見出し画像

【3日連続入賞】青白ギャラクシールド解説【全文無料】

8/8 岡山駅前CS 3位(垢BANチキン)
8/9 新倉敷CS 優勝(垢BANチキン)
8/10 SUIカップ 準優勝(しど),3位(垢BANチキン)

こんにちは!垢BANチキンです!

今回は60人規模のCSで3日連続入賞を果たした、【青白ギャラクシールド】の解説です。

以前、Twitterで《WAVE ウェイブ》採用型のギャラクシールドのリストを公開した際、多くの反響をいただきました。
その後、一時期はvault大会やCSで母数を伸ばしていましたが、すぐさま環境から姿を消していました。
『使ってみたけど全然勝てない』
『どう立ち回ればいいのかわからない』


選択肢が多く複雑なので、デッキリストだけわかってもうまく扱えず、勝率を出しづらいのが原因だと考えています。


しかし【青白ギャラクシールド】は、【バーンメア】などの横展開デッキ,【ネバーループ】などのループデッキ,【ネイチャーファイブスター】などのコンボデッキ,【零龍ギャスカ】【赤白バイク】などのアグロデッキなど、幅広いデッキに対して高い勝率を出せる、非常に強力なデッキです。

カードの採用理由やプレイ方針を理解し、読んだだけで正しく使える。
本記事を読んでくださった方の勝率向上につながるような内容にしていければと考えています。


※9/9 追記
先日9/7に、デュエルマスターズ対戦CGIサイトの DMvaultレート2200を達成することができました。
レート2130~2200までの約70ポイントは、全てこの【青白ギャラクシールド】で稼いだものです。
この成績を、私個人の【青白ギャラクシールド】への理解度の指標にしていただければ幸いです。


※12/21 追記 
12/18施行の殿堂発表で、《パラノーマル》が殿堂入りしてしまいました。
しかし、その後12/19に開催された新殿堂後のCSで【青白ギャラクシールド】を使用し、
優勝(垢BANチキン),ベスト4(しど)
という結果を残すことができました。
新殿堂後も【ギャラクシールド】の使用並びに記事の更新を行っていく予定です。


※ 2021/02/17 追記
文字数が大変多くなっているため、目次を整理しています。
最新の更新は目次に出すようにしてありますので、ぜひご活用ください。
今後も読みやすいように目次を整理しつつ、更新していきます。


※2021/09/07 無料公開

執筆から1年以上が経過し、情報の鮮度を保つことが難しくなってきましたので、投げ銭形式の無料公開とさせていただきます。

長らくの間ご愛読いただき、本当にありがとうございました。

今後もいい構築ができた際などは更新していくので、よろしくお願いいたします。


1. デッキリスト

画像1
画像2

環境に【デッドダムド】が多い場合は《正義帝》,【赤白バイク】など、前のめりなデッキが多い場合は《奇石ミクセル/ジャミング・チャフ》を入れ替えて使用しています。


※9/9更新

8/31 vault大会ベスト4
9/1 vault大会ベスト8

画像6

9/2 vault大会ベスト4
9/5 vault大会優勝

画像7
画像8

【デイガドラグナー】等の環境入りによって【デッドダムド】が環境から消え、《正義帝》の強みが薄くなったので不採用。
同時期に環境入りした【マーシャルループ】に対してフィールド2種が刺さることや、【デイガドラグナー】に対してきっちり《希望のジョー星》を引き込みたいことから、《パルテノン》と《希望のジョー星》をそれぞれ4枚に変更しました。


残った2枠で寄せる対面を決めます。


《サッヴァーク》はミラーマッチや【青黒カリヤドネ】対面,【ビッグマナ】対面で強く、相手の除去カードから逃げることができます。
また、【青魔導具】の《エアヴォ》が盾落ちしたり、山札の深いところにあった場合、《新世壊》の除去に間に合う場合もあります。
相手のデッキとカードパワーで勝負した際に負けないようにするなら、《サッヴァーク》が強力です。
《サッヴァーク》採用のリストで、8月末に行われた関西のCSで準優勝,ベスト4,ベスト8に入賞しています。


《♪君は煌銀河の正義を見たか?》は、このデッキでは触りづらかったGRゾーンに触ることができ、プレイの幅を広げることができるカードです。
8割弱でトリガーが1枚埋まるようになるので、ビートダウン対面もかなり安心できます。《見たか?》はトリガーとしての性能は低めですが、発動した際に山札から捲って有効なカードはおよそ21枚あるので、期待値としては充分です。
【青黒カリヤドネ】対面で《ラッキーナンバー!》で5を宣言された場合でも、《ポクタマたま》を捲りにいきつつ打点を並べることができます。
その他、《パスオクタン》で《雷光の聖騎士》を除去から守ったり、《全能ゼンノー》でわずかな負け筋を消しにいくことも可能です。
トリガー8枚では少し不安で、GRゾーンにも触って幅広い選択肢を持ちたいようであれば、《♪君は煌銀河の正義を見たか?》をオススメします。


9/7 vault大会優勝

画像9
画像10

vault大会環境に【青黒カリヤドネ】が非常に増えていたので、《Wave ウェイブ》を採用。
【青黒カリヤドネ】側の主な除去手段はバウンスなので対処されづらく、呪文を打つたびに継続して打点を確保できます。
《十二神騎》を打つことで《クローチェフオーコ》を探したり、《銀河MAX》を打って《雷光の聖騎士》を埋めることで一気に打点を伸ばせます。
また、《ポクタマたま》や《トムライ》で墓地を処理し、安全な状態で打点を押し込むことも可能です。

また、【青黒カリヤドネ】が増えたことにより、【ドロマーハンデス】のような対抗デッキが増える可能性も視野に入れたGR構成にしています。
マナドライブ系統のGRクリーチャーと《希望のジョー星》は一見相性が悪いですが、そもそもGRクリーチャーを積極的に使いたい相手に対して《希望のジョー星》はプレイしない場合が多いです。【ドロマーハンデス】には《ダイスベガス》で貼り換えられ、【青黒カリヤドネ】にはそもそもほとんど効きません。
それゆえに《希望のジョー星》が自分のGRクリーチャーのマナドライブを阻害することはあまりないので、【ドロマーハンデス】にリソース勝負ができる《天啓 CX-20》《サザンエー》,GR圧縮と打点供給用の《マーチス》を採用しています。


※10/03 更新

画像11

後日解説を追記します。
【青黒カリヤドネ】対面は《エメラル》と《クローチェ》が処理されずに盤面に残りがちなので、《ジョー星》+《ゲンムエンペラー》で詰ませます。


※10/4 更新

岡山駅前CS(50人規模) ベスト16

画像12
画像13

【ラッカドラグナー】を重く見て《洗脳センノー》を採用しました。【ラッカドラグナー】対面では、《ジョー星》よりも《洗脳センノー》の方が有効な場合がそこそこ多く、《ジョー星》を貼ってしまうと、《デッドマン》を召喚されてしまうため、あえて《ジョー星》を貼らずに《洗脳センノー》だけでコントロールするプランも存在します。

また、現環境は『強いシールドトリガー』がほとんど求められていません。【ドラグナー】系統は、『受け止めきれない量の大量展開』or『呪文封殺と大型ハンデス』で詰めてくるため、受けが効きません。
【ドラグナー】に対しては相手の展開より前にメタカードを出して潰す必要があり、環境で他に積極的にプレイヤーに攻撃してくるデッキもほとんどありません。
しかし、やはり『受けが強い』というのがこのデッキの長所でもあるため、気軽にシールドトリガーを減らせるものでもないのが現実です。
今回はその問題点を解決すべく、《見たか?》を4枚採用しました。
捲りが絡んでくるのであまり安定はしませんが、素早く殴ってくるデッキにはトリガーとして充分期待でき、《楯騎士》《雷光》《見たか?》《銀河MAX》のいずれかが埋まれば、他のトリガーとは比べ物にならない受け性能です。
《見たか?》はプレイアブルなトリガーというのも特徴です。今回は《十二神騎》を不採用にしているため、《楯騎士》に触れないゲームが当然出てきます。そういう場合でも、序盤は各種メタカードでコントロールし、6マナで《見たか?》を発動するだけでゲームが作れるようなGR構成にしています。
各種メタカードの刺さり方が強烈かつ対処されづらいので、メタカードさえプレイできれば6ターン目までゲームが伸びることが多いです。

増加している【青黒カリヤドネ】へのメタとして、《クローチェ》を増量、《ゲンムエンペラー》を採用しました。
《クローチェ》は、やはり《十二神騎》を不採用にした関係で探しにいきづらく、《楯騎士》すら引けずに《見たか?》でゲームメイクする場合にも、《天啓》や《サザンエー》で探しやすくすることを意識した枚数です。
《ゲンムエンペラー》については、1枚のみの採用でも充分にアクセスできます。《エメラル》で盾を残り1枚まですべて回収することができるので、その最後の1枚に《ゲンムエンペラー》が落ちない限りは召喚できます。
【カリヤドネ】対面にそこまではやく引く必要もなく、探しに行く時間が充分にある。また、その他の環境対面で特段必要なカードでもない。という理由から1枚まで枚数を削っています。

GR構成については、1枚目の《見たか?》でリソースを確保しやすいようにリソース系GR3種+《マーチス》,【カリヤドネ】へのメタとして墓地メタ2種を採用しています。
《トムライ》については、相手の《落城》を積極的に戻してループを阻止することを心がけます。
《パルテノン》と《マーチス》は当然アンチシナジーですが、それよりも『1枚目の《見たか?》の出力を安定させる』ことの方が重要です。リソース系のGRから、《楯騎士》や2枚目以降の《見たか?》を探しにいくのが理想です。
表向きの枚数がかなり少ない状況でも、積極的に打っていく場合もあります。あまりビビらずに発動するプレイも、頭の隅に入れておいてください。


※11/6 更新

画像14

『不採用』

《パルテノン》・・・【カリヤドネ】に《落城の計》が複数枚採用されるのが当たり前になり、ループの抑制になりづらい点,その他の環境デッキに対しても通りが悪いため不採用にしました。

《ジョー星》・・・【ラッカドラグナー】への通りが悪く、その他の環境デッキに対してもそこまで必要ではないため不採用にしました。

《十二神騎》・・・2ターン目にギャラクシールドで置ける環境ではなく、カードパワーを考慮して不採用にしました。


『採用』

《ミクセル/ジャミングチャフ》・・・《ヘブンズフォース》《パーフェクトネイチャー》へのメタとなり、【青黒カリヤドネ】にも非常に有効である点を評価して採用しました。

《洗脳センノー》・・・【ラッカドラグナー】【アナカラーデッドダムド】へのメタとなり、その他環境デッキに対しても有効である点を評価して採用しました。

《オリオティスジャッジ》・・・【リースヴァイカー】へのメタとなり、他のメタカードとの噛み合いがいい点を評価して採用しました。

《驚愕の鉄人》・・・《十二神騎》の抜けた穴を補うことができるほかに、【カリヤドネ】に対して《クローチェ》を探しつつ、自身の効果で《クローチェ》を使いまわせる点などを評価して採用しました。


