にある既存取引先のフォロー、そして営業資料作成から販促物作成、メニュー開発、マーケティング戦略、、、
自分の会社を立ち上げて一人奔走しているベンチャー社長のような毎日。
問題は、自分で立ち上げた会社でもなければ、元々望んでいた仕事でもなかったこと。しかし、明確に自分がやりたい具体的な仕事もなかったこと。
やりたいことといえば抽象的で「言葉の力で人を動かしたい」ということ。
それって、コピーライターでもできるが、作家でもできるし、接客営業、全てのビジネスにおいて当てはまるのだ。
「言葉の力でXXXがしたい」のXXXはもちろん、小説は書きたい。だが時間があれば小説を書けるわけでもなければ、隠居できるほどの貯金もない。
それゆえ私は、流れゆくままに放浪をしている。その結果、今はベンチャー社長のような仕事量。
ストレスになったのは、費用の交渉における相手の発言だった。それについての記載はしないが、自分は侮辱と感じた。
共通の人に相談すれば、ありえないと評する派が99%、フォローした人がたった一人。
1%の方を信じてみるか、99%を信じるか、自分はどう思うのか。
そんなことを悶々と考えていたら、インフルエンザになった。
インフルエンザで40度の熱がでた木曜日、なんとか仕事しようとしたが無理で、金曜日もパソコンをひらけば15秒としないうちに強烈な悪寒。
ゾンビのように這い上がってはぶつかりながらトイレに行き、うめきながら高熱に耐えていた。
(結局ちょっとだけ仕事したけど)今日まで3日、ベットの上で生活している。
途中、近くに暮らす母親が物品を届けてくれて、洗い物をしてくれた。
そして思い出した。
元々の自分はとてもシンプルで、野心がなくて、めんどくさがりだ。
好きな音楽や映画をただ繰り返し鑑賞し、勝ち負けはどうでも良く、何かを知ることが好きだ。
流行の音楽もいい加減知らねばと思い、近頃聴いていた最近の音楽。
裸の状態に戻った私は、ただスピッツを聴いていた。
横になりながら聞こえる流しの音が、どれだけ幸福か。
自分が幸せに思う要素は至ってシンプルで、昔から何にも変わっていない。
しかし同時に、自分が一番辛いと思うのは、家族が辛いことだった。
母や、叔母や、姉や、猫を助けるには。
いざって時に、助けるには、がんばれねばならんのかもな。
熱の中の、寝言でした。