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劇場版おっさんずラブ 感想

今年の春に友達に勧められてドラマ版観たらどハマリしまして、張り切って劇場版公開翌日に観に行ってきました。
以下、ネタバレ有の感想です。






2019.9.1追記。2回目見に行ってきました。エンディング後の牧春シーンで二人が指輪つけてるのガッツリ確認できました!1回目は盛大なキスシーンに動揺して見落としてたので以下のような感想になってしまいました。ふたりが結婚してるならあのエンドでも納得だ!ふたりの絆は揺るぎない!幸せになってくれー!

見終わって一番最初の感想は「そんな終わり方なの!!??」
いや、牧春が永遠の愛を確認して、はるたんからのキッスがっつり見られてハッピーエンドなんですけど、ふたりが別々の方向に歩いて行って終わりって…。いや牧はシンガポールに行くから別々の方に歩いて行くのは当たり前なんだけど、ふたりラブラブでずっと一緒だぜ!ってゴールを思い描いていたのでアレっ?となったわけです。

ドラマ版は付き合うまでを描いて、劇場版はそれ以降を描く…劇場版のテーマは「夢と家族」。付き合うだけならお互いを好きな気持ちだけでいいかもしれないが、一生添い遂げる「家族」になろうとすると、どうやって生活するのかとか、社会との付き合い、相手の夢とか全部ひっくるめた人生そのもので考えないといけなくなってくる。まぁそこまでテーマを重く描いているわけではなかったのですが、そこをテーマにしているのなら、あのエンディングも納得かなと思いました。お互いを大事に思っていて一人の人間として尊重しているから別々の道を行っても大丈夫、ということだと受け取りました。

今回、牧サイドが殆ど描かれてないからか?春→牧の一方通行みたいで春田ほんと牧のこと大好きなんだなってなりました。嫉妬する春田かわいすぎる。ドラマ版ではフラフラしててやきもきしましたが、一旦吹っ切れたら一直線なんだね。バカ正直でまっすぐな春田が好きだ!!それに比べて…牧!!春田としっかり向き合ってあげて!!…いや牧もね、わざわざ香港まで行って話しようとしてたんだけど、タイミングが悪かったね…。その後も話し合いしようとしたらことごとく邪魔が入るし。すべてのイベントで最悪の選択肢を選んだ場合、夏祭りで破局に進むって感じでしたね。夏祭りでの喧嘩での春田の一言「一生ひとりで抱えてろよ!」はグサッときました。これずっと抱え込んできた牧にはキッツい言葉だよなぁ…だけど抱え込むことをやめないと誰とも幸せになれないぞ、牧。

牧が仕事で出世しようとするのって、昔からの夢もあると思いますが、春田のためでもありますよね?誰にも文句言わせない仕事してしっかりお金を稼いで、どこに出ても恥ずかしくない存在になりたいって思っていそう。でもそのせいでひとり抱え込みすぎて誰にも助けを求められなくて、過労で倒れても春田に報告もできず。
あ、過労で倒れた時、春田に報告できなかったのって心配させたくなかったからかと思ったけど、春田に言ったら「そんな忙しいGenius7の仕事なんて辞めろ!」って全否定されそうだったからな気がしてきた。

そうすると、今回の喧嘩はやっぱりお互い様なわけで、しっかり話し合って理解し合うことが大事なわけですね。映画観て、一緒に過ごす家族がいるってすごく素敵なことなんだなぁって思えました。

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