『解説』

《洗脳センノー》
前回の更新でも追記したように、【ラッカドラグナー】に対して《希望のジョー星》の通りが悪いです。
このデッキは《ヒビキ》や《ラブエース》から展開される《バトライ刃》やその他の3コスト帯ドラグハートがきついわけではなく、本筋は《バトライ閣》によるバトライループです。
《ジョー星》を展開しても《デッドマン》を召喚され《バトライ閣》を作られて、《code1059》と《ワルキューレルピア》で文明を無視してループして突破されてしまいます。
《洗脳センノー》であれば《デッドマン》の召喚をある程度防ぐことができ、《バトライ刃》での横展開も防げます。
《洗脳センノー》+《エメラル》のように、横にブロッカーを添えることで《洗脳センノー》を守ることができ、《パラノーマル》まで展開できれば《デッドマン》の進化元に《リンクウッド》《ヒビキ》を使えなくなるので、充分に受け切れます。
【ラッカドラグナー】対面は、《洗脳センノー》+《エメラル》+《パラノーマル》の展開を目指してください。

また、《洗脳センノー》は【アナカラーデッドダムド】に対しても有効に働きます。
《ジョー星》を展開すると《レッドギラゾーン》を手札から通常召喚され、《ウマキン》と合わせて盤面を取られてしまいがちでしたが、《洗脳センノー》であれば《デッドダムド》と《レッドギラゾーン》の両方を抑制でき、《パーフェクトネイチャー》による《シャッフ》などの踏み倒しも防げます。

赤マナを用意しての《レッドギラゾーン》召喚や、《パーフェクトネイチャー》のアンタップキル能力での処理に注意し、はやめに《パラノーマル》を展開したり、《エメラル》などのブロッカーで《洗脳センノー》を守るように心がけてください。

《オリオティスジャッジ》
手札から発動して《QQQX》を除去することができ、相手が《オリオティスジャッジ》をケアして5マナ時に出してくるようであれば《雷光の聖騎士》での除去が間に合います。
また、【ラッカドラグナー】の《リンクウッド》+《デッドマン》の2点にもかなりリスクをつけることができ、こちらも《デッドマン》の展開を後ろに遅らせてくるようであれば《パラノーマル》で《デッドマン》の進化元を処理できます。
このように、他のメタカードとの噛み合いがいいのが《オリオティスジャッジ》の特徴です。

また、環境に食いつこうとしている【バイク】系統や、【零龍ギャスカ】に対しても有効なトリガーになり、シンプルにアグロ系統のデッキに負けにくくなるのも評価点です。


《ミクセル/ジャミングチャフ》
《ヘブンズフォース》へのメタとなる他に、【ハムカツドラグナー】への対抗策でもあります。
今回は《希望のジョー星》を不採用にしているため、【ハムカツドラグナー】への明確なゴールがありません。
《ミクセル》で早期の展開を防ぎ、《パラノーマル》で《ヒビキ》《グレンアイラ》のSAで飛んでくるドラグナー2種を抑えつける展開を目指してください。

《驚愕の鉄人》
ギャラクシールドのドローソースの中では群を抜いてカードパワーが高いです。
【カリヤドネ】に対して《クローチェ》が引けず《楯騎士》で探す展開になった場合も、このカードのおかげでかなり高い確率で《クローチェ》を探し当てることができます。
もちろん《クローチェ》一発では対応しきれていませんが、《ジャミングチャフ》も一緒にサーチできるので、《ジャミングチャフ》+打点で押し込みに行くことができます。

また、このデッキはメタカードを連打するデッキのため、《楯騎士》がない場合にリソースが細くなりがちです。
そういった展開でも、《エメラル》+《楯騎士》をセットでサーチできるこのカードのバリューは非常に高く、リソース不足を1枚で解消できます。
これは《十二神騎》にはできないことであり、《驚愕の鉄人》の大きな強みです。



※12/6 更新

画像15

『採用』

《パルテノン》・・・【バーンメア】の環境復権に伴って再度採用しました。【カリヤドネ】の落城も減っていることが多く、刺さり方がある程度は元に戻ってきているのも追い風です。

《サッヴァーク》・・・【青魔導具】の増加に伴って採用しました。また、環境が定まっておらず様々なデッキがいる状態なので、単純なパワーカードとしても強力です。

《ジョー星》・・・【ラッカドラグナー】が裁定変更により環境から消え、【ハムカツドラグナー】が復権したため、《洗脳センノー》と入れ替えました。


『解説』

【カリヤドネ】対面・・・《パルテノン》と《クローチェ》で遅延しつつ盤面を作り、《サッヴァーク》で除去から打点を守って詰めます。
盤面とリソースを広げることを意識し、《パルテノン》は最優先で設置してください。

【青魔導具】対面・・・《オリオティスジャッジ》をチラつかせて《新世壊》2枚で詰めてくるプランに誘導し、《新世壊》を1枚《サッヴァーク》で剥がして耐えます。
【青魔導具】は《新世壊》3枚目を用意できるほど山札の枚数に余裕があるデッキではなく、《新世壊》1枚程度なら《パルテノン》や豊富なシールドトリガーで簡単に受け切れます。
《オリオティスジャッジ》を警戒させつつ、自分のシールドに《銀河MAX》や《光魔の鎧》,手札に《雷光の聖騎士》を用意して立ち回ってください。相手のビッグアクションの前に、盾と手札を作りこむイメージです。


今回のリストは《サッヴァーク》を2枚採用していますが、【サバキZ】対面を意識したい場合は、《サッヴァーク》を1枚《シャコガイル》に変える択もあります。
【サバキZ】側はLOを狙ってくることが多いので、構わずデッキを削って下準備を行い、《シャコガイル》を出したターンに勝てるタイミングで《シャコガイル》をプレイして、相手にターンを渡さずに勝ち切ります。
このプランはミラーマッチでも有効なので、山札を削って《シャコガイル》1回で勝ち切るプランは頭に入れておくと便利です。


※12/12 香川CS優勝

画像16

殴るデッキに確実に勝ち切るのがコンセプトです。

《パラノーマル》の殿堂に伴い、使用不可になってしまいました。


※ 新殿堂施行後 2020/12/19 更新

『ドラサイ型』

2020/12/19 香川CS優勝,ベスト4


画像17
画像18

『不採用』

《エメラル》・・・《パラノーマル》が殿堂入りした影響で、手札から表向きで盾に置きたいカードが大幅に減ってしまい、使いづらくなりました。
腐るとかなりカードパワーが低いカードなので、今回は不採用としています。ただ、終盤の裏向きの盾を回収して非公開領域に触りにいくという明確な役割が存在するので、今後再び採用する可能性は充分あります。

《パラノーマル》・・・1枚だとおそらく今後も採用しない可能性が高いです。都合よく捲れたこのカード1枚で詰んでしまうようなパワーの低いデッキにはそもそも有利がついている場合が多く、必要ないという判断です。
もともとこのカードは殿堂入りする前から、『楽に勝つ』ことを体現したようなカードで、《パラノーマル》を使わずともコントロールしきれる対面が多く存在しました。
例としては【バーンメア】系統が挙げられます。《パルテノン》の抑制力が強く、【バーンメア】側の展開力が【ギャラクシールド】側のリソース量+《雷光》を突破できていないゲームが多く見受けられました。
他にも、《パラノーマル》というカードが広く認知された影響で、デッキ構築段階からパワーラインをケアされている場合も増えてきていました。主に【赤白ヴァイカー】にその特徴が強く見受けられます。
【赤白ヴァイカー】対面も、序盤の《パラノーマル》は1枚程度なら突破されやすく、中終盤で複数枚展開して詰みに持っていく《パラノーマル》については、わざわざそこまでしなくても既に勝っているという状況が多かったです。
《パラノーマル》は必要ない対面には完全に腐り札になり、ただただデッキスロットを4枠食べているだけの使いづらいカードになってしまいます。
メタカードは刺さる対面の数で出力に振れ幅があるので、採用枚数には慎重になるべきです。
約半年ほど【ギャラクシールド】を使用して気付きましたが、ひょっとしたら《パラノーマル》はそもそも確定枠ではなかった可能性も考えられます。

《見たか》・・・このカードも《パラノーマル》の殿堂入りが痛いです。不安定要素ではありますが、そこそこ期待値のある捲りができるのも一つの強みだったので、そこが失われてしまうと『受けトリガー』という役割での採用は難しいという考えです。
GRゾーンにリソースを頼れる点や、クリーチャーが横並びする点は素晴らしいので、『申し訳程度のトリガーがついてる便利なカード』として、今後再度採用する可能性はあります。

《ジョー星》・・・自身のデッキに対してアンチシナジ―なので不採用です。
今後違うアプローチでデッキを組みなおした場合は、再度採用候補に挙がります。
環境にそこまで刺さっているわけでもないので、最優先で採用するといった感じではないかなと考えています。


『採用』

《洗脳センノー》・・・最近環境に台頭してきた【オカルトアンダケイン】へのメタとして採用しました。
【オカルトアンダケイン】側はこのカードを除去する手段が少なく、《オブザ》で破壊するために墓地を貯めると《クローチェ》が通るといった仕組みです。
【ネバーループ】に対しても有効であったり、【アナカラーシャコガイル】の《九十九語》を抑制できたりなど、刺さる対面が多いのが強力です。

《驚愕の鉄人》・・・ギャラクシールド持ちドローソースの中ではトップクラスのカードパワーを有しており、手札の質と量が一気に高まる点を評価して採用しました。
このカードを2枚引くと交互に展開することができるため、数枚程度のハンデスなら余裕で耐えられるほどのリソースを確保できます。
他にも、自身の《ネバーエンド》をバウンス対象にすることで、非公開領域のシールドを回収するといった使い方もあります。
非常に強力なカードなので、4枚目の採用を真っ先に考えたいカードです。

《ドラゴンズサイン》・・・《驚愕》から綺麗に繋がり、《ロージア》や《サッヴァーク》を射出して強固な盤面を生成できます。
そこまで特筆する点もないですが、《オーリリア》で止まってしまう点は注意が必要です。

《ヘブンズロージア》・・・【ギャラクシールド】のデッキパワーをぐっと引き上げるカードです。
流行している【ビッグマナ系統】に対して《ネバーエンド》でゴリ押したり、【ビートダウン系統】に対して《ヘブンズヘブン》から守りを強固にしたり、《レッドゥル》で《楯騎士》をSAにしたりなど、用途が非常に多彩です。
マナ武装のシールドセイバー付与も地味でありながら強力なので、多少はマナ置きを意識した方が、このカードをより強く使えます。

超次元枠
《エンドレスヘブン》2枚
・・・《ヘブンズロージア》が殿堂の頃は、ゲーム中に《ヘブンズロージア》を1回しかプレイしない場合を想定し、より多くの選択肢を持たせるために超次元は8枚バラバラの方が望ましかったです。
しかし、《ヘブンズロージア》の殿堂解除に伴い、ゲーム中に複数回プレイする機会が出てきました。
今回は【ビッグマナ系統】対面を意識し、《ネバーエンド》でゴリ押すプランを取る場合が多いことから、《エンドレスヘブン》を2枚採用しています。

