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【ワンピースカード】黒黄ルフィ解説【全文無料】

 こんにちは。ばんちきです。

 今回は、【黒黄ルフィ】の紹介です。

 アルティメットデッキ『3兄弟の絆』発売直後から各地で結果を残している、リーダーのライフ追加効果と3兄弟の進化サイクルを組み合わせたコンボデッキです。

 ぜひ最後までお付き合いください!

対戦動画

【黒黄ルフィ】デッキリスト

 今回はこのリストを基に解説を進めていきます。

 3兄弟の進化サイクルと専用のサーチャーを厚く採用し、残りの枠を2000カウンター10枠とグッドスタッフ8枠で埋めた非常にシンプルな構築にしています。

 なんといっても《ゲッコー・モリア》を採用できるのが大きな強みで、終盤は《ゲッコー・モリア》から3兄弟の進化元を蘇生して一気に強固な盤面を作り上げる動きを目指します。


【黒黄ルフィ】特徴

進化サイクルによるドン踏み倒し

 たった2コストで5コストのキャラを登場させられる破格のサイクルを活かし、安いコストで強い盤面を作ることができます。

 進化の際にライフが1枚削れてしまいますが、進化元の効果によりリーダーのパワーが相手ターンの終わりまで2000上昇するため、返しのターンの守りも堅いことから即座にリーサルを組まれるような展開にはなりづらいです。

 リーダー効果によって能動的に進化先をライフに仕込めるため、進化サイクルの使いやすさという点では新規3兄弟リーダーの中でトップクラスの性能を持っています。


ライフ0からの超耐久

 ライフ0からがこのデッキの真骨頂で、リーダー効果によるライフ追加から次々と進化サイクルを起動していき、リーダーのパワーを上げながら盤面を展開します。

 ライフ追加に必要なドンはたったの2コストなので、余った8ドンで《ゲッコー・モリア》をプレイすることができるため、トラッシュに送られた進化元を再利用することが可能です。

 《ゲッコー・モリア》を起点とし、リーダーのパワーを9000に上げながら《ポートガス・D・エース》が速攻で走りつつ、《サボ》でKO耐性を付与しながら盤面を固めてターンを返すのがこのデッキの終盤の理想展開です。


【黒黄ルフィ】カード解説

採用カード

《3兄弟の絆》

 進化サイクルを引き込みやすくするためにも、個人的には最大枚数の採用を推奨しています。

 他のカードを採用したい際にデッキスロットが無く窮屈な気持ちは非常にわかりますが、パーツを揃えるコンボデッキである以上、デッキ本来の強い動きの再現性はなるべく高くしておく方がいいと思います。


《雷霆》

 リーダー効果を起動するためのスーサイド要員で、コストが非常に軽いのが魅力です。
 【黒黄ルフィ】には除去札が採用されていない場合も多いため、そこに対して裏目を作ることができます。

 不利対面である【青黒サカズキ】に対して、《レベッカ》をKOすることでリーダーの攻撃を軽く受け流させないようにしながら、ライフを削ってコンボを始動するのが主な狙いです。

 この枠は自由枠ですが、もし入れ替える場合は2000カウンターの枠を《バルトロメオ》から《マキノ》に変更して、自身のライフを削るカードの枚数を補完するような形がオススメです。


《光月日和》

 進化サイクルを起動するためのカードで、リーダー効果をケアしてライフを1枚残された展開で非常に有効です。

 ライフが1枚残っている展開では、《ゲッコー・モリア》からこのカードと進化元を蘇生することで、進化先をライフに仕込んで進化を起動し、余った2ドンでリーダー効果を使ってライフを2枚作ってターンを返す動きが強力です。


採用候補カード

《ボルサリーノ》

 《ゲッコー・モリア》《サボ》に並ぶ黒の特権で、グッドスタッフとして最強格の性能を持っています。
 今期はこの3種を使えるリーダーが抜けていると言っても過言ではありません。

