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親指シフト導入法

はじめに

この記事は小田原市内ワークスペース回遊イベント「オダワラワークデイズ 2024」期間中に「Workcation House U」(根府川)で行ったセッション(「弁護士が推す “親指シフト”で文字入力を楽しよう!」〜こころとからだに優しい、ものぐさタイピング術を紹介します~)の備忘録として作成したものです。メモ書き程度ですが、情報をまとめておきます。


親指シフトとは

親指シフトは、日本語の「かな」を入力するためのキー配列規格の一種である。かな2文字を1個のキーに割り当てていることが最大の特徴である。 親指シフトキーボードは、親指シフト入力のための独特な配列のキーボードをいう。

ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/親指シフト
親指シフトの配列表

どういうものか

ひとつのキーに3つの文字を割り当て

(例)「F」キー
① そのまま押す「け」
② 左シフトキー「スペース」と同時押しで「ゅ」
③ 右シフトキー「かな」と同時押しで「げ」

シフト表の読みく方

下段 ・・・ そのまま押す(反対側のシフトキーと同時押しで濁点付き)
上段 ・・・ 同側のシフトキーを同時押し

メリット

  1.  打鍵数が少ない : 早い、考えないでしゃべるように打てる
     入力例)医師会の加盟医院はときどき休診 

  2.  キー配置のバランスが良い : ホームポジションからの移動が少なく、左右のバランスがよく、身体が楽(肩こりしない)
     入力例)ポイントカード

  3.  (必然的に)ブラインドタッチができるようになる

  4.  コストがほとんどかからない

  5.  いったん修得すれば、一生モノ

必要なもの

  1. パソコン 
    〜 Mac・Windows どちらでも

  2. 設定変更 
    〜 日本語キーボードをそのまま使える
    ① キーのマッピング変更用のアプリをインストールする方法
    ② キーのマッピング変更用のデバイス(かえうち)を接続する方法 
     ※ 設定はいつでも瞬時にローマ字入力に戻せる

  3. 親指シフトの配列表
    〜 印刷して名刺大にしてもっておく、貼ってもよい。

  4. 切替までのモチベーション
    〜 2日目 一応打てるようになる 5日目 
     ※ 一気に切り替えるのがコツ

(参考)不要なもの
専用キーボード
キートップシール

親指シフト導入法 for Mac
(Lacaille+Karabiner+ORZレイアウト)

参考となるサイト


導入方法(Mac)

  1. Lacailleのインストール

  2. Karabinar-Elementsのインストール

  3. ORZレイアウトにする場合は、下記を参考に設定ファイルをそれぞれに読み込ませる。

(補足) Karabiner-Elementsの .config フォルダはアプリから開く

Karabiner-Elementの起動画面

必須: Lacaille

親指シフト(NICOLA)のエミュレーター 
【機能】「F」というキー入力を「KE」に変更するもの(なので、パソコン(OS)側ではローマ字入力として扱われている)
  ※ 設定から、自分でキーの割り当てを好みで変更できるので便利。

お好み: Karabinar-ElementsとORZレイアウト

キーマッピング変更アプリ(Karabinar)と、キーボードの右半分を1列右にずらすとそのプロファイル(ORZレイアウト)
・これによって、キートップにある刻印の「J」物理キーを「H」とは読み替える
・「6 Y H N」の列からひとつ右にずれ、一番右の各キー(¥ [ ] _ )は中央の抜けた列に入る

ORZレイアウト時のキー配置

なお、親指シフトを始めたい方の相談もぜひどうぞ。気軽に連絡ください。Macへの設定は順調にいけば10分程度と思います。あとはどれだけ楽をすることに労力をかけるかというモチベーションです。

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