入院日記【前編】

20240117

終わっていなかった仕事をかろうじて片付けて、ギリギリで持っていくものを準備する。
必要なもののリストアップ自体は済んでいたので、おそらく抜け漏れはないはず。

言われた通り11時に病院へ向かう。
IKEAのでかいバッグと小さいバッグ両手に抱え、さらにリュックまで背負って歩く。

15分ぐらいかけてようやく到着したので入院受付で手続き。
院内設備を案内してもらいながらベッドのある部屋へ。
途中で体重を測ったら90.6kgであった。一ヶ月で約9kgほど減っている。
これがどういう意味を持つのか、大いに気になるところ。

一度荷物を置いて、部屋着に着替えて設備関係の説明と服薬の説明、スケジュール関係の説明など事務的な説明を受ける。
飲み薬はすでにもらっているもので、糖尿病に関してはインスリンを打っていくとのこと。
やっぱりかぁ、お金がないから長期間になると厳しいだろうな…。

ついでに採血と熱も測る。
37.2℃で微熱、うーん風邪を引いたっぽい。

血糖値を測るやつの使い方も教えてもらった。
パチン、つって指にちょっと穴を開けて、テスターに血を吸わせると機会がチェックしてくれるというやつ。
そこまで痛くはないんだけどちょっと鬱陶しいなという感じ。これを毎食前と寝る前にやるそう。

全体スケジュールを見ると、糖尿病に関する説明や複数人で行う座学(集団教室という)は大体10日前後で終わるっぽい。
丸々二週間というのは正しく血糖をコントロールするための軟禁なんだろうな。

お昼ご飯。
意外なことに塩分の制限はないらしくて、減塩だけど醤油の小袋(5ml)がついていた。
そして白米200g、白いご飯食べるの久しぶり!十六穀米でも全然満足だけど、白いご飯嬉しい。

何より嬉しかったのがデザートにオレンジを食べられたこと。
未明でこそないものの、昼にオレンジをたべた。
ずっと何なら食べていいかよくわかんなかったから、調べてOKとされていたバナナしか食べてなかったんだよな。果物だいすき!

持ってきた荷物の配置を考えながら片付けて、ちょっと検査を受けたりしていたら15時になったので入浴。
9:00-17:00の間で30分だけ入浴できるらしい、思いっきり昼風呂。
一応大ボブ様として、ホームケア用のいいトリートメントを持ってきているんですけど、風呂入って出て30分以内に髪乾かしきるの、結構難しくねえか。
明日以降、ちゃんと戦略的にタイムアタックしていかないと間に合わなさそう。ドライヤー借りれるのはありがたい。

そうこうしているうちに夜。
夜の血圧チェックが入って、上が110の下が90だった。血圧を下げる薬が効いている。

夕飯、の前にインスリンの打ち方を教えてもらって投与。
こちらもそんなに痛いわけではないんだけれど鬱陶しいなという感じ。

夕飯も紐が抜けちゃっていたスウェットに紐を通しながらYouTubeを見ていたら汗が止まらなくなり
「これが低血糖か!」と思いナースコールを押す。人生初ナースコール。
血糖値は危険域まで下がっていなかったので、熱の方が原因だろうとのこと。かなりビビったが良かった。
なったことないので必要以上にビビってしまうな。

日中の検査で、糖尿病の三大合併症のひとつである「神経障害」のうち、知覚神経は問題なかった模様。
良かった。

病室にて初めての夜、なんだかんだで疲れたので眠る。


20240118

2時半ごろに起きる。
多分4時間ぐらいしか寝れていない。

背中にじっとりと汗をかいている。震えやだるさはないので低血糖ではなさそう。
いわゆる中途覚醒というやつだ、おれって寝具が変わるとゆっくり寝られないタイプだったんだ。知らなかった。

なんだか眠れなくてTwitterを見ていたが、おすすめに怖い病気の話ばかりが流れてきて辛い気持ちになってしまったので窓から外を眺める。
ベッドを窓際にしてくれて良かった、外の景色を見るのは結構好きだ。

明け方、ようやく眠くなってきたのでもう少し寝る。
採血と血圧、熱の測定で起こされて諸々お願いする。
寝起き即採血、というのはなかなかどうしてあんまり気持ちいいものではないことがわかったので、できる限りよく寝て、6時に部屋の電気が点くと同時に起きたいところ。