《パーフェクト》・・・容易に龍解できるパワー13500のブロッカーという点がかなり強力です。【バーンメア】の《モモキング》をキャッチするために展開する場合が多いです。

《ヘブンズヘブン》・・・《楯騎士》を直接出せるだけでなく、《光魔の鎧》を出すこともできます。
リソース面を重視する展開の際は、《光魔の鎧》を出して《楯騎士》を盾に表向きで貼り付ける方が強力です。


『入れ替え候補』

《パルテノン》4枚⇒《ヘブンズゲート》3枚,《驚愕の鉄人》4枚目

後述しますが、このデッキの《パルテノン》は【オカルトアンダケイン】にあまり有効ではありません。
1ターンに2枚以上マナを伸ばせるデッキの《パルテノン》であれば有効だと思います。

《パラノーマル》の項でも解説したように、メタカードの採用枚数には慎重になるべきです。
現環境では【オカルトアンダケイン】より足が遅いループデッキは軒並み淘汰されているので、【ネバーループ】などの中速ループがほとんど環境に残っていません。
それに加えて【オカルトアンダケイン】に《パルテノン》が効きづらいとなると、なんのために採用しているのかわかりません。

最近は【赤白ヴァイカー】の《オーリリア》の枚数が増え、受けきるのが若干大変になってきています。
そういった観点でも、《ヘブンズゲート》を採用してさらにがっつり受けてしまうのは、環境的にはかなりアリです。



《雷光の聖騎士》4枚目,《ヘブンズロージア》4枚目⇒《エモーショナルハードコア》2枚
もしくは
どちらか1枚を削って《エモーショナルハードコア》1枚

《ドラゴンズサイン》《ヘブンズゲート》《ヘブンズヘブン》すべてに対応しているすごいカードです。
【オカルトアンダケイン】に《零龍》を作られてロックされた後でも、《ヘブンズヘブン》さえ盤面に置いていれば、《エモーショナルハードコア》を引いた瞬間に勝ててしまいます。

他にも、パワーカードとして注目を集めている《最終龍覇グレンモルト》などへのメタにもなるので、デッキ全体の対応幅がかなり広がります。
《驚愕》や《楯騎士》で容易に探すことができるので、少ない枚数の採用でも充分に活躍が期待できます。

しかし、《ヘブンズロージア》も《雷光の聖騎士》も気軽に減らしていいカードではありません。
特に今回のリストでは《ヘブンズロージア》がゲームメイクに大きく関わるカードで、プレイしたいタイミングが必ず出てきます。
ビートダウンがとても多い環境であればこの2種類は減らせる余地があるので、《エモーショナルハードコア》を2枚入れる際は、環境をある程度読み切ってからの方がいいと思います。


『基本解説』

メインプラン
メタカードをチラつかせつつ、
《驚愕の鉄人》《絶対の楯騎士》の2種でリソースを確保し、
《ヘブンズロージア》から状況に応じたドラグハートを展開し、ドラグハートのパワーで押し切る。

このデッキがやっていることをすごく簡潔に紹介するとこんな感じです。
ここに加えて、《雷光》や《サッヴァーク》で盤面除去を行いつつ、処理不可能な盤面を形成します。

《パラノーマル》が抜けたことで盤面処理能力が落ちてしまい、盤面のコントロールが多少難しくなりました。
ある程度環境を理解し、『相手は次のターンなにをしようとしているか』,『次のターンになにをされたら一番キツいか』を想定しつつプレイするのが理想です。


『環境対面解説』

【オカルトアンダケイン】対面

キーカード:《洗脳センノー》《クローチェフオーコ》

前述したように、相手が《洗脳》を処理するために墓地を貯めると、《クローチェ》が通ります。
《洗脳センノー》さえ引ければ【オカルトアンダケイン】側のキルターンがぐっと後ろに下がり、盤面処理や墓地リセットで充分間に合います。
【オカルトアンダケイン】はそこまで状況復帰能力が高いわけではないので、一度有利状況になってしまえばそのまま勝ち切れる場合が多いです。

また、有効に見える《パルテノン》は実はそこまで効きません。
【ギャラクシールド】視点で一番キツいプランは《ラビリピト》での全ハンデスです。
《アンダケイン》フシギバース→《ラビリピト》蘇生→《オカルト》で合計3体しか展開しておらず、なにごともなく全ハンデスを通されます。
他にも、このデッキは2枚以上マナを伸ばすカードが入っていないので、毎ターン1ランデスに対して《パルテノン》を設置しても状況が変わらず、意味がありません。
《クローチェ》をケアされ続け、《ラビリピト》で全ハンデスを食らって終了です。

つまり、明確なメタカードは《洗脳センノー》のみです。
こちらが《洗脳センノー》を引けず、相手が《クローチェ》をケアした状態で《アンダケイン》にアクセスできたゲームは厳しいです。
しかし《洗脳》を引けずとも、相手が《アンダケイン》を探すのに手こずって《クローチェ》のケアが難しくなった場合は、墓地リセットが間に合います。
総括すると、噛み合い次第の対面です。

《クローチェ》をチラつかせつつ《洗脳センノー》でけん制し、自分の動きを通すのが主な勝ち筋です。
《零龍》卍誕で盤面を返されてもすぐに立て直せるよう、《クローチェ》をキープしつつ継続的に盤面を広げます。
負け筋を潰しながら立ち回り、打点が揃い次第すぐに突っ込んでも問題ないです。
《パルテノン》を採用しない場合、盤面0から1ターンで展開して《ラビリピト》の全ハンデスを通されることもあります。
なので、あらかじめ盾に《楯騎士》を1枚以上表向きで残して全ハンデスに備えたり、盾に《驚愕》を表向きで残しつつ《クローチェ》を盤面に置いておいて、ターンはじめに《クローチェ》をバウンスして山札リソース回復を回復できる状態にするなど、ある程度なにをされても立て直せる状況を継続して作り出すことを意識してください。

この対面へのメタカードを増やしたい場合は、ピンポイントではありますが、《ポクチン》や《ミクセル》《防鎧》を採用するといいと思います。



【5c蒼龍】対面

キーカード:《ヘブンズロージア》《エンドレスヘブン》《サッヴァーク》

相手の動きを止めることができないので、こちらもまっすぐ展開していきます。

基本的には5t《ヘブンズロージア》を目指します。
相手のマナブーストが遅く、《ニコルボーラス》まで猶予がある場合は《ヘブンズヘブン》から盤面形成
相手のマナブーストが速く、《ニコルボーラス》まで猶予がない場合は《エンドレスヘブン》から《ネバーエンド》を展開してゴリ押し

主に使うのはこの2プランです。
《驚愕》が引けず手札が整わない場合などは、5t《ドラゴンズサイン》から《サッヴァーク》を投げつけてドラゴンWブレイカーで表向きの盾を増やして展開するプランも視野に入れます。

また、盤面の補強で《ネバーエンド》《ネバーラスト》《エバーラスト》の全てが有効に働きます。

《ネバーエンド》は単体火力が高く、《グレンモルト》や《ニコルボーラス》の動きを止めながら突き進めます。
容易に除去するとリソースが増え、《楯騎士》1回で真エスケープ分の盾を用意できるので、かなり触られづらいです。

《ネバーラスト》は《謎帥》や《水撒くナウ》を止められるほかに、光のクリーチャーがすべてのバトルに勝つ能力で、《蒼龍の大地》や《ガイオウバーン》のバトル効果もケアできます。
エスケープ持ちなので、《蒼龍の大地》から《ジャックアルカディアス》でも処理できません。
一度龍解するとゲームを決めるレベルのカードパワーを持っているので、狙える状況なら真っ先に龍解を目指したいカードです。

《エバーラスト》は龍解が比較的簡単で、《謎水》と《水撒くナウ》をケアできます。
《ネバーラスト》の龍解に時間がかかりそうな場合は、先にこちらを龍解させて、場持ちのいいブロッカーを用意する。といった感じです。

いま流行している【5c蒼龍】のリストは横展開にそこまで強くないので、ガンガン並べてカードパワーで詰めていくのが理想です。
一般的な認識よりは勝ちやすくなっています。

先攻4tで《獅子王の遺跡》を決められたゲームは少し厳しくなります。



【アナカラーシャコガイル】対面

キーカード:《洗脳センノー》《雷光の聖騎士》《驚愕の鉄人》《エンドレスヘブン》

《ロストソウル》が半端なくキツいうえに、『手札を捨てられる行為』をケアすることは不可能です。
なので、《エンドレスヘブン》や《サッヴァーク》でさっさとゴリ押すのが基本の勝ち筋です。
《洗脳センノー》を《サッヴァーク》で守れている状況になれば、《九十九語》からの即敗北がないので、かなり勝ちに近づきます。

相手の《シャコガイル》は、《雷光》と《驚愕》でケア可能です。
こちらのターンのはじめに、こちらがアクティブプレイヤーなのでギャラクシールドが発動して《シャコガイル》を処理⇒《シャコガイル》は待機しているので5枚ドロー
相手が知らなかった場合、勝手にライブラリーアウトで勝てます。
もし知っていたとしても《シャコガイル》の展開を防げているので強力です。
殴りに行く際は、なにを踏んでもいいように、除去持ちのギャラクシールドを盾に用意してから殴るように意識して下さい。

《パラノーマル》という全く刺さってないメタカードが抜け、《ヘブンズロージア》のようなパワーカードが増えているので、一般認識よりは勝ちやすいです。



【各種バーンメア】対面

キーカード:シールドトリガー付きのカードすべて,ギャラクシールド持ちのカードすべて

《パルテノン》を採用していれば強烈なメタになりますが、《パルテノン》を不採用にしたとしても《ヘブンズゲート》と入れ替えているかと思いますので、【バーンメア】側が突破するのは困難です。

【赤緑バーンメア】であればシールドトリガーのケアがそもそも難しく、【シータバーンメア】も《パーフェクトネイチャー》を失い《シャッフ》が気軽に展開できなくなったので、すべてのシールドトリガーをケアするのは厳しいです。

順当に勝負すれば負けることはあまりないですが、《ジョラゴンガンマスター》に《雷光》が破壊されないように《サッヴァーク》で除去耐性を付けたり、《モモキング》に簡単に突破されないように《エバーラスト》でパワーが高めのブロッカーを用意したりなど、詰め方を怠らないように注意するといいと思います。



【アナカラーデッドダムド】対面

キーカード:《洗脳センノー》《サッヴァーク》

相手のカードパワーが高く、少し厳しい対面です。
《洗脳センノー》を場に残しつつ《サッヴァーク》で除去耐性を付けるのが明確なゴールです。

《サッヴァーク》さえ出してしまえば、ドラゴンWブレイカーでリソースを広げつつ攻めていけるので、積極的に狙っていきます。
《驚愕》も貴重な2打点として運用できるので、《エンドレスヘブン》を絡めて攻め込むのがベストです。

《デッドダムド》《レッドギラゾーン》のどちらもかなりキツいので、《洗脳センノー》を盤面に残せるかどうかがかなり重要な対面です。
また、《エモーショナルハードコア》を採用すると、多少立ち回りやすくなります。

この対面を重く見るのであれば、先攻5t《ロージア》《ヘブンズヘブン》前提で《達閃》を入れてもいいと思います。



【ブレストドラグナー】対面

キーカード:《洗脳センノー》《サッヴァーク》

《洗脳センノー》で踏み倒しを防ぎつつ展開するのが理想です。
《サッヴァーク》で除去耐性を付けられればベストですが、相手にも《サッヴァーク》が入っているのが少し厄介です。

《ニコルボーラス》の全ハンデスが厳しいので、ゲームを後ろに倒しすぎると勝ち切れません。
ある程度盤面が作れたら《ネバーエンド》のタップ効果で相手の盤面を止めつつ殴ります。
ただし、《洗脳センノー》が処理されず相手がもたついている場合は、《ヘブンズヘブン》から《ネバーラスト》への龍解を狙います。

シールドトリガーを強く縛り付けてくるわけではないので、《ニコルボーラス》が絡まなければ、盾からのカウンターも充分狙えます。

詰めの段階で不必要な《楯騎士》や《雷光》をセットしてしまうと《メヂカラコバルトカイザー》で動けなくなってしまうので、殴る前のターンはギャラクシールドをセットしないことをおすすめします。



【赤白ヴァイカー】対面

キーカード:シールドトリガー各種,《雷光》

リストが最適化され、《ホーリー》が抜けて《オーリリア》の採用枚数が増えてきたので、実は少し厄介です。

基本的には《驚愕》でひたすらリソースを伸ばし、《雷光》で耐えつつ《オーリリア》を退かせればゲームセットです。

どんなに危ない展開になっても《光魔》を踏むと耐えきれる場合が多いので、どのリストでも大きく負け越すことはない対面です。

入れ替え候補であった《ヘブンズゲート》を採用すれば、より勝率が上がるかと思います。


※ 2021/01/11 更新

アドバンス

画像19

『不採用』
《クローチェ》,《パルテノン》・・・【オカルトアンダケイン】へのメタカードとしての役割が薄く、他にこれらのメタカードが必要な対面がいなくなったので不採用にしました。


『採用』
《ポクチンちん》・・・【オカルトアンダケイン】の墓地をリセットできる他に、その後の踏み倒しの後続までシャットアウトできる点を評価して採用しました。また、【ブレストドラグナー】など、あらかじめ山札を作りこむデッキに対して、山札をシャッフルさせてゲームプランを崩す役割もある、踏み倒しメタカードとして採用しました。非常に多くの役割を持つので、優秀です。

《ヘブンズゲート》・・・主に【赤白ヴァイカー】を重く見て採用しました。《オーリリア》存在下でも発動可能なのが優秀で、《ミクセル》が盤面にいない状況であれば突破不可能な盤面を作ることができます。

《サイバーダイスベガス》・・・《希望のジョー星》へのメタカードとして採用しました。Dスイッチで唱えられるのは《銀河MAX》のみですが、それでもかなり強靭な受け札です。また、置きリソースとしても非常に優秀です。


オリジナル

画像20

【アナカラーデッドダムド】以外のデッキに対してかなり有利が付くように構築しています。
【アナカラーデッドダムド】はビートダウン系統のデッキに弱く、環境母数の大半を占めるようなデッキではないので、割り切っても問題ないという判断です。
ただ、勝ち筋が一切ないというのは個人的に嫌なので、《ヘブンズゲート》と《エモーショナルハードコア》を採用し、相手が少しでももたつけば一気に有利状況を作れるようにしています。
一般的に【青白ギャラクシールド】が苦手とする【青魔道具】も、《サッヴァーク》《エモーショナルハードコア》が優秀なので、充分に勝ち切れる対面です。
《エモーショナルハードコア》を2体展開すれば、相手は打点を作る手段を失います。
また、《新世壊》1枚程度であれば問題なく受け切れるので、《ドラゴンズサイン》と《サッヴァーク》を最大枚数採用しています。


※01/17 更新

オリジナル

画像21

ビートダウンに勝ち切るコンセプトはそのままにして、【アナダムド】と【デスザーク】に対してのアプローチを変更しました。

アドバンス環境では3ターン目はメタカードをプレイしたいため、始動ターンは《ドラゴンズサイン》の5ターン目でしたが、オリジナル環境では3ターン目にプレイするメタカードが存在しないため、3ターン目に使用可能なドローソースを多めに採用して、4ターン目の《楯騎士》を狙いやすいように構築しています。

【アナダムド】には若干不利がついてしまいますが、【アナダムド】【デスザーク】どちらの対面も先攻であれば勝負ができるようにしています。


※01/17 更新

アドバンス

画像22

『不採用』
《ヘブンズゲート》・・・【赤白ヴァイカー】の入賞数激減に伴い、不採用にしました。

『採用』
《驚愕の鉄人》4枚目,《ドラゴンズサイン》4枚目,《ロージア》4枚目・・・より自分のメインの動きを通しやすくなるように増量しました。

『解説』
【ドロマーオーラ】と【赤白ヴァイカー】が同じ環境にトップシェアで共存し続けることはおそらくないので、どちらに意識を寄せるかによって《ヘブンズゲート》と《サイバーダイスベガス》のどちらを採用するかを決めるのがいいのではと考えています。
やはり自分のメインの動きは太くした方がいいので、《驚愕》《ドラサイ》《ロージア》は各4枚が望ましいです。
ですが、環境が定まっておらず、【ドロマーオーラ】【赤白ヴァイカー】のどちらにも勝負できる構築にしておきたいという場合は、1月11日更新時のリストをおすすめします。



※ 2021/02/17 更新

『ジョー星ダッカル型』

オリジナル

2021/02/09 VDCS優勝(100人規模)
2021/02/14 VDCS優勝(100人規模)

画像23
画像24

『構築解説』
《緑知銀 ダッカル》をメインプランに据え置き、《希望のジョー星》のメタ性能を引き上げた構築です。
4ターン《楯騎士》に寄せたリストにして『自分の足を速くする』よりも、《ジョー星》+《ダッカル》で『相手の足を遅くする』ほうが環境に合っていると判断しました。
Tier1である【ジョー星ゼロルピア】の《ジョー星》を逆利用し、《ダッカル》を召喚するだけで《ゼロルピア》の軽減を帳消しにできます。
【アナダムド】に対しても《ダッカル》のコスト増加が強く、《ウマキン》によるリソース確保までのターンを後ろに伸ばせるので、稼いだ時間で《正義帝》を召喚して《レッドギラゾーン》をケアし、盤面を作って勝負できます。
明確に不利な対面が少なく、ビートダウン系統のデッキに対してかなり負けにくいのがこのデッキの特徴です。
また、《ブレインストーム》や《ニヤリーゲット》による上振れ要素を有しているのも強みです。



『《ジョー星》と《ヘブンズゲート》の共存』

おそらくここに疑問を抱いている方が多いのではないでしょうか。
テキストを読んでの通り、《ジョー星》存在下で《ヘブンズゲート》を唱えても、もちろん何も出せません。
しかし、明確に《ヘブンズゲート》が必要な対面とタイミングが存在します。

【ドギラゴン閃系統】です。
マナコスト的に当然といえば当然ですが、《龍装チュリス》による先行3ターンキルに対して、《希望のジョー星》は間に合いません。

【青白ギャラクシールド】はとても受けが固いデッキなので、トリガーを1枚踏ませれば耐えることは容易です。
しかし、《銀河MAX》《光魔の鎧》の合計8枚では、トリガーが埋まる確率が約69%しかありません。
せっかく受けが固いデッキを使っているのに、シールドトリガーの確率が7割を切ってしまうのは非常にもったいないです。7割以下は結構外します。

極端に言えば、『ビートダウンにマッチングしたら1勝』というデッキを使っているのに、そこそこ頻発する先行3ターン《チュリス》+《ドギラゴン閃or剣》で約3割も貫通されてしまうようでは本末転倒という考えです。

相手側の要求値もかなり高いので、運負けといえばそれまでなのですが、個人的にここは甘えたくないポイントです。
このデッキに限らず、デュエルマスターズは基本的に、微不利~五分の対面に寄せるより、有利な対面により勝ちやすくするほうが、勝率が安定します。
本来有利対面である【ドギラゴン閃系統】にしっかり勝ち切るためにも、シールドトリガーの枚数は10枚以上が望ましいです。
10枚採用すれば約78%で1枚踏みます。理想は75%以上です。

しかし、そのシールドトリガーにも質が求められます。
【ギャラクシールド】であれば、《銀河MAX》や《光魔の鎧》と同等の働きを持つカードでなければ、シールドトリガーで踏んでも状況がほとんど変わらないので、あまり意味がありません。
1枚で状況を返せる防御力が必要です。

『《銀河MAX》《光魔の鎧》と同等の防御力があるシールドトリガーのカード』
という条件を満たしつつオリジナル環境で使えるのが《ヘブンズゲート》です。
おそらく代用が効かないと思います。


また、手札の状況がよくない場合に、あえて3ターン目に《ジョー星》を設置しない選択肢も存在します。

《ヘブンズゲート》を有効トリガーにして、溜め込んだ手札で受け切るプランです。
《楯騎士》《雷光》が手札にない状況で使う可能性があるテクニックなので、覚えておくといいと思います。


※02/21 更新

オリジナル

第28回VDCSベスト4(7-2)

画像25

《正義帝》を《十二神騎》に変更,《ヘブンズゲート》を1枚減らして《「新時代の福音」》を採用しています。

解説は時間を見つけ次第追記しますが、《「新時代の福音」》はそこまで強いカードではないと考えています。盾にある状態でなにも効果を発揮しないカードは、基本的に少し弱めです。


※ 03/03 更新

アドバンス

画像26

【ドロマーオーラ】対面を意識して少し寄せています。

《スローリーチェーン》は《ホーリーエンド》と《ネバーエンド》で盤面を寝かせるとケアしやすいです。

《ザハエルハ》の安着を防ぎ、詰めの段階でも《スローリーチェーン》とのコンボを剥がしやすくするために、《サッヴァーク》を1枚増量しています。


※ 03/23 更新

アドバンス

画像27

現環境用に枚数調整を行ったものです。

【ドロマーオーラ】の母数が少ない場合は《サッヴァーク》3枚目を《ロージア》4枚目に,【赤白ヴァイカー】の母数が多い場合は《ダイスベガス》を《光魔》に差し替えるのがオススメです。


オリジナル

画像28

ループ,ソリティア系統にイージーウィンが狙える《パラノーマル》を採用しています。

《雷光》4枚目でもいいですが、環境にソリティア系統のデッキが増えているので、勝利貢献度を意識して《パラノーマル》に枠を譲りました。

《パラノーマル》の枠は、《雷光》4枚目や《十二神騎》4枚目などとの選択なので、地域の環境に合わせて変えることをおすすめします。

詳しい解説は次回の更新で追記予定です。



※ 2021/04/08 更新

オリジナル

画像29

『変更点解説』
主な変更点は、《ナウオアネバー》と《サッヴァーク》の採用です。
《ヘブンズゲート》を《ナウオアネバー》に,《ゲンムエンペラー》を《サッヴァーク》にそれぞれ入れ替えたと考えると、理解しやすいかと思います。


『新規採用カード解説』
・《ナウオアネバー》
《ヘブンズゲート》と比べると防御性能は落ちてしまいますが、《希望のジョー星》存在下でも使用可能かつ能動的に動ける受け札です。
流行の兆しが見える【赤黒墓地ソース】に対しても有効で、《5000GT
GT》存在下でも《光魔の鎧》をバトルゾーンに出すことができるので、受けのパターンがかなり広がります。
《サッヴァーク》を2コスト軽く繰り出せるため、詰めのスピードアップにも重宝します。

・《サッヴァーク》
ケアできるトリガーの範囲が《ゲンムエンペラー》より広く、ゲームプランに組み込みやすいのが特徴です。
《ダッカル》が引けなくても、《ジョー星》+《サッヴァーク》だけでゲームを作れる点も強みです。
また、ミラーマッチの時間切れを防ぐ役割もあります。
《楯騎士》を盾に送り付けて相手の山札を大幅に削ったり、《ホーリーエンド》で的を作って自滅特攻を行い、相手の表向きのシールドを減らすなど、ゲームスピードを格段に上げることができます。
《ジョー星》+《ダッカル》存在下だと少しコストが重いのが欠点です。


『ミラーマッチ解説』
常に山札の枚数を意識する
【ギャラクシールド】ミラーで普通に殴り合っても、なかなかゲームは終わりません。
《ブレインストーム》《ポクチン》《ダッカル》《パラノーマル》
この4枚の扱い方が重要です。

・《ブレインストーム》
ドローする場合は、絶対に1枚ずつ確認しながらドローしてください。
不要な手札を抱える必要はありません。
能動的に手札を捨てるのが難しいので、毎回適当に3枚引いていたら、いつかそれが敗因になります。
0枚ドローした後にデッキトップに《楯騎士》や《雷光》を送り、《ダッカル》でそれらを使うのが望ましいです。

・《ポクチン》
回復する山札の枚数を意識してください。
ミラーマッチにおいては、このカードを高いバリューで使えた側が優位に立ちます。
《ダッカル》によるコスト増加に気を付けつつ、呪文を多めに発動してゲームを進めるのが理想です。

・《ダッカル》
使い過ぎに注意してください。
《楯騎士》と違ってリソースが増えているわけではない上に、盾に落ちてしまったカードを拾うのも難しいです。
単純にデッキを自ら削っているだけなので、デッキアウトを起こしやすくなります。
《ブレインストーム》で山札消費を抑えつつ使うのを意識してください。

・《パラノーマル》
絶対に貼らないでください。
《ポクチン》が自身をデッキに戻せるようになり、本当にゲームが終わらなくなってしまいます。
《サッヴァーク》で利用されてリソースを削られる原因にもなるので、貼らないことをお勧めします。



アドバンス

画像30

『変更点解説』
主な変更点は、《サンドロニア》の採用です。
【オカルトアンダケイン】対面は、少なくとも4ターン目までには《洗脳》か《ポクチン》のどちらかをプレイしたいため、それらを引き込むための初動補強枠として《サンドロニア》を採用しています。


『新規採用カード解説』
メインデッキ
・《サンドロニア》

手札の質を上げるのが狙いで、あくまでも初動の補助なので、2枚の採用に抑えています。
想定プレイターンは3~4ターン目です。
それ以降のターンでは《驚愕》や《楯騎士》などのリソースカードの方が優秀なので、もちろん状況にもよりますが、ほとんどプレイしません。

GRゾーン
3~4ターン目に出た際に有効に働くように意識しています。
・《ポクタマ》《トムライ》
【オカルトアンダケイン】へのメタカードです。

・《ティツィ》
ビートダウン対面全般へのメタカードです。
パワーが高いのが特徴で、《サンドロニア》と合わせて6000まで伸びるので、《シャッフ》《オーリリア》《ヴァイカー》など、キャッチできる範囲が広いのが強みです。

・《全能》
ビートダウン対面全般へのメタカードです。
そもそもシールドトリガーが多めなのであまり苦労しませんが、このカードが捲れると一気に楽になります。

・《サヴァクティス》
《ミラダンテXII》の革命チェンジ元です。
捲れてすぐにアクションを起こすわけではありませんが、場に残るだけでプレッシャーをかけ続けられます。

・《サザンエー》
強力なドローソースで、感覚的には『棚からぼたもち』に近いです。
必ず《サザンエー》から解決するように注意してください。


『各対面解説』
・【オカルトアンダケイン】対面
キーカード:《洗脳》《ポクチン》

意外とやることは単純で、メタカードを当てつつ盤面を作るだけです。
《驚愕》で《ポクチン》を使いまわして、《零龍》卍誕の負け筋を極力ケアしながら打点を溜めましょう。



・【赤青ヴァイカー覇道】対面
キーカード:各種シールドトリガー,《光魔の鎧》《雷光》

《シャッフ》を複数出されると苦しいです。
《シャッフ》無しでの突破は難しく、《シャッフ》1体での攻撃も裏目が存在します。

《シャッフ》がそもそも入っていない場合は、どっしり構えれば問題なしです。


・【赤白ヴァイカー】対面
キーカード:《光魔の鎧》《雷光》《驚愕》

《オーリリア》の呪文制限が強力で、《ヴァイカー》まで絡むと苦しいです。

しかし、《ヴァイカー》が絡まなければ打点の伸びが遅いので、《驚愕》でリソースを確保し、《雷光》で《オーリリア》を除去できればおおむね優勢です。


・【各種5cビッグマナ】対面
キーカード:《ロージア》《サッヴァーク》《ミラダンテXII》

カードパワーにそこまで大きな差はなく、実はいい勝負です。
《ロージア》から展開される各種ドラグハートが強力で、《ネバーラスト》による呪文制限や、《ネバーエンド》の除去耐性によって、こちらの攻めが通りやすいです。

相手の動きを止めることができないので、こちらも気にせずまっすぐ展開していきます。

【5cドルマゲドン】の禁断爆発による全体封印はケアが難しいので、《ミラダンテXII》でシノビを封殺して詰め切るのが理想です。

【5c蒼龍】対面については、新殿堂施行後 12/19 更新分 で解説しているので、目次からそちらをお読みいただければ幸いです。


・【ドロマーオーラ】対面
キーカード:《驚愕》《楯騎士》《雷光》《サッヴァーク》

ハンデスに注意しながら《驚愕》《楯騎士》でリソースを伸ばしつつ、相手の《ザハエルハ》は《雷光》《サッヴァーク》で早めに処理してください。

《ネバーエンド》のフリーズも強力で、《御嶺》+《ザハエルハ》+《スローリーチェーン》を決められて、なおかつ《サッヴァーク》が用意できていない状況でも、相手の盤面をフリーズさせ続ければ負けることはありません。

中盤~終盤は、《サッヴァーク》を《驚愕》で使い回して《ザハエルハ》を安着させずに立ち回るのを意識してください。


※ 2021/07/03 更新

『ジョー星ダッカルドルファ型』

2021/06/26 香川CS 準優勝

画像31

『変更点』
《ウェディングゲート》+《ドルファディロム》パッケージの採用
大きく変わったポイントはここだけです。
フィニッシュのスピードが大幅に上がるほかに、苦手な【5c】にも対抗できます。
構築に大きな変更がないのに突然勝てたのは、ある要因があります。


『環境の流れ』
突然使用し、突然勝てた要因は、
【青緑型ジョー星ゼロルピア】の流行
これです。
自分が初めて《ダッカル》型を使用して優勝したときの環境を覚えているでしょうか?
今年の2月にリモートCSブームが到来し、【青黒型ジョー星ゼロルピア】が大流行したタイミングです。
【ジョー星ゼロルピア】が流行すると、対抗手段に乏しい【5c】や【アナダムド】の母数が減ります。
【5c】の母数が減少することによって、【ジョー星ゼロルピア】に対して速度勝負を仕掛けることのできる【ドギラゴン閃】の母数が増加します。
これによって受けの乏しい【アナダムド】の母数はさらに減少し、【5c】は《パルテノン》や《ジャックアルカディス》のようなメタカードを採用してデッキパワーを落とします。
その結果、
【ジョー星ゼロルピア】VS【ドギラゴン閃】VS【パワー不足の5c】
という構図の環境に流れていきます。
ここまで紐解くと、なぜ【ギャラクシールド】で勝つことができたかが見えてくると思います。

簡単にまとめると、
【ジョー星ゼロルピア】の立ち位置がよくなると同時に、【ギャラクシールド】の立ち位置もよくなる
というわけです。

【ギャラクシールド】をCSに持ち込む際は、
【ジョー星ゼロルピア】が流行りはじめたタイミング
を指標にしてください。


※2021/07/07 更新

2021/07/03 トレカイダーCS 3位

『神の試練ループ型』

画像32

『ループルート』
1. 《神の試練》を唱えてデッキをすべて手札に加え、追加ターン
2. 《ナウオアネバー》で《ザーディクリカ》を出し、手札に戻す
3. 《ザーディ》効果で、先ほど唱えた《ネバー》を再度唱える
4. 《ネバー》で《ザーディ》を出し、手札に戻す。《ネバー》はボトムへ
5. 《ザーディ》効果で、墓地or手札にある《神の試練》を唱える
6. 《神の試練》で《ネバー》を手札に加え、追加ターン。《神の試練》はボトムへ
7. ターン開始時のドローで《神の試練》が手札に加わり、2.から繰り返し

この一連の動作で、5マナ支払うことで毎ターン追加ターンを得られることが証明できます。
呪文も合計3回しか唱えていないので、《パルテノン》を貼っていても問題なくループ可能です。
今回のリストでは、ここに《カメヲロォル》を追加することで、強制ドローによるLOで勝利します。


『プレイメモ』
《パルテノン》・・・【ゼロルピア】などの明確に刺さる対面以外にはプレイせず、単色マナとして運用します。

《ジョー星》・・・【5c】の構築が《グレイトフルベン》を主軸にしたものに変化しつつあるので、文明制限があまり有効ではなくなってきました。《ドルファディロム》が重くなってしまうので、【5c】側が先にマナを伸ばした際は、《ジョー星》は展開しない方が良い場合が多いです。【5c】側の初動がもたついている際は、《ジョー星》+《ダッカル》の展開を目指します。


『問題点』
・《カメヲロォル》のカードパワー,枚数
ここが非常にネックでした。
盾落ちケアのためマナに置けず、除去されてはいけないため場に出せず、フィニッシュまで手札に抱える必要があります。
最悪無限ETで殴ることもできますが、踏めないトリガーが多いため極力避けたいです。
カードパワーは許容するにしても、枚数は3枚にするべきでしょう。


『調整案』
この問題点を改善しつつ、デッキパワーを大幅に上げて、【5c】などにも対抗しやすいようにしたデッキリストを用意しました。

僕自身は今週CSに出れない可能性が高いので、代わりに使用していただける方を募集しています。
TwitterのDMでご連絡をいただければデッキリストをお送りしますので、興味を持っていただけた方はぜひよろしくお願いします!


※2021/07/21 更新

画像33


※ 2021/11/07 更新

画像34

【5c】に劣らないパワーがあります。
《ハーデス》による永続的な盤面処理が可能になっています。

《ギャイア》のケアが非常に容易になるほか、クリーチャーの場持ちが非常に良くなるので、詰めの段階でも重宝します。

《ガイアッシュ》のテキストが偉すぎてギャラクシールドにも反応してしまうので、4tで《銀河MAX》+《楯騎士》or《ブレチャ》の択がある場合、《ブレチャ》を選択してケアする方が展開が良いパターンがあります。

相手のマナの数と相談ではありますが、おおむね《ブレチャ》でケアに回るのが無難です。


※2020/12/24 更新

以降の対面相性や採用カードの内容は、情報が古い場合があります。
しかし、基本的な立ち回りやメタカード突破のテクニック,《雷光の聖騎士》の扱い方などの根本的な考え方は全く変わっておらず、今後の開拓にも応用が利くものです。
【青白ギャラクシールド】を使用,調整する上で、一度は目を通しておくことを強くお勧めします。


2. 採用カード解説

《絶対の楯騎士》
デッキのメインリソース。パワーも11500と高めなので、盤面に出ると触られづらいです。
【赤白バイク】や【零龍ギャスカ】のような殴ってくるデッキに対しては、効果でシールドトリガーを捲っても有効札になる点は覚えておきましょう。
リソース拡大,打点補強,シールド追加など、かなり重要な役割を担っているので、4枚確定です。


《雷光の聖騎士》
シールドを守るだけではなく、山札を減らさない打点や、盤面除去、マナセットでも重宝します。
コマンドなので、封印の解除にも使えます。
8500というパワーラインが強く、《エモG》で相打ちをとられない他、《絶望と反魂と滅殺の決断》でも処理されません。

ですが、【赤白バイク】などのビートダウンデッキに対して使うタイミングを誤ると、表向きの《雷光の聖騎士》を狙われ続け、手札リソースを大きく失う、もしくは1ターンパスすることになってしまいます。

デッキのメイン受け札で、このカードの有無で守りの堅さが大きく変わるため、4枚採用です。


《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》
DGフィールドのため複数設置可能で、1ドロー付きなので何枚引いても腐りません。
【ネバーループ】や【カリヤドネ】,【ネイチャーワンショット】や【バーンメア】のような1ターンに複数アクションを行うデッキに幅広く有効で、対処法がない場合は《パルテノン》のみでゲームが決まってしまいます。


※ 2021/04/14 裁定変更

【ゾンビパルテノン】【ケドマイループ】のような、召喚に関する裁定を逆利用したソリティアデッキの台頭により、

※旧裁定
クリーチャーをバトルゾーンに出せない状況でも、クリーチャー・カードを使用して、それを召喚することができる。
召喚した結果、そのクリーチャーはバトルゾーンに出ないので、手札にとどまる。

という裁定から、

※新裁定
クリーチャーをバトルゾーンに出せない状況では、クリーチャー・カードを使用することができない。
よって、クリーチャーを召喚することもできない。

という裁定に変更されてしまいました。

これにより、以前のように《達閃》や《パルテノン》,《ジェイ-SHOCKER》をすり抜けて「ギャラクシールド」能力を使うことができなくなりました。

下記引用文のテクニックは使用不可になりましたので、ご了承ください。

《達閃》発動下でもギャラクシールドが宣言できるのと同様に、自身のターンに3体クリーチャーを出していてもギャラクシールドは使えます。
デュエルマスターズは【召喚】という行為を経て【バトルゾーンに出る】というルールです。
【召喚】の代わりにシールドに表向きで置いているギャラクシールドは、『出せない』というテキストの場合はすべてすり抜けて宣言が可能です。



【カリヤドネ】に対しては後述する《クローチェフオーコ》,【ネバーループ】に対しては《パラノーマル》《希望のジョー星》,【バーンメア】に対しては《パラノーマル》や《雷光の聖騎士》といったような他のメタカードがあるため、現在は3枚のみの採用となっています。
環境によっては4枚目の採用も充分に考えられます。


《希望のジョー星》
主に【デッドダムド】対面で重宝します。
文明指定のカードを全て否定するので、【ネバーループ】の《光魂Go!》,【青魔導具】の《新世壊》,【零龍ギャスカ】の《破壊の儀》,【マーシャルループ】の《オーパーツ》など、幅広い対面に有効に働くD2フィールドです。

自身の《護天!銀河MAX》の効果も打ち消してしまうので、注意が必要です。

D2フィールドである点を利用して、自分で《希望のジョー星》の貼り換えを行い、《クローチェフオーコ》のデッキ回復に活用することもあります。


《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》
終盤のデッキ回復,墓地利用メタをこなします。
《パルテノン》を出したい対面である【カリヤドネ】に対して有効であるため、《パルテノン》を減らせる理由でもあります。


《奇石ミクセル/ジャミング・チャフ》
【赤白バイク】へのメタ,フィニッシュ時の呪文封殺をこなします。
《ジョットガンジョラゴン》の着地を遅らせることもできるので、今後【ジョラゴン】が増えてきた場合は確定枠になる可能性もあり、4枚採用も考えられます。


《正義帝》
【デッドダムド】へのメタ,打点補強をこなします。
《ジョー星》と《正義帝》が共存すると、【デッドダムド】側はこちらの盤面を除去する手段を失います。
《雷光の聖騎士》が除去されなくなり、『盾+手札』のリソース全てを突破するのが【デッドダムド】側は困難なため、状況が有利になります。

【ギャラクシールド】が相手プレイヤーを殴っている状況といえば、『パラノーマル,パルテノンを複数貼って、ジョー星で文明を消して、雷光を盾に表向きに置いている』ことがほとんどなので、どんなトリガーを踏んでも逆転されづらいです。
それ故に《ジャミング・チャフ》の重要性が低いため、この3枠が《奇石ミクセル/ジャミング・チャフ》との2択になっています。



3. 不採用・採用候補カード解説

《「蒼刀の輝将」》
うまく盾に残れば2ドローですが、《タイクタイソンズ》で安全に割られてしまう場合があるなど、いまの環境の場合はほとんど機能しません。
3ターン目までにクリーチャーが出てこない環境であれば、真っ先に採用候補に挙がります。


《「綺羅星の豪傑」》
単純なカードパワーはかなり高いですが、ギャラクシールドで盾から場に出る展開はほとんどありません。《雷光の聖騎士》で盾を守れている状況であれば、わざわざ《綺羅星》を使わなくても勝てている場合が多いです。
環境がどのように遷移しても、採用候補に挙がらない可能性が高いです。


《進軍する巨砲 クロムウェル》
対ジョラゴン最終兵器。
4ターン目エメラル楯騎士からダブルブレイカー持ちのギャラクシールドを捲り当て、5ターン目にエメラルクロムウェルで6打点揃えます。
《ミクセル》が絡むともっと打点が伸びるので、【ジョラゴン】が増えてきた場合は《ミクセル》と《クロムウェル》をセットで採用する可能性が充分に考えられます。


《WAVE ウェイブ》&《ファイナルストップ》
《パルテノン》で事足りる場合が多いので、おそらく今後『呪文メタギミック』として再び採用されることはないと考えています。
打点補強力とGRにアクセスしやすい点は素晴らしいので、『GRを展開する』という目的で、《知識と流転と時空の決断》などと共に採用される可能性はあります。


《勝熱英雄 モモキング》
《希望のジョー星》の影響で、文明が噛み合わないこのデッキでも出すことができます。
しかしフィニッシュ手段に困っているわけではなく、役割範囲が狭いこのカードは採用候補に挙がりづらいです。



4. 基本的な立ち回り

【先攻の場合】
4ターン目までに《絶対の楯騎士》を探し、《策略のエメラル》もしくは《護天!銀河MAX》でシールドに表向きで展開する動きが理想

【後攻の場合】
対面に合わせたメタカードを2~4ターン目の間に貼りつつ、《絶対の楯騎士》をシールドに表向きで展開する動きが理想

メインの動きすべてに《絶対の楯騎士》が関わってくるので、《絶対の楯騎士》を引けるかどうかがデッキの出力に大きく影響します。
2ターン目,3ターン目に《十二神騎》や《パルテノン》でデッキを回して、《絶対の楯騎士》を全力でサーチします。

仮に4ターン目に《絶対の楯騎士》が引けない場合でも、《パルテノン》や《希望のジョー星》,《パラノーマル》だけでゲームを作れる対面が環境に多いです。
対面に合わせたメタカードを使い、6ターン目までに《絶対の楯騎士》を引ければ問題ありません。



5. メタカードへの対処法・テクニック

ギャラクシールドは『コストを支払ったものとして召喚』なので、《ポクチンちん》や《洗脳センノー》,《オニカマス》のようなメタカードは機能しません。

《奇石ミクセル》《絶対の畏れ 防鎧》のような踏み倒しメタや《サッヴァーク》のようなシールド焼却効果は有効なので、そこに焦点を当てて解説します。


【《奇石ミクセル》《絶対の畏れ 防鎧》の対処法】

ギャラクシールドが複数待機している場合、効果を解決する順番を選ぶことができます。

例えば《絶対の楯騎士》と《雷光の聖騎士》がシールドゾーンにある場合、ターンのはじめに効果を解決する順番を選べます。

《雷光の聖騎士》で《奇石ミクセル》《絶対の畏れ 防鎧》のような踏み倒しメタクリーチャーを除去してから、《絶対の楯騎士》をバトルゾーンに出すことが可能です。

《絶対の楯騎士》のみが2枚シールドゾーンにあり、相手のバトルゾーンに《奇石ミクセル》がいる場合でも、
《絶対の楯騎士》を1体バトルゾーンに出して効果を解決し、山札から《パラノーマル》を捲ることができれば、
《奇石ミクセル》を処理してから、2枚目の《絶対の楯騎士》をバトルゾーンに出すことができます。


【《煌龍 サッヴァーク》の対処法】

《パラノーマル》存在下で《煌龍 サッヴァーク》を召喚されてしまうと、パワー3000以下のクリーチャーを出されるだけで、こちらの表向きのシールドが墓地に送られてしまいます。

ゲーム中終盤の《雷光の聖騎士》や《絶対の楯騎士》での打点補強ができなくなるので、状況が悪いです。

【サバキZ】のような、盤面の小型クリーチャーを放置しても特に問題ないデッキが相手の場合は、
《パラノーマル》をシールドゾーンに置かないようにプレイし、出された《煌龍 サッヴァーク》を放置して立ち回ります。
《雷光の聖騎士》での防御が厚く、こちらの手札+シールド+盤面を捌かないといけないため、【サバキZ】側が押し切るのがかなり困難です。
《希望のジョー星》を盤面に設置し、《煌龍 サッヴァーク》や《魂穿ツ煌世ノ正裁Z》で《絶対の楯騎士》をシールドに送られて無理やりデッキアウトさせられないように気を付けつつ、打点を並べて《ジャミング・チャフ》を打って詰め切ることを意識します。

【リースバーンメア】のような、小型GR+《煌龍 サッヴァーク》で攻めてくるようなデッキが相手の場合も、【サバキZ】対面同様に《パラノーマル》をシールドゾーンに置かないプレイを意識します。
しかし、【サバキZ】と違って《バーンメア》を使って小型GRで攻めてくるため、《パルテノン》で横並びをけん制、《パラノーマル》でGRクリーチャーを処理し、《絶対の楯騎士》や《雷光の聖騎士》を盤面に出して制圧できる体制を整え次第、《エメラル》で自ら《パラノーマル》を剥がします。
【リースバーンメア】側は《雷光の聖騎士》の防御と《絶対の楯騎士》のパワー11500を超えるのが困難なため、負けない状況を作りつつ打点を並べ、《ジャミング・チャフ》を打って詰めるのを意識します。

《煌龍 サッヴァーク》の対策として、『放置する』という択をとる場面はよくあるので、覚えておいて損はないです。


6. 《雷光の聖騎士》の扱い方

手札を捨てればシールドを守れる、このデッキの防御の要です。
突破するのが非常に難しく、ビートダウンデッキに対してとても強力な蓋となります。
しかし、【2. 採用カード解説】で解説したように、使い方を誤ると自分の首を絞めてしまいます。

実戦例を交えながら、適切な使用タイミングをご紹介します。

画像3

【赤白バイク】対面
先攻4ターン目,マナチャージ後の盤面です。

このターン、選択肢としてあげられるプレイは3つ
1. 《希望のジョー星》設置
2. 《雷光の聖騎士》をギャラクシールドでシールドに追加
3. 《銀河MAX》で《絶対の楯騎士》をシールドに追加



それぞれのプレイの変化を順にみていきましょう。

1. 《希望のジョー星》を設置した場合
《レッドゾーン》や《レッドゾーンZ》への侵略,《キルホール》から《スタースクリーム》などの追加打点を防ぐことができます。
しかし、相手の盤面には打点が3点分あるので、《マンガノキャッスル》を引かれていた場合、シールドトリガーがないと負けてしまいます。
他の4コストのスピードアタッカーのカードを出されても、自分のシールドを0枚にされてしまい、相手の盤面にクリーチャーが残ってジリ貧です。
《レッドゾーン》や《禁断》による盤面除去を防ぐための蓋としての役割があるため、もう少し状況をよくしてから設置したいです。
選択肢として充分に考えられる変化ですが、ここではもっといいプレイがあります。

2. 《雷光の聖騎士》をギャラクシールドで設置した場合
次のターン、おおむね負けないプレイです。
しかし、相手の盤面に《奇石ミクセル》がいるため、仮にシールドに残ってターンが返ってきても、相手のクリーチャーを1体除去しただけで役割が終わってしまいます。
それに、設置した《雷光の聖騎士》を《奇石ミクセル》の1点で割られてしまってはただの1ターンパスになってしまうので、プレイの方向性がちぐはぐです。《雷光の聖騎士》をブレイクされた場合には、手札を捨てて守らざるを得ません。
手札を数枚捨ててまで盤面に残らない《雷光の聖騎士》を使い、相手のクリーチャーを1体除去して山札の下へ。これではなにをやってるのかわかりません。
このように、リソースを大きく消耗するうえに、使ってもあまり意味がないような状況では、《雷光の聖騎士》をプレイしてはいけません。


3. 《銀河MAX》で《絶対の楯騎士》をシールドに追加
最も勝ちに近づくプレイです。
この状況で捲って有効なカードは、《銀河MAX》《光魔の鎧》《雷光の聖騎士》《絶対の楯騎士》《パラノーマル》の5種類です。
シールドトリガー2種を捲った場合、再度《絶対の楯騎士》や《雷光の聖騎士》《パラノーマル》などをシールドに貼り付け、耐久しきれる見込みがあります。
《雷光の聖騎士》を捲った場合、シールドを守ることができるうえに、相手が追加で《奇石ミクセル》や《絶対の畏れ 防鎧》を出してこなかった場合、《雷光の聖騎士》⇒《絶対の楯騎士》の順に効果を解決して、《絶対の楯騎士》をバトルゾーンに残せます。シールドが多く追加されているので、余裕をもって受けきれます。
《絶対の楯騎士》を捲った場合は、もう一度同じ状況になります。《雷光の聖騎士》を捲った場合のバリューが跳ね上がります。
《パラノーマル》を捲った場合、《奇石ミクセル》を処理しつつ打点を削ることができ、相手は次のターン、パワー3000以下のクリーチャーを出せません。打点が並んでおらず、踏み倒しメタがバトルゾーンにない状況であれば、《雷光の聖騎士》が強く働くので、耐久しきれる可能性が高いです。

仮に、思い通りのカードが捲れなかったとしても、単純にシールドの枚数が6枚まで増えているので、シールドトリガーがなかった場合でも、次のターンにいきなり敗北する可能性は低いです。

《絶対の楯騎士》で手札リソースを増やしたり、《パラノーマル》で《奇石ミクセル》を処理した後で、《雷光の聖騎士》をシールドに置けばゴールです。
そうした後に、《雷光の聖騎士》がシールドから場に出たタイミングで《希望のジョー星》を設置すれば完封できます。


実戦譜では、《絶対の楯騎士》から《絶対の楯騎士》,《パラノーマル》を捲りあてることができました。

画像4

続く相手のターン、《パラノーマル》と《絶対の楯騎士》は全てブレイクされてしまいましたが、
手札が増えた状態かつ相手の盤面にそれほど打点が並んでおらず、《奇石ミクセル》を処理することができたので、《雷光の聖騎士》をギャラクシールドで設置して受けきることができました。

画像5

仮に相手が《奇石ミクセル》や《絶対の畏れ 防鎧》を追加で出してきたとしても、シールドから出てくる《雷光の聖騎士》で盤面を処理して、手札にあるもう一枚の《雷光の聖騎士》をギャラクシールドでシールドに追加すれば受けきれる状況です。


このように、
自分の手札リソースが増えていて、
相手の盤面に攻撃可能な打点がそれほど並んでおらず、
シールドに表向きの《雷光の聖騎士》を狙われてもそれほどリソースを失わず、
安全にバトルゾーンに出すことができる,もしくは相手のクリーチャーを除去することに意味がある
といった状況で、《雷光の聖騎士》は最大限のカードパワーを発揮します。

『攻撃可能な打点』と書いたのは、シールドトリガーからギャラクシールドで設置できる場合なら、相手の攻撃済みの打点量は関係ないからです。
表向きの《雷光の聖騎士》が狙われることはなく、安全にバトルゾーンに出せるケースが多いです。

しかし、シールドトリガーで《雷光の聖騎士》を設置した場合、ターンのはじめにバトルゾーンに出てしまいます。
除去への耐性をもっているわけではないので、貴重な防御の要を相手に簡単に処理されてしまっては困ります。
手札にもう一枚《雷光の聖騎士》があって、バトルゾーンと手札の合計2枚で充分に耐えきれるのであれば、バトルゾーンに出てしまっても問題ない場合が多いですが、
シールドトリガーから展開する際は、『《雷光の聖騎士》がバトルゾーンに出てしまっても大丈夫なのか』を意識してください。



7. 環境トップへのプレイ方針・相性

【アナカラーデッドダムド】五分

キーカード:《正義帝》《希望のジョー星》
注意するカード:《ジャックアルカディアス》

先攻であれば充分に勝ちが見込めて、後攻なら不利です。

《希望のジョー星》は貼ったら勝ちカードではないです。《レッドギラゾーン》のマッハファイターと《ウマキンプロジェクト》の高いパワーラインに押しつぶされるので、《希望のジョー星》プラスアルファで蓋をしにいきます。

4ターン目に《エメラル》or《銀河MAX》+《絶対の楯騎士》から、《絶対の楯騎士》,《雷光の聖騎士》,《正義帝》のどれかを捲ると勝ちに大きく近づきます。
【デッドダムド】側の3ターン目が《デドダム》だった場合、《パラノーマル》が捲れても有効です。

・《絶対の楯騎士》が捲れた場合
もう一度《絶対の楯騎士》,《雷光の聖騎士》,《正義帝》を捲るチャンスがあります。最終的な着地点は《雷光の聖騎士》か《正義帝》のどちらかです。


・《雷光の聖騎士》が捲れた場合
シールドにある《絶対の楯騎士》を守り、相手の盤面を1体処理できます。
次のターンのはじめに2体とも場に出し、《希望のジョー星》を設置するのが理想です。
《希望のジョー星》を設置すると、《デッドダムド》《ブラックサイコ》が完全に機能不全になり、こちらの盤面をなかなか処理できません。
《レッドギラゾーン》のマッハファイターで処理してくるぐらいしかないので、《パラノーマル》でパワーを下げるか、《正義帝》でアタックされないようにすればゲームセットです。


・《正義帝》が捲れた場合

後攻4ターン目の【デッドダムド】側の盤面は、『シングルブレイカーのコマンド1体+召喚酔いのコマンド』or『シングルブレイカーのコマンド1体+デジルムカデ』の場合が多いです。

前者のパターンかつバトルゾーンに《希望のジョー星》がない場合、
1. シングルブレイカーのコマンドがアタック時に《レッドギラゾーン》に革命チェンジ、《正義帝》+なにかシールド1枚をブレイク
2. 《レッドギラゾーン》でSAになったコマンドでアタック時に《デッドダムド》に侵略して《正義帝》を破壊

ここまでできれば、《正義帝》を処理しつつ《絶対の楯騎士》の召喚をふせげます。
しかし、《正義帝》の効果で他のシールドはすべてシールドトリガーになるため、『《正義帝》+なにかわからないシールド1枚を割らせる』というリスクを【デッドダムド側】につけることができるうえに、『《希望のジョー星》がない状態でコマンドを2体出し、《レッドギラゾーン》と《デッドダムド》を引く』という高い要求値を突き付けることができます。

《正義帝》+《雷光の聖騎士》+《希望のジョー星》の盤面までいけばおおむね勝ちなので、
《希望のジョー星》で相手のスピードを落とし、《絶対の楯騎士》でハンドリソースと強力な盤面を確保しつつ、
《正義帝》+《雷光の聖騎士》+《希望のジョー星》の盤面を完成させることを目標にプレイします。


《ジャックアルカディアス》での《希望のジョー星》除去に対しては、根気強く《希望のジョー星》を貼り直します。
【デッドダムド】側が《希望のジョー星》を処理しにきたターン、《ジョー星》を除去しただけでは、貼りなおされて1ターンパスになってしまうので、シールドに突っ込んでくる場合が多いです。
《シャッフ》が絡まない場合、8枚のシールドトリガーを踏めばそのまま逆転できます。
【デッドダムド】側は《ジャックアルカディアス》まで使ってリソースを吐き出して攻めてきているので、後続が薄い場合がほとんどです。
もし押し切られそうであれば、《希望のジョー星》を貼るのを1ターン我慢して、《雷光の聖騎士》で耐える展開を目指す択も充分に考えられます。



【旅路ジョラゴン】不利

キーカード:《奇石ミクセル》
注意するカード:《燃えるデットソード》

展開スピードで劣り、《デットソード》のマナ破壊がとても重いです。
《ジョラゴン》の着地前に《絶対の楯騎士》を展開してしまえば戦えます。

《タイクタイソンズ》のブレイクにシールドトリガーのリスクを付けるため、相手の場に攻撃可能な《タイクタイソンズ》がいる場合は、《十二神騎》をギャラクシールドで使用しないように注意します。

《旅路》の革命チェンジや《スロットン》による展開を行ってからループに入るデッキなので、《パルテノン》を設置すればループの展開は防ぎやすいです。

先攻をとって《絶対の楯騎士》から展開し、《パルテノン》を設置する展開が目標です。

また、《ジョラゴン》の1回目の攻撃はリソースを拡張する意味合いが大きく、無防備なダブルブレイクをもらえることが多いです。
トリガーを踏めば一気に逆転できるように《絶対の楯騎士》や《雷光の聖騎士》を手札に用意しておくなど、
『相手のシールドブレイクにリスクをつける』意識も重要です。



【青黒カリヤドネ】有利

キーカード:《パルテノン》《クローチェフオーコ》
注意するカード:《落城の計》《本日のラッキーナンバー!》

《パルテノン》を設置すればしばらくは安泰ですが、カード除去呪文から突然ループに入られる可能性があるので、《パルテノン》を複数設置する展開を目指します。

もちろん自分の盤面形成には《絶対の楯騎士》が絡んでくるので、《パルテノン》と《絶対の楯騎士》はどちらも重要なカードです。

《ジャミング・チャフ》と《クローチェフオーコ》が同じ5コストなので、《ラッキーナンバー!》を毎ターン打てる状況にされてしまうと、【カリヤドネ】側が好き勝手に動ける展開になってしまいます。

《知識と流転と時空の決断》などのバウンス呪文で打点を削られないよう、《ジャミング・チャフ》で盤面の打点を守り
【カリヤドネ】側の切り返しが弱かったタイミングで《クローチェフオーコ》を召喚して《カリヤドネ》が出せない状態にして
再度《ジャミング・チャフ》を打って詰め切るのを目標にプレイします。



【赤白レッドゾーン】有利

キーカード:《希望のジョー星》《奇石ミクセル》《雷光の聖騎士》
注意するカード:《レッドゾーンZ》等の各種殿堂カード

シールドトリガーが69%で埋まり、踏めばほぼ耐えられます。
【赤白バイク】目線だと、4ターン目まで伸びてしまうと《雷光の聖騎士》が面倒なのではやめに殴り切りたいものの、《ヘブンズフォース》を絡めた早期展開だと《防鎧》を組み合わせづらく、トリガーケアが難しいです。

《希望のジョー星》を出されると進化クリーチャーがすべて使用不可になり、《キルホール》からスピードアタッカーを出すことも不可能になってしまううえに、《禁断》の封印も外すことができません。

《希望のジョー星》や《奇石ミクセル》のようなメタカードで足止めしつつ、《絶対の楯騎士》でシールドと盤面を強化し、《雷光の聖騎士》や厚いトリガーで受け止める展開を目標にプレイします。



【赤緑バーンメア】有利

キーカード:《パルテノン》《パラノーマル》《雷光の聖騎士》
注意するカード:《ジョギラゴンアバレガン》《ジョラゴンガンマスター》

《パルテノン》で大量展開を阻止し、《パラノーマル》で《アバレガン》以外の着地を許さず、《雷光の聖騎士》で盤面処理とシールドを守れる。
といった具合に、順当にいけばこちらの言い分が通る対面です。

後攻3ターン目までに《パルテノン》が引けず、4ターン目《バーンメア》から過剰打点が並ぶ展開も考えられますが、その場合でも69%のシールドトリガーが待ち構えています。
《アバレガン》以外のパワーが軒並み3000以下なので、《パラノーマル》1枚で壊滅してしまいます。

《バーンメア》のパワーが6000なのも大きく、《パラノーマル》存在下の《エメラル》とも相打ちになってしまうので、《グレープダール》からJチェンジするプランもとられづらいです。

【バーンメア】側は、公開領域にジョーカーズカードを20枚用意し、《バーンメア》から《アバレガン》と《ガンマスター》を捲るのが大逆転プランです。
《パルテノン》の影響でチャンスは一回きりの場合が多いですが、《バーンメア》1体から盤面を崩壊させられる恐れがあるので、注意が必要です。

《アバレガン》や《ガンマスター》のような高パワーGRクリーチャーに気を付けつつ、《パルテノン》《パラノーマル》《雷光の聖騎士》を組み合わせて、やりたいことをさせずに受け切る展開を目指します。



【ネバーループ】有利

キーカード:《パルテノン》《希望のジョー星》《パラノーマル》
注意するカード:《ウキドゥ》《スーパーエターナルスパーク》

《パルテノン》を出すと呪文が3回しか使えないためループに入れず、
《希望のジョー星》を出すと《光魂Go!》で唱えられる光か水の呪文がないためループに入れず、
《パラノーマル》を出すと《Iチョイス》が手札に戻る前に破壊されてしまってループに入れません。

よっぽどのことがないかぎり負けない対面ですが、《サイバーダイスベガス》のようなD2フィールド貼り換えや、《スーパーエターナルスパーク》のような《パルテノン》を剥がすカードには注意が必要です。

また、《ウキドゥ》でひたすら《絶対の楯騎士》を剥がされると、ゲームが終わるまでかなりの時間が必要になります。
時間切れがよくある対面なので、素早いプレイを心がけましょう。

《パルテノン》《パラノーマル》複数+《希望のジョー星》の盤面を目指してプレイします。



【零龍ギャスカ】有利

キーカード:《クローチェフオーコ》《雷光の聖騎士》
注意するカード:《ビックリーノ》《零龍》

【零龍ギャスカ】目線では《絶対の楯騎士》や多数のシールドトリガーが面倒なので、はやめに決め切りたいものの、過剰打点の生成が難しく、急いで殴っても《雷光の聖騎士》で受け止められてしまう。
といったように、【ギャラクシールド】側の言い分を通しやすい対面です。

《クローチェフオーコ》を引くとおおむね勝ちですが、引けない場合はシールドに祈ることになります。
なにか1枚でも踏めば耐えきれることがほとんどで、《雷光の聖騎士》を貼り付け、《零龍》の攻撃を手札1枚で受け止める展開になれば勝ちです。

《零龍》の卍誕前に盤面を押さえつける展開になった場合、《破壊の儀》もしくは《墓地の儀》のどちらかか残る展開が多いです。
《零龍》の卍誕時効果で盤面が全て破壊されてしまうので、
《クローチェフオーコ》で山札に戻して再度打点として使いまわせるようしたり、
山札を減らしすぎず、仮に卍誕されたとしても逆転されないようにするなど、卍誕のみで負けてしまうような立ち回りは避けましょう。

相手の場に《ビックリーノ》がいるときに《雷光の聖騎士》を単体でシールドに貼ってしまうと、《雷光の聖騎士》を狙われるだけで2枚の手札を失うことになります。
終盤の打点をさばき切るために手札の量は重要なので、《雷光の聖騎士》を使うタイミングには十分注意が必要です。
盤面除去としてむやみに出しても《零龍》の卍誕で破壊されるだけなので、出す必要がない場面では手札に温存した方がいい場合が多いです。

《ステニャンコ》や《ドレッドブラッド》のような蘇生クリーチャーでじわじわ打点を伸ばしてくることも考えられるので、《雷光の聖騎士》が出た後でも《クローチェフオーコ》で墓地をリセットして後続を断ち切り、蓋をする展開を目指します。



【マーシャルライベルモットループ】有利

キーカード:《パルテノン》《希望のジョー星》《パラノーマル》
注意するカード:《水霊の計》

3ターン目に《マーシャルクイーン》に進化されなければ、《パラノーマル》を貼ればゲーム終了です。

《パルテノン》《希望のジョー星》の2種類に《水霊の計》を当てないといけないので、《ミラクルスター》型でない限りはフィールドが処理しきれずに突破不可能な場合が多いです。

遅れて《パラノーマル》を貼っても《ジェリー》が破壊されてしまいループに入れないので、メタカードがいつどのタイミングでも有効に働く対面です。

仮に3ターン目に《マーシャルクイーン》に進化されてしまった場合でも、《鬼面城》が絡まなければリソースはそこまで伸びません。
冷静に《マーシャルクイーン》を処理し、再度《パラノーマル》を貼りなおせば問題ありません。


《パルテノン》複数,《パラノーマル》複数,《希望のジョー星》
のうちどれか2つを達成することを目標にプレイします。



【シータバーンメア】有利

キーカード:《パルテノン》《パラノーマル》《雷光の聖騎士》
注意するカード:《奇天烈シャッフ》

赤緑と違って《シャッフ》が面倒です。
しかし、《アバレガン》や《ガンマスター》が入っていない場合が多いので、一度制圧してしまえば逆転されることはほとんどありません。

また、《雷光の聖騎士》が《グレープダール》+《エモG》でも超えられないので、非常に倒されにくいです。
場持ちがいいので、積極的に出していきましょう。

《エメラル》+《パラノーマル》の盤面を《シャッフ》攻撃時4宣言で素通りされ、簡単に剥がされてしまいます。
《雷光の聖騎士》でこまめに除去+耐久をして、8マナ時に《エメラル》+《パラノーマル》を2回プレイするようなプランをとることもあります。

いずれにせよ《パルテノン》の展開阻止が強力なので、《パルテノン》+《雷光の聖騎士》や《絶対の楯騎士》で盤面を制圧し、《パラノーマル》で蓋をする展開を目指します。



【青魔導具】五分

キーカード:《希望のジョー星》
注意するカード:《エアヴォ》

《新世壊》が水のドルスザクしか発動できないため、《エアヴォ》が採用されていない場合は《希望のジョー星》を貼れば勝ちです。

《エアヴォ》が入っていた場合にマズいので、《絶対の楯騎士》で盤面形成し、《ジャミング・チャフ》で《超絶ラッシュ》をケアして殴り切ります。

最近は《超絶ラッシュ》不採用であったり、《エアヴォ》不採用である場合が多いので、五分としています。


7. おわりに

いかがでしたでしょうか?

【青白ギャラクシールド】に対するプレイの開拓があまり進んでいないことが多く、現環境でかなり通りやすいデッキタイプだと思います。

しかし、プレイの分岐が多かったり、《雷光の聖騎士》の使い方が難しかったりするため、付け焼刃で勝てるデッキではないと考えています。
この記事を読んでくださった方の、勝率向上の一助となれば幸いです。

わからない点や、聞きたいことなどがありましたら、Twitter(@tikinn_vault)のDMを開放していますのでそちらまでお寄せください。

もしよければ、スキやRT、オススメしていただけると嬉しいです^^

それでは!

ここから先は

0字

¥ 500

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

もしよろしければサポートをいただけると大変励みになります。 いただいたサポートは、主に無料記事の製作費にあてさせていただきます。