 2000カウンターの枠を《バルトロメオ》から《マキノ》に変更する場合は、《雷霆》の4枠をそっくりそのままこのカードに入れ替える形でいいと思います。

 ただし、現環境で流行しすぎていることからこのカードに対して回答を持っているデッキが多いうえに、ライフを全受けしてなおかつリーダーのパワーが上がるこのデッキにおいてはブロッカー要員の置き物になりがちなため、個人的にはデッキスロット4枠に対する勝利貢献度がそこまで高いカードではないという印象です。


《マキノ》

 非常にコストが軽く、ライフを削るだけでなく確認まで可能なため、リーダー効果や進化サイクルとかなり相性がいいカードです。

 このカードによるライフ自傷を組み合わせて、7ドンのターンからリーダー効果を使いながら進化元を2体登場させるような展開が可能で、とにかくくっつきが良いのが魅力です。

 先攻4ターン目に一度展開しておくことで、次ターンの《ゲッコー・モリア》がかなり使いやすくなるため、より自分の動きが強い構築にしたい場合は是非とも採用をオススメします。


《エネル》

 【青黒サカズキ】への対抗手段で、ライフを残して除去に専念するプレイに対して有効です。

 このカードを処理しようとするとどうしてもライフが削れるため、リーダー効果起動への起点になりやすいです。

 若干非カウンターの枚数と5コストキャラの枚数が気になりますが、個人戦であれば【青黒サカズキ】への勝率を考慮する必要があるので、基本構築の4×12に加える2枠にこのカードを採用する選択肢もアリだと思います。



【黒黄ルフィ】回し方

リーダーに攻めさせる

 リーダー効果の起動を目指すべく、ライフは基本全て受けていきます。
 5コスト《サボ》はチャンプブロックでKOされてしまったとしてもリーダー効果で使い回せるため、手痛いカウンターの吐き方をさせられるような殴り方以外は、ライフが残り0枚になるまで真っ直ぐ受け切りましょう。

 また、終盤に進化を2回行った場合、速攻で走った《ポートガス・D・エース》に対する攻撃は素直に通すことがほとんどです。
 リーダーよりパワーの低いキャラをカウンターで守ってしまうと、リーダーのパワーが実質7000となり損をしているためです。

 相手目線では放置しづらい《ポートガス・D・エース》に攻撃を1回吸わせて、次ターンにリーダー効果でライフに埋めて再利用する手裏剣のような戦い方が理想的です。


ライフを残すプレイに裏目を作る

 相手もこちらにリーダー効果を綺麗に使われるとマズいため、ライフを1~2枚残すプレイを取ってくる場合があります。

 そこで活躍するのが《光月日和》や《モンキー・D・ルフィ》,《雷霆》《マキノ》《エネル》といったカードで、無理やりライフを削りきってリーダー効果を起動したり、強い展開を通しながらライフを1にして次ターンの起動を構えることができます。

 特に《光月日和》は前述したように《ゲッコー・モリア》から蘇生する動きが強力で、相手目線では最も痛い裏目になりがちです。

 《マキノ》はライフが複数枚残る形で早めに登場させる選択肢も有力で、相手目線では、操作されたライフを割らないとそのライフが兄弟の5コスト側だった場合に次ターンで容易に進化されてしまうため、嫌でも攻撃せざるを得ないような展開を強制させることができます。

 このデッキに対する周りの理解度が高まってきている以上、リーダー効果を起動するまでに様々な工夫が必要になってくるため、自身のライフを削り切るためのプランを序中盤から考えておくのが理想です。


おわりに

 いかがだったでしょうか。

 所謂初見殺し要素も持ち合わせているため、発売直後では対応が固まっていないことから圧倒的な勝率を叩き出したデッキだと思います。

 ただ、『ライフを残さないといけない』という対応方法が共有されたとしても、それを乗り越えるためのパーツを数多く有しているデッキなので、【黒黄ルフィ】側の研究が進むことで環境に居座りそうな印象です。

 この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それでは!

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