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240929 ボケルバ新人王決定戦。が終わりまして。

先日、9月29日(日)に「大喜利カフェ ボケルバ」で開催された
「ボケルバ新人王決定戦 2024(以下、『新人戦』と略します)」に参加してきました。

・2023年4月1日以降に生大喜利を始めた人
・過去にボケルバ新人戦に出場したことがない人
・エントリー時までに大喜利カフェボケルバに来店したことがある人

エントリー資格。至極シンプル…

日々大喜利ができる場を提供し、大喜利界隈の最前線を発信し続ける「ボケルバ」さん主催の大会ということもあり、自分も『出てみたいな』という気持ちを抱きました。

エントリー開始は確か、9月1日の22時。
時間になって応募用のTwiPlaを開くと、既に応募人数の半分くらいは埋まっていました。

あわてて自分もエントリー完了。
なんとか参加資格を得れてひと安心です。
ほっとしたところで改めて、参加者にノミネートされている方々を確認します。どんな人とご一緒するのかな~♪

…えっ、みんなめちゃめちゃ強くない……?

率直にそう感じ、身の引き締まる想いがしました。

大会当日まで

そんなわけで、新人戦に向けて自分を仕上げていきたく
まずは大喜利に触れる機会を増やそうと思い至りました。

9月は色んな生大喜利会にお邪魔しました。
↓挙げていくとこんな感じです。改めて見ると9月20日以降、新人戦まであと1週間程度、てなところからの追い込みが凄い(当社比)。

・車座と歌会 第4回(9月8日)
・大喜利固有名詞杯(9月14日)
・ENDLESS 7.5周(9月15日)
・ttto(9月20日)
・初秋の即席タッグ祭り(9月21日)
・中野区役所で大喜利をしよう!(9月23日)
・ボケルバカジュアルマッチ(9月25日)
・ボケルバ 9月28日夜の部 ※車座(9月28日)

わたしのぐーぐるかれんだー

あと、新人戦の組み分けも事前に発表されました。
新人戦は、予選→敗者復活戦→本戦→決勝 の順で進むのですが、一番最初の予選ラウンドの組み分けを決める抽選が配信されていたので、リアルタイムで観ていました。
自分が入ったブロックは、その面々の名前を見るだけで明らかに強豪揃いだとわかるような感じで、ぶっちゃけ内心かなり構えてました笑
ワンチャン勝ち上がれたら……と思いつつ、それよりももっと大切なことがある気がしていましたが、あまり口には出さずにいました。

新人戦当日

そんなこんなで新人戦当日。
数日前から謎の眼痛と頭痛に見舞われながらも、自己治癒力とバファリンのおかげでなんとか治りました。よかった。
秋葉原駅に着いて、お昼を食べ終えてボケルバに向かいました。
その道中、なんだか胸のあたりがつかえて、足取りも重くなってきているのを感じました。

明らかに緊張しているのが自分でもわかりました。
今からバックレたら怒られるかな、とか邪な考えが頭を過ぎりつつもボケルバに着きました。

時間がくると、主催の方からルール説明や、今回審査員を務めてくださる方々から挨拶がありました。
楽しげな雰囲気の中、予選ブロックがスタートしました。

自分の出場する予選ブロックまでを観ての感想。

みんな、『自分の思う面白さ』をしっかり追求して体現していてすげぇや…。

大喜利界隈は、自分より若い人がたくさん活躍している印象がありますが、今回の新人戦も例に漏れず。
若さあふれる、自由で爆発力のある発想から繰り出される回答に何度も感嘆しました。
いっぽうで自分と同世代とおぼしき人たちは、大人ならではの地に足着いた思考で戦っていて凄い。
…と思っていたら至極アホなことも言えたりして、大人ってすげー!と思わされる身の振り幅でした。

そんなこんなで自分の出る予選ブロックがスタート。
最初にフリップに名前を書いて自己紹介。
名乗る前に軽く、『つかみ』のようなことを言ってみました。
自分が初めてボケルバにお邪魔した時にも同じつかみをやっていたので、この新人戦でもやっておきたいなと思っていました。

そこで順調に滑り出せればよかったのだけど、肝心の回答はと聞かれると……でした。
自分の予選ブロックが終わったあと、実はちょっと心が折れて、飲み物を買いに行く口実で外に出ていました(だから自分の次の予選ブロックは見れていないのです…出ていた方々ごめんなさい)。
また戻るのちょっとしんどいなと感じていたのですが、なんやかんやで再びボケルバの入口前に戻ってきました。
次の予選ブロックが行われている最中で、中に入ることは憚られました。

ドアのガラス越しに中を見やると、壇上で戦っている人たちの姿が目に映りました。
ギャラリーは見えなかったこともあり、自分にはその姿が『見ている人を笑わせる』よりも『自分の発想の限界を超えよう』としているように見えました。

そういえば、自分もそんなモチベーションでこの大会に臨もうとしていたことを思い出しました。
周りと戦おうとしてダメで落ち込んでいたけど、まずは過去のウケなかった自分を超えるところからだろ。
思えば、先ほどの予選ブロックでは周りについていくのに必死で、まず『自分が好きだな』と思える発想や回答をしたいなと思い直しました。
予選ブロックを通過できなくても敗者復活戦があるし、そこでは自分なりの発想で、「これ好きだな」と思える回答を1つでも多く出してみよう。

そう思い直せたところで予選ブロックが終了。
出場者の転換が行われるタイミングで、自分も再び店内へと身を投じました。

結果、予選ブロックと敗者復活戦、いずれも通過できず…でした。
ただ、少し肩の荷が解けたのか、本戦以降はさらに楽しく観ることができました。
決勝の拍手審査では大差がつかず、甲乙つけ難い状況が続いて延長戦に次ぐ延長戦。
ロジカル VS ファンタジーとでも言える異種格闘技戦、若者どうしの新鮮で熱い発想がぶつかり合う対戦…。
その全てがベストバウトでした。

優勝者が決まった後は打ち上げ。
届いたピザやオードブルを食べたり、「ボケルバ」と同じビルにあるクイズバー「スアール」の方がやって来て、クイズ大会と称したレクリエーションがあったり。
自分は人見知りが邪魔して、かつ「若い人も多いしな…」と遠慮したこともあり、フロアの隅に居ることが多かったのですが、大会を終えて様々な感情が入り乱れつつ、盛り上がりを見せるこの場に自分を置いてもらえていることをうれしく思いました。
もういい歳だし、外の世界との繋がりはどんどん減っていって身を固めていくべきなのかな、とも思っていたのですが、まだまだこうした場に巡り合うこともあるんだなとか感じました。

ふと、1冊のノートが置かれているのが目に留まりました。
対戦が繰り広げられている間ずっと、主催の方が票数をメモしていたノートです。
自分の出た予選ブロックはどうだったのかな、と気になりました。
見たいけど見たくない。0票だったらちょっと落ち込むし、きっとそうだと思っていたので。
そんな自分の迷いをよそに、同じくノートを見ていた他の人がページを捲ると、自分の出た予選ブロックの結果が目に入ってきました。

お題が3つあったうち、2問目で自分に1票入っていました。
一緒に戦った人たちはさらに多くの票を獲得しており、全く歯が立たなかったのですが、自分にとってはとても嬉しい1票でした。

今年の5月に「大喜利天下一武道会」という、大喜利の大会に出場しました。
そこで自分は、他の人から1票も貰えずに敗退しました。

あれから5か月ほどあくせくやっていたら、0票が1票になりました。
微小な歩幅ながらも、一歩前進できたのかなと思えました。
審査の時は顔を伏せていたので、どなたからの票なのか分かりませんが…自分に1票を投じてくださった方、有難うございました。

おわりに

そんなわけで、新人戦…

出てみてよかったという感情しかない!!!

まだ生大喜利を始めたての段階で、同じくらいのキャリアをもつ人たちとご一緒できたのって、やっぱり貴重だし凄く刺激になりました。
今後も何度もご一緒することになると思うので、その時はどうぞよろしくお願いいたします!!

そして、今回審査を務めていただいた皆さま。
色々悩まれる局面もあったのかな?と思いますが、真摯な審査をいただき有難うございました!

そしてそしてなにより、優勝した吉村さん!
本当におめでとうございます……。
実は、自分がはじめてボケルバにお邪魔したときもご一緒した記憶があり、またどこかでご一緒できたら嬉しいと勝手ながら思っていました。
今回、こうした形でまたご一緒できて嬉しかったです。

あと、自分と同じ予選ブロックで戦わせていただいた皆さま。
お疲れ様でした&有難うございました!
強豪揃いって前評判に相応しく、熾烈な回答が飛び交いまくってるなー、と横並びにいつつ感じていました。
今後、これだけ強い人たちと一斉に横並びで戦える機会もそうそう無いよなぁと思えて貴重でした。

そしてそしてそして、大会を開催いただいたボケルバスタッフの皆さま!
こんな素敵な大会を開催いただきありがとうございました。
新人戦はこれにて出られなくなってしまいましたが、また別の大会に参加させていただく際はよろしくお願いします。

新人戦の余韻が、すこーしずつ体から抜けつつあるのを感じる今日この頃。
次はどんな喜利会にお邪魔させてもらいましょうかね。ちょっと先のことを再び考え始めつつあります。

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