【全文無料】デッドマン型赤白黒ドラグナー 考察
こんにちは。垢BANチキンです^^
話題沸騰中の【ドラグナー】というデッキタイプについて、個人的な雑感や構築論を書いていきます。
ひとくくりに【ドラグナー】といっても、主に【青型】【デッドマン入り黒型】【ハムカツ入り黒型】の3種類に分岐していて、それぞれ強みが違うデッキだと考えています。
今回はこの3種類の中でも開拓が止まっている印象を受けた【デッドマン入り黒型】を主に扱っていきます。
【青型】や【ハムカツ入り黒型】と比べたときの長所・短所も添えつつ、考察していきます。
【青型】について詳しい解説が読みたい方はこちら
【ハムカツ入り黒型】について詳しい解説が読みたい方はこちら
1.デッキリスト(確定枠)
メインデッキは上記8種32枚
超次元ゾーンは上記4種6枚を確定枠とします。
メインデッキについては【デッドマン入り黒型】にするメリットを最大限に活かしつつ、再現性を高めるために全て4枚採用としています。
カードの主な採用理由やデッキのゲームプランについては、『2.【デッドマン入り黒型】にするメリット』で考察します。
また、残っているメインデッキ8枠と超次元ゾーン2枠については、『3.デッキリスト(調整枠)』で考察します。
2.【デッドマン入り黒型】にするメリット
・デッキ内のドラグナーの総数が多い
《グレンアイラ》の存在が大きく、『序盤にドラグナーを引けずに負け』といった事故が極端に減ります。
また、《デッドマン》の出力はドラグナーの枚数に少なからず依存します。
当然の話にはなりますが、《リンクウッド》1体に侵略するよりも、《リンクウッド》と《グレンアイラ》の2体に侵略する方が強いわけです。
『ドラグナーの数を増やす』ということは、『《デッドマン》の出力を上げる』要素に大きく関わってきます。
・メタへの耐性がある程度強い
《ミクセル》や《DG》,《ぽくちん》には《タマネギル》
《洗脳センノー》や《オニカマス》には《お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!》+《グリージーホーン》や《デッドマン》+《グリージーホーン》
《希望のジョー星》には《デッドマン》+《ビキニング》や《デッドマン》+《バトライ刃》
《メヂカラコバルトカイザー》には《グレンモルト》+《ガイアール》
のように、ほぼすべてのメタを突破可能です。
黒マナがあるおかげで、《デッドマン》召喚からメタを突破しにいけるのは、【青型】にはない強みです。
また、《希望のジョー星》1枚で詰みに近い状態にならないのも、【ハムカツ入り黒型】との違いです。
・組み立てられるゲームプランが多い
《デッドマン》+《ビキニング》でボードを横に広げるプランもあれば、《グレンモルト》を活かして縦に強いボードを作ることもできたり、《バトライ閣》を早めに作り、閣ループを狙うプランも取れます。
スピード勝負も力比べも展開勝負もできるといった感じで、多彩な戦い方が可能です。
・闇文明のカードを手札から召喚できる
地味ですが立派なメリットだと考えています。
《タマネギル》で【赤白バイク】の《ミクセル》を処理して、《ミクセル》+《レッドゾーン》のような厳しい展開を未然に防ぐことができたり、
2ターン目《リンクウッド》,3ターン目《グレンアイラ》+《ビキニング》,4ターン目《デッドマン》召喚と動いて、相手の2~3コスト帯のメタクリーチャーを難なく突破したりと、黒マナがあるおかげで柔軟に動けるパターンが増えます。
また、2ターン目《ヘブンズフォース》+《ドラグナー》+《ビキニング》,3ターン目《ドラグナー》+《ビキニング》と動けば、4ターン目に《グレンモルト》を召喚できます。
非常に強力な盤面を作ることができ、次ターンには閣ループまで狙える状況になるうえに、そこそこ頻出しやすいのが特徴です。
この『4ターングレンモルト』の選択肢を捨てないためにも、『《グレンモルト》を採用している場合は《ビキニング》は2枚確定』だと個人的には思ってます。
3.デッキリスト(調整枠)
メインデッキの調整枠に入る候補のカードです。
確定枠のみで
火20枚,光20枚,闇16枚
は確保できているので、自分の動きがつっかえないように、基本的には単色のカードが望ましいです。
《イーヴィルフォース》
デッキの動きに幅を持たせられるカード
多色なのでたくさん入れると事故りますが、デッキに入っているかどうかで見える世界が違います。
上面で使っても決して弱くないので、数枚入れる程度ならかなり強力です。
《バイスカイザー》