朝ごはん。
予想はしていたものの、やはり朝に牛乳が出る。
おれは牛乳が苦手だ。飲めるんだけれど匂いが本当にキツい。
なので、昨年末から食事を改善した際も、朝食の乳製品はヨーグルト一択だった。(実はヨーグルトもちょっと苦手)
アレルギーとかで飲めない、という理由ではないし、頼めば変えてくれるのかもしれないけれど、栄養士が現状ベストとしてくれているので耐え忍ぶ方向でいこうと思う。

今日は一日の血糖値推移を見るべく、朝から夜まで10回にわけて血糖値を測りまくる日。
痛くはないけどちょっと鬱陶しい、時間が結構ちゃんと決まっているので忘れないようにアラームをかけておく。

事情があり、なろう系の某作品を読みながら日中を過ごす。
横道に逸れまくって全然メインのストーリーが進まないので福井晴敏を彷彿とさせる。
他のもこんな感じなのだろうか?

お昼。
食事を見直す前に”豚しゃぶが食べたいなー”と思ってたんですけど、たまたま出てすごく嬉しい。
そして今日の果物はバナナでした、毎日果物が食べられるのやっぱり嬉しい。

足をケアしないと壊疽する可能性があるらしいのでボディミルクを持ち込んで、お風呂の後に塗って保湿している。
あんまり何かをやりたいという気持ちにならなかったので丁寧にボディミルクを塗る。

今日も座学。
糖尿病がどんなふうに怖い病気か、というのを学ぶ内容だったんですけど、右を向いても左を向いても死、みたいな感じでめちゃくちゃ恐ろしかった。
糖尿病の合併症に、自律神経をやられるというのがあるんだけれど、どうもやられている気がしなくもないんだよな。
最後にリラックスしたのがいつだったか思い出せないし、ずーっと耳鳴りもしているし。
自律神経がやられるということは、無意識で動かしている筋肉(代表的なものが心臓)が動かなくなってしまうことがあり、そうなると当然死んでしまう。
自律神経失調症なんてよくあるみたいな感じ出てるけど、めちゃくちゃ大事なのだ、自律神経は。

少し熱が下がってきていたんですけどまた上がってきてしまった。
免疫力が落ちるというのも糖尿病によって引き起こされることらしく、完全に免疫力が落ちているなという感じ。

見なきゃいけないアニメを少し見て、ちょっとゲームして就寝。


20240119

またしても中途覚醒。
“コロンボ”というお笑いコンビをやっていて、何かのパーティで他の芸人さんにめっちゃ挨拶する夢を見た。

5時ごろ、外を眺めながら昔のことを思い返す。
振り返ってみると、おれは人にずいぶん酷いことをしてきたし、言動の有無に関わらず”おれが存在している”というだけで、誰かの選択肢が阻害されてしまっている。
“きっとおれは、地獄に堕ちるだろうな”と思う。
恐れでも諦念でもなく、ただ事実が事実としてそこにあり、その大きな事実を眺めている感じ。
申し訳ないな、と思うし、おれはもうおれが酷いことをした人の前に現れるつもりはないから、おれのことはいないものとしてほしい、と言っても無理なんだろうな、と思う。

朝になり、ご飯を食べる。
今日も牛乳だ。これもしかして毎日か?結構キツいな…

下肢のレントゲンとお風呂入ったらもう午前中が終わろうとしている。
戻ってきてTwitterを見たらオカダ・カズチカ新日本プロレス退団のニュース。えっマジで?

Twitterを知らない、この日記の読者(がいるのか知らんが)の方はびっくりするかもしれないが、昨年夏頃からプロレスにハマった。
今現在見ているのはABEMAでやってるWWEだが、日本のプロレス情報もまあまあ気になっている。
WWE来てくれないかなーオカダ。SHINSUKE NAKAMURAと不穏な日本人タッグ組んでほしい。

相変わらず微熱が下がらないものの、今日からリハビリがスタート。
リハビリっていっても五体満足だし動かせない部分とかないけどな、と思ったら最低限の筋肉が衰えないようにするやつだった。
久々に体を動かすと結構気持ちがいい。
しかしちょっとした運動でかなり疲れるようになってしまった。弱ってるなあ。

戻ってきて部屋でぼーっとTwitterを見ていたら担当の先生がいらっしゃって、検査結果を教えてくれた。
膵臓の機能は失われておらず、インスリン自体は生成されているとのこと。
もちろん状況次第ではあるんだけれども、退院後にインスリン使用しない可能性もありそう。
めちゃくちゃ朗報だった!β細胞が生き残ってくれていて本当にありがとうございます。

明日からはSGLT2阻害薬という薬を使い、尿から糖を出すことで血糖を下げる薬を飲んでいくそう。
本格的に体内の糖をなくしていく治療が始まる。
さらにもう一点”総合的な機能評価”も該当なし、ということで喜ばしい。
これはどういうことかというと、検査を通じて「基本的な日常生活能力」「認知機能」「意欲」などに問題がなかった、ということで
ひとまず人体の基本的な機能は失われていない、という評価がされたということ。
おれはこの先何十年も、割と一人で生きていくつもりなのでこれも非常にありがたい。これを損ねないようにしないといけない。

夜、もう寝ようかなと思ってふと窓の外を見たら、思ったよりも良かったたので少し眺める。
病院は駅のそばにあって、駅のホームと改札口に加え、近隣の飲み屋などもよく見える。
駅と連絡通路は多数の人が行き交っているけれど、病院の周りにはもうほとんど人影がない。
車はぽつぽつと走っていて、渋滞もなくスムーズに流れている。
煌々と輝く飲み屋の照明、しかし意外とお客さんはいなさそうに見える。
金曜日21時40分すぎの駅前は、思ったよりも静か。

なんとなく音楽を聴いて、ゆるやかに外を眺めていたら満足したので眠ろう。
おれは毎日外の景色を眺めているな、本当に窓際で良かった。


20240120

まだ中途覚醒があり、2時半ぐらいに起きてしまった。
少しTwitterを見たら眠れそうだったので眠る。相変わらず寝具に慣れない。

慣れないと言えば、日中のベッドをどういう形にして過ごせば体に負担がないかも模索中だ。
リモコンで形を変えられるベッドなので、昨日から頭をものすごく立てて、ベッド全体が巨大な座椅子みたいになるような感じで座っている。
が、長時間はなかなか難しいため、備えつけのテーブルを横にして、ベッドサイドに腰掛けるような形での作業も交えるようにした。
人間、同じ姿勢でずっといるのがしんどいようで、数パターンの座り方でなんとか凌いでいる。

相変わらず微熱が下がらないのだけれど、いい機会なので糖尿病に関係なくあらゆる不調を訴えることにした。
まずは粉瘤。おれは粉瘤ができやすい体質なのだけれど、糖尿病に伴う免疫力の低下により、数箇所粉瘤が出現し困っている。
その旨伝えたら昨日皮膚科を手配してくれて、軟膏と抗生物質をもらった。これで治るとうれしい。

次は聞こえの悪さと耳鳴り。
どうも風邪に伴って耳垂れが出てきてしまっているようで、聞こえが悪い。
そして二ヶ月ほど前からほんのりした耳鳴りが止まらないので、これもなんとかならんか聞いてみる。
糖尿病、というより動脈硬化による血流悪化→酸素不足によって、耳の毛細血管がやられる可能性があるらしく
諸症状に耳鳴りも入ってくるんだとか。
なのでついでとばかりに耳鼻科も予約してもらった。

こうなったらとことん全てを見てもらいたい。本当にいい機会なので。

リハビリで教えてもらった自宅でできる運動をやる。
スクワット20回から徐々に増やしていくらしいんだけど、20回って結構しんどくないか。
ぜえぜえ言いながら終了。

入院にあたって、積んでいたいろんなことを終わらそうと思っていて、仕事的なものと娯楽的なものをたくさん用意した。
仕事的なものの中には勉強のための本もあるんだけれど、土日は休みとして読まないことにした。
さらに土日は検査もないので、今日は思いっきりゲームをする日です。

途中で風来のシレン6の注文などを挟みつつ、無事にリメイク版ライブアライブをクリア。
週刊漫画雑誌みたいなごった煮感で面白い作品だった。30年前にこれが出てたんだ、という驚きと
こんな複雑な作品はなかなかメジャーにはなりにくいかもな、と思った。

夜になったのでWWE SmackDownを見る。
今週はちょっと短めだったけれど濃密で面白かった。


20240121

昨日お腹を壊していたんですけれど、今日になって復活、良かった。

天気が悪い外を眺めながら過ごす。
今日の朝ごはんはハズレ、卵焼きが甘かった…。
どうにも好みと合わない場合は結構キツい。

入院中、仕事はしないように言われていたんですけれど
どうにも気になってしまって少し仕事をする。週一だけだから許してほしい。

このところ血糖値を測っていて思うのが、どうも薬の効果が出てきていて、少し血糖値が下がりつつあるっぽいということ。
血糖値めちゃ高ヒューマンから血糖値ちょい高ヒューマンになってきている。喜ばしいこと。

仕事しようかなと思ったんですけど今日はまあいいや、となったのでゲームをする。
ドラクエの前にUNDERTALEを終わらせなければいけなかったことを思いだし、少し遊ぶ。

入院中に難しいこと、いくつかあるけれどもその最たるものが運動だと思う。
外にも出れないし、院内をうろうろしていてもいくところなく、歩数もたかがしれている。
そんなわけで1日に4回も談話室に赴いており、何をするでもなく外を眺めている。

談話室でダラダラしていたらスマホに通知。
うちは後付けのオートロックを導入していて、施錠と解錠の度にスマホに通知がくるようになっているんだけれど、なぜか施錠の連絡だけ2件。
おれは一人暮らしで、当然ながら合鍵もない。まず誰かが鍵をいじる可能性はゼロだし、そもそも施錠通知のみくるのも謎。
激しくビビって同じアパートに住む友人に連絡したところ、人がいる気配はなさそうとのこと。
調べたらたまーにあるバグみたいなので、解錠もされていないし一旦静観することに。

UNDERTALEに戻る。
Gルート途中、ふじみのアンダイン戦が全然突破できない。
不貞腐れて寝る。


20240122

今日は10回に分けて血糖を測定する一日血糖測定日。

朝ごはんで温泉たまごと卵かけご飯が出てきたんですけど、入院前にちょうど「卵かけご飯が食べたいなあ」と思っていたのですごく嬉しい。
卵は貴重なタンパク源なので、積極的に食べていいらしい。

眼科を受診します。
糖尿病の三大合併症の内のひとつ、糖尿病網膜症にかかっていないかどうかを確認、一旦網膜症の症状は出ていないらしく安心する。
目や耳、五感に関してはやはり失うのが怖い。

検査の時「瞳が開きやすくなる目薬」なるものを差されたのだが、これがめちゃくちゃしみる。
そして手元のものがぼんやりとしか見えず、スマホの文字が全く読めなくなる。
離せばなんとか見えるんですけど、物の見方はほぼ老眼に。なんとこれが4-5時間続くらしい。マジかよ。

戻ってきたら院内放送で「コードブルー」が発令されていた。
コードブルーというのは病院内で心肺停止かそれに類する状況が発生した時に発令されるコードで、お医者さんみんな来てください、という意味を持つらしい。
なぜブルーなのかというと、循環不良(チアノーゼ)によって肌が青くなるのが由来だそう。
数分で解除されたので、おそらく何らかの処置が施され、蘇生が完了したのだと思うけれど、それにしてもなんというか、インパクトがある出来事だった。

部屋でぼーっとしていて、今の状況を日記に残しておいた方が良いな、と思いこの日記を書き始める。果たして退院までに書き終わるのだろうか。

夜。
これまで夜に2本打っていたインスリンが1本になった。大変喜ばしいですね。
インスリンにはその効果が出始める速度によって、即効型や遅効型などいくつかの種類がある。

おれの場合、夜ご飯で血糖値が上がるのを抑える超即効型のを1本と、夜寝ている間に効いてくる持効型の2本を打っていたのだけれど
持効型の方を打たないことになった。内服薬で対応可能な状態になっていているよう。

そもそもインスリンとは?という話をすると、血中の糖を調整して一定に保つような働きをしてくれるホルモンのこと。
このインスリンは人体の中で膵臓しか作ることができなくて、今のところ高くなった血糖値を下げてくれるのはインスリンしか存在しない。
血糖値がずっと高いということは何らかの理由でインスリンが不足しているということで、それを補うには体外から入れるしかなくて
最も吸収効率がいいインスリンの摂取方法が「おなかに注射して入れる」という、糖尿病患者の仕草としてみんながよく知っているアレである。

基本的に朝昼晩、晩は2本だったので一日4本。
血糖測定も手に穴開けて血を出すのを一日4回やるので、合計で8回ほど毎日体に何かを刺していた。
一回一回がそんなにしんどくない(インスリン注射も全然痛くはない)けれど、好きな行為ではなかったので、一回でも減るのはとてもありがたい。

先週末にお願いしていた耳鼻科にようやく行ける日だったんだけど、糖尿病教室の時間とバッティングしてしまい、診察のみでタイムアップ。
耳はかなりひどい状態で、洗浄と点耳が必要とのこと。耳鳴りもこの汚れが原因と思われるらしく、明日から洗浄を始めることに。
耳掃除をしすぎて耳鼻科にお世話になりまくってる人間なので、本当にすみません、という感じ。

持ってきた服をあらかた着てしまったので洗濯に。
病院の洗濯機が思った以上に貧弱でかなり苦戦。
コインランドリーを使える時間が終わってしまったのでベッド周りのいたるところに洗濯物を干しまくり、明日の朝まで様子を見る。
乾いてなかったらまた明日乾燥だなあ。

一日血糖値を測って徐々に下がりつつある。
今日は不思議な目薬を差したり耳鼻科に行ったり糖尿病の勉強会に出たり洗濯したりで疲れた。
早く寝よう。


20240123

朝の血糖を測定。82!
なんとまさかの”低め”で出てくるとは思わなかった。
着実に良い方向に向かっている。

今日は火曜日なので21時からWWE RAWです、楽しみ。
さらに今日は18時半から後楽園ホールで行われる新日本プロレスの興行も無料配信とのこと。
いっぱいプロレスが見られてとてもうれしい!

血圧もかなり改善傾向にある。
元々高血圧はめちゃくちゃ言われていたんだけれど、今日なんか125-73という数値で、正常血圧に近い値になってきている。
減塩とダイエットの効果だと思う、これもありがたい。

今日は心臓のエコー検査と、耳鼻科の受診が待っている。
エコー検査はまあまあ時間がかかる上に、同じようなところを何度もぐりぐりされると、その部分がものすごい悪いのかもと思い非常に怖くなってしまうのでかなり嫌だ。
耳鼻科もかなり待った末にようやく呼ばれ、ひとまず掃除してもらう。かなり聞こえがよくなって助かる。

昼頃、少し複雑なことを言われる。
明日から飲み薬が増えて、今日の昼はインスリンがなし。夜はインスリンがあって、明日からは朝と昼だけインスリンを打つことになるらしい。
さて、この中で嘘をついているのは誰でしょう、みたいなクイズか?

内服薬の話もしておこう。
今飲んでいるのが
・尿から糖を排出させる薬
・膵臓に働きかけてインスリンを分泌させる薬
の2つで、明日から増えるのが
・糖を作らせず、吸収させず、筋肉に取り込ませる薬
で、合計3つになる。

夜ごろ回診があり、今日の心臓エコー検査は問題なしとのこと。
そして先生から「退院後はインスリン注射なし、内服薬だけでいくつもりです」とのこと。
うおお、多分インスリン注射必要となるとかなりお金かかるだろうからこれは本当に良かった。助かったなという気持ち。

が、他数値として尿酸値の高さを指摘される。
以前から痛風を患っているので尿酸値は高く、健康診断の結果でも尿酸値かなり高いなとは思っていたので指摘があるのも納得。
ただ、食事で数値の改善が見られるそうなので、ひとまず様子見することに。

▼ここからプロレスの話▼ (プロレスの話はいいや、という人への配慮)

夕食後、新日の後楽園ホールイベントを見る。
今現在の日本のプロレスをちゃんと見るの初めてだったので、どんな感じなんだろうと楽しみにしていたのだけれど
初戦のヤングライオン(新日の若手はヤングライオンという)とベテランのタッグマッチからものすごく見応えがあり、非常に面白かった。

毎週見ているWWEは大げさな技が多く、ストーリーラインや試合外での関係性、ショービズとしてのプロレスの側面が強く、ケレン味たっぷりで派手なヒーローショーを毎週見ているような気分になるけれど
新日のプロレスは”どちらが強いのか”や”本気の力比べをする”といった側面が強く、非常にパワフルだった。さすがストロングスタイル、という感じ。

そして面白かったのがWWEはやはり個々人が”スーパースター”であるが故に我の強さがすごく、だからこそカリスマばかりが揃っていると思うのだけれど
新日のプロレスは敵味方関係なくものすごくコンビネーションプレイのバリエーションが広く、めちゃくちゃ見事な連携を見せまくってくれる点がとても魅力であった。

新日が野毛道場という、多摩川沿いの道場でみんなで練習しているしているのは有名な話だけれど
WWEは個人で練習するのが基本、というのを中邑真輔が言っており、そういう差もありそうだよなあと感じる。
仕事仲間ではあるけれど、ファミリーではない感じ。

時間になったのでそのままWWEに流れるも、一時間もたずに寝落ちしてしまった。

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