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191219 余談

安心できる生活の深淵に潜む、ぼくを不安と恐怖に押し込めてしまう境界線。

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完全に私自身の死活問題の話。これがあると安心して生活する気になる、これには不安と恐怖を感じる、と単純なものですが。


【際限のない眠り】生まれた時から良く寝る。とにかく寝る。どこでも寝られる。幸せなこと。
【常備薬】身体の内の痛みや苦しさはなるべく和らいだ方がいい。
【温かい食事】最大の幸福。
【無糖の紅茶】季節のせいか、温かい飲み物も嬉しい。某「おいしい無糖」はおいしい。嘘ではないのだけれど、誰も信じてくれない。
【こちらを覗く野良猫】常に探して歩いているので、高確率で目が合う。睨み合うこと数秒、何も起きず、こちらの心が折れる。
【感情を補う音楽】前提:愛すべきもの。 メロディは現実を忘れさせ、誰かの歌声は心を動かす。歌詞に涙し、笑顔になる。感謝。
【耳鳴りのみの静寂】笑ってしまう程に静かで、落ち着けば、普段は聞こえない筈のものが聞こえてくるような、それほどまでの静けさは美しい。
【ファンタジー】今の私を生かしている架空の世界、事象のこと。手に取る小説はどう足掻いてもこればかり。


【鬱気を乗せた満員電車】毎朝、毎朝、混沌は繰り返される。夜もまた然り。どんなに押されても中身をこぼさない人の体の丈夫さに、かなしさを覚えた。
【都会の騒音】無数の環境音が不協和音を奏でて、イヤホンなしでは耐え切れぬ、襲い掛かるようなそれに、目の前が眩む。
【人の声】すべてを聞き取って理解できないことに恐怖を覚える。私の後ろで、横で、前で、何を話しているか明確にするか、もしくは黙々と生活していればいいのに。
【笑い】不安感を倍増させる。自分に至っては、笑顔も笑い声も、何年たっても下手くそで、手放したくて仕方がない。
【視線】泳ぎ、泳ぎ、下を向いては苦しくなり、上を向いては眩しさに命乞いをし、左右を向いては知らない別の視線に心をすり減らしている。
【レシートだらけの長財布】管理を怠った結果。
【散らかり続ける6畳間】その中央で立ち尽くす。すべて火にくべたならどうなるのだろう。
【他人の幸福】あなたの努力の果ての喜ばしいことが、この怠惰な身に暗く影を堕とす、無力で無気力な私は私に絶望する、その種。

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