【カリヤドネ】へのメタ。トップデックからループに入られるのは割り切りです。
自身の能力が噛み合っていて、刺さる対面に使いやすく、プレイアブルなのが特徴です。
《バトライ閣》から《バトライ武神》にする際の軽量ドラゴンとしても重宝します。
《龍世界》
準初動。捲るドラゴンはあまり強くないため、《バトライ閣》の龍解に使う場合が多いです。
《ナンバーナイン》《スペルデルフィン》
バトライループから出すためのフィニッシャー。
個人的に《フンボルト》は避けたいため、分けて採用するようにしています。
《ダイハードリュウセイ》
バトライループから出すためのフィニッシャー。
《バトライ刃》で捲れる分にはあまり強くないですが、ミラーの際に確実に1ターンしのげるカードでもあります。
《ロージア》
ミラーの《デッドマン》の2点にリスクを付けられる受けトリガー。
《ガイハート》を採用しない場合、ドラグナーとしての火力はかなり低めですが、殴ってくるデッキに対して強力なカウンターを用意したい際にはお勧めです。
バトライループまでにフィニッシャーがすべて見えきってしまっては入れている意味がないので、ループから出すためのフィニッシャーを合計3枚以上
残りの4~5枠で、多少なりとも寄せたい対面を決める場合が多いです。
超次元の調整枠に入る候補のカードです。
《ガイアール》
《グレンモルト》だけでなく、《お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!》からも出すことができます。
《グリージーホーン》を使いたくない場合や、《メヂカラコバルトカイザー》の処理,《グレンモルト》に《ビキニング》装備から2ターンかけて《ギガンディダノス》を処理する際に強力です。
《ホワイティ》
《デッドマン》専用カード。
ミラーの《ダルクアンシエル》の足止め,盤面処理,攻撃先を作る際によく使います。
《ジャンヌミゼル》
ミラーの《バトライ武神》を止めたり、その他の殴ってくるデッキへの防御網として使います。
その他に《マルチプライ》や《ガイハート》がよく採用されていますが、確定枠の6枚が非常に強力かつ減らせないので、使用するタイミングがかなり限定されているドラグハートに割く枠がないです。
上記の3択から2枚選択することが多いです。
4.【デッドマン入り黒型】にするデメリット
・自由枠が少ない
調整枠の少なさの通り、自由枠がほとんどありません。
ドラグナーを多くしている分、【青型】より自由枠が少ないのは当然ですが、やはり『自由枠が少ない』というのはデッキのポテンシャルを下げる要因になり得ます。
・相手への妨害手段が乏しい
相手のメタを乗りこえるためのカードを多く入れているので、相手へのメタのために割くデッキスロットに余裕がありません。
【青型】でいうところの《クローチェ》《初不》《メヂカラ》,【ハムカツ入り黒型】でいうところの《ゲンムエンペラー》《ニコルボーラス》《ナンバーナイン》などが該当枠で、【デッドマン入り黒型】との大きな違いです。
・デッキの出力がブレやすい
メリットである、『組み立てられるゲームプランが多い』の裏返しです。
なんでもできてしまうがゆえに、どのプランを取るにもどっちつかずな手札になってしまう可能性もあります。
そういう面では、『バトライループ』をゴールとし、それに特化している【青型】,強力なドラゴンを踏み倒し、一気にゲームを決めてしまうのをゴールとしている【ハムカツ入り黒型】の方が、構築段階から一貫性があるため、優れていると言えます。
5.サンプルリスト
3ターン目の初動5枚目,《グレンアイラ》をSAにして【赤白バイク】へのカウンターに使える《イーヴィルフォース》を1枚
赤単色マナ兼ループフィニッシュカードとして《ダイハード》を3枚
白単色マナ兼受けとして《ロージア》を4枚
《グレンモルト》と《ロージア》に広い選択肢を持たせるために《ガイアール》
ミラーの《ジャンヌミゼル》を止めるために《ホワイティ》
を採用しています。
調整枠の8枚に完璧な正解はありません。環境に応じて変えるべき枠ですし、さまざまなアプローチを組み込むことができます。
採用理由を聞かれた際にきちんと答えることができれば、それでいいと思います。
6.おわりに
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでくださった方が今後【ドラグナー】というデッキタイプに触れる際の一助となれば幸いです。
でわでわ^